
この記事は、
トヨタ、プレミオ と アリオン をマイナーチェンジ…フロントデザインを刷新について書いています。
トヨタ自動車と富士重工の共同開発で生まれた86とBRZが、8月1日にビッグマイナーチェンジされることを発表された。デビューから4年めにしての初の大幅改良を受けることになり、時期的に後期型になると考えて良さそうだ。

トヨタ86 前期型

トヨタ86 後期型
いつもどおり、フロントの比較から。変更点はヘッドランプ、バンパー、フェンダーガーニッシュの3箇所。ランプは流行りのLED(全グレードにて採用)を取り入れて今風に、ノーズを低くし、グリルは横に広く伸ばしてよりワイドアンドローな印象に。以前はフェンダーのラインと一体感をもたせたバンパーだったけれど、それを断ち切ったデザインに。一気にロングノーズ感が増え、LFAに近くなったバンパーデザイン、2000GTを意識したサイドウィンドウを見ていると、現代の2000GTぽっさが感じられるようになってきた。代わりに86らしさが減ったけれども……。

レクサスLFA

トヨタ2000GT

スバルBRZ 前期型

スバルBRZ 後期型
続いてBRZ。こちらも86と同じく3箇所が変更されているが、デザイン自体は従来とほぼ同じ。ただ、ヘッドランプの内側の形状が尖っており、86に近い印象になった。またLEDはコの字の形に配置されており、水平対向のイメージを取り入れたとのこと。

トヨタ86 前期型

トヨタ86 後期型
今度は86のリア側。最近のトヨタのビッグマイナーチェンジと同様に、変化点はテールランプのLED化ぐらいでバンパーの変更はなし。GTリミテッド専用のリアスポイラーはダックテールタイプからGTウィングタイプに変更。アンテナがシャークタイプになっているのは、ちょうど1年前のマイナーチェンジでの変更点。

スバルBRZ 前期型

スバルBRZ 後期型
BRZもリアの変更はテールランプのLED化のみ。ヘッドランプは86とBRZで差別化されているけど、リアランプは共通? リアスポイラーは86前期と同じものがオプション設定されるのみだったが、今秋追加される新グレードのGTに86のGTウィングタイプと同じものが追加されるもよう。

トヨタ86 前期型

トヨタ86 後期型

トヨタ86 後期型 メーター
インパネ周りは、形状の変化は少ないものの、カラーリングの変更でやや落ち着いた印象になった。ステアリングやダイヤルの形状が変わり、3連メーターの右側は液晶タイプに変わったおかげでGモニターやストップウォッチが表示できるようになっている。
パワートレーンはMT車のみ吸排気系を改良。インマニとエキマニを変更し、最大出力を7PSアップし、トルクも7Nm増量。とくにインマニは素材がアルミ製になるだけではなく、赤ちぢみ塗装がされてまた、ファイナルギアを4.1から4.3に変更しローギアード化。スポーツカーでも燃費を重視される傾向がありながらも、加速重視のセッティングにされている。
ボディ剛性の強化としてリアピラーのスポット打点の追加やサスペンションの改良され、SACHS製のダンパーが用品設定からメーカーオプション扱いに変更。
姿勢制御装置のVSCも制御の仕方を変更。自然なアシストになるよう、無理に安定させようとはしなくなったとのこと。また、「TRACK」モードを追加し、スタビリティの限界まで介入しないよう設定できるようになった。
そしてグレード体系。スバルのBRZのみ前述のSACHS製のダンパーとブレンボ製のブレーキキャリパーを備えたGTが追加される。このグレードのみ発売が秋にずれ込むものの、このグレードのみの装備になるブレンボは魅力的。価格差はBRZ Sと比べて34万5600円も差があるが、86にオプションで用意されているTRDキャリパーが54万円することを考えると安価に思える。
ただcarviewのレビューによると、タイヤをよりグリップ重視のものに変更するのでなければBRZ Sでも十分とのこと。タイヤ自体はSとGTで同じものを使っているため、GTにしてもタイヤの性能がボトルネックになってしまうらしい。とは言え、GTもまだプロトタイプなため、まだまだ改良点が増えてくるかもしれない。

86レーシング

BRZ Yellow Edition
また、公式サイトのグレード一覧には載っていないが、コンプリートカーや限定車の発売も決定している。
86はワンメイクレース向け車両としてロールバーや4点式シートベルトなどを標準装備したレーシングを、BRZはGTグレードに専用のイエローの塗装を施したYellow Editionを発売予定。とくにYellow Editionは100台限定なので希少度が高い。
90年台は各社がこぞってスポーツカーを発売していたが、2000年台は高級GT路線かサーキットに特化した車種ばかりになってきてしまった。86が復活するまでの間は安価なスポーツカーは殆どなかったけれど、業界最王手のトヨタが86を出したことによって他社も追従するようになってきた。
とはいえ、86の名前のわりには高価だと言われていて、スタンダードなグレードで250万円、上級グレードは300万円もする。ホンダのCR-Zもマイナーチェンジで安価なグレードをなくして300万が当たり前。90年台頃までは200万あればそこそこのスポーツカーが買えただけにまだまだ座敷が高い。86も初期はモーターベース車両としてエアコンまで取っ払った最安価グレードが200万切っていたけど、さすがに売れなかったみたいだ。その後も86レーシングなどモータースポーツベースは出し続けているけども。
徐々に86も高級路線に進んでいる気がするけど、多分これはS-FRのデビューが控えているからかもしれない。こっちは86というよりヨタハチのようなデザインだけど、ボディ寸法は当時のAE86に近いサイズ。MR-Sとくらべてもほぼ同じサイズだし、価格も200万円前後まで詰めてくれるかもしれない。
なんだかんだで発売から4年。CR-Zは生産終了が発表されて、ロードスターがモデルチェンジした。86もこれから後期型になっていくけれど、スポーツカー市場を牽引していく立役者であり続けてくれるはず。そういえば、86の前期型ではウィンカーがバンパーの下部についていて、ちょっとでも車高を落としてしまうと規制に引っかかってしまったけど、後期型ではヘッドランプに移動。ユーザーの意見を取り入れつつ改良され続けているので、末永いモデルとしてまだまだ成長していきそうだ。

S-FR
Posted at 2016/07/11 14:31:04 | |
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