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2016年06月07日

2016/6/7 トヨタ自動車 3代目エスティマ ビッグマイナーチェンジ

2016/6/7 トヨタ自動車 3代目エスティマ ビッグマイナーチェンジ この記事は、トヨタ エスティマをマイナーチェンジについて書いています。


 現行型が発売されてちょうど10年。モデル末期でありながら、2度めの大規模なフェイスリフトを受けたエスティマ。ファンとしてはフルモデルチェンジが待ち望まれているものの、このタイミングでのテコ入れは、どのような思惑があるのだろうか。




 トヨタから「天才タマゴ」と呼ばれ、ワンモーションフォルムで登場した初代エスティマ。2代目からエンジンの搭載位置を変更したものの、独特のデザインを保ちつづけている。以前はミニバン=ワンボックス=商用車の派生というイメージがあったけれど、それを払拭するべく乗用車専用として開発された初代は市場に大きなインパクトを与えたと思う。ミニバンに対してスポーティ、またはグランドツーリングとしての要素を加えたことは、現在のミニバンの付加価値として重要なポイントになってきている。
 そんなエスティマも、3代目が発売してすでに10年。兄弟車のアルファードやヴェルファイヤはとっくにフルモデルチェンジを済ませ、スポーティなミニバンもオデッセイやなど市場に増え続けている。ただワンモーションフォルムはエスティマ唯一無二。スポーティミニバンのパイオニアとして重要な立ち位置であるエスティマはどのように進化していくのだろうか。



前期型


中期型


後期型


後期型ハイブリッド

 まずは外装から。今回のビッグマイナーチェンジの肝であるフロントのフェイスリフト。中期型ではヘッドランプ、グリル、バンパーが変更されたのに対し、今回はボンネットやフェンダーまでも変更されている。初期型のアクの強い顔つきから、初代エスティマルシーダ前期型的な保守的な表情に変更されたものの、再び初期型のようなアクを取り戻しつつある。ただ、昨今のトヨタデザインとして大型グリルやキーンエッジを取り入れたことにより、真新しいイメージを得ることが出来た。大きなグリルとやや隆起したボンネットからフロント周りのボリューム感が増え、ボディ全体とのバランスが良くなってきているように思う。ボディサイドのデザイン変更はないけれど、変更されたフェンダーによって違和感なくマッシブなデザインに変えてきている。
 また、今回のハイブリッドはヘッドランプとエンブレムの違いのみで、これまでのようにバンパーを差別化されてはいない。



前期型


中期型


後期型


後期型ハイブリッド

 続いてリア側。フロントと比べると変更点はかなり少なく、テールランプのデザイン変更のみ。ハイブリッドはクリアテール化されて差別化していたのも今回はなし。ハイマウントストップランプのクリア化とトヨタエンブレム、グレード名のバッチのみ変えられている。



マイチェン前


マイチェン後

 そして内装。大きなレイアウトの変更は無いが、メーター周りが深くラウンドする形で抉られた形状になったため、圧迫感が減ってきている。




 装備については衝突回避支援パッケージ「トヨタ セーフティ センス C」を全車標準装備化し、スプリングの変更や、一部グレードにてパフォーマンスダンパーを追加。オプションでブラックルーフを選択できるようになるなど装備が充実していく一方、3.5LのV6や通常グレードが廃止されている。ハイブリッドとアエラスの差別化が減少し、部品の共有化によるコストダウンが図られているが、選択肢が少なくなってしまったのは残念。




 モデル末期でありながらビッグマイナーチェンジを迎えたエスティマ。2018年にはフルモデルチェンジされるとの噂もあるけれど、それまで生産中止にすることもなく、改良するという選択肢をトヨタは選んできた。グレードの減少や共有化が進んだのは、リスクを少なくしつつ、イメージの一新を狙いたかったはず。
 ファンとしてはすでに3代目を所有する人も多いはず。わざわざ3代目に乗っている人がモデルチェンジを控えていながら、この後期型にわざわざ乗り換えることも考えにくい。そう考えると、今エスティマに乗っていない新たな客層のために、このマイナーチェンジをしたのだろうか。エスティマの競合車種としてはホンダのオデッセイを筆頭に、同じトヨタの上級派生車種であるアルヴェルがあり、中級ミニバンのエスクァイアも増えたことで肩身が狭くなってきている。特にエスクァイアの存在はノア、ヴォクシーからグレードを上げたいユーザーにとって受け皿になっている分、エスティマと立ち位置がかぶってきてしまっている。それでもエスティマに力を入れてくるということは、このワンモーションフォルムの良さを、今でもトヨタとユーザーが求め続けているからなのだと思う。



R34


V35

 モデル末期のビッグマイナーチェンジと言うと、R34スカイラインでも行われていた。バンパーのデザインをV35に近い形状にし、R34のイメージとはやや合わないチグハグな印象があったけれど、V35の橋渡しとして必要なクッションでもあったはず。
 実際、4代目エスティマが発売されるかは確定情報が無いので、場合によってはなくなってしまうかも知れない。次期型が出るかはこの後期型の売れ行き掛かっているところがあるので、4台めへの橋渡しとして後期型が好評になってもらえるよう祈りたい。
ブログ一覧 | ニューモデルレポート | クルマ
Posted at 2016/06/11 17:24:45

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