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この記事は、三菱、アウトランダーを全面改良について書いています。



　かねてから発表されていた新型アウトランダーがついに発売開始。ボディサイズやグレード構成は大きく変更せず、正常進化という形でデビューした。




　今回のトピックは軽量化やアイドルストップ、衝突被害軽減ブレーキシステム等の採用によるモダナイズ化。「大き過ぎないサイズに7人乗り」という特徴はそのままに、時代の流れに合わせた改良が加えられた形だ。
　モダナイズ化のために図られたのは、燃費と安全性の向上。燃費のために車重は100kg以上軽量化され、新型の最重量モデルと旧型の最軽量モデルが同等の重量に。あわせてパワートレーンも一新され、アイドリングストップを全モデルに標準搭載した。これにより2WD車で約15％、4WD車では約22％ほど燃費が向上したとのこと。
　安全性の向上のために三菱が撮った手段は、e-Assistという、事前に事故を予防する自動制御システムの開発。レーダークルーズコントロールシステムや衝突被害軽減ブレーキシステム、車線逸脱警報システムを組み合わせた予防安全技術だ。　AYCなど電子制御による飛び道具を開発してきた三菱らしい手段だが、ライバルのスバルは同等の機能を持つEyeSightを開発済み。もともとスバルは電子制御に頼らないメーカーだったように思うが、今回は三菱が追従する形となった。




　グレード構成は2.4リッターの4WDが3種類、2.0リッターの2WDは1種類。2WDのグレードでエンジンサイズを小さく設定するところはデリカＤ：５と同じ。パワフルな4WDと経済的な2WDと住み分けているが、ユーザーの中には2.4リッターの4WDを望む人もいそうではある。ちなみに2009年に廃止された3.0リッターエンジンは復活せず、エアロバージョンのROADESTも廃止された。
　また来年のはじめにはプラグインハイブリッド仕様を発売するとのこと。電気自動車を推し進めていた三菱にとってハイブリット車の発売は初であり、大きな期待がかかっている。




　8月末に発売した新型ミラージュから、およそ2ヶ月のペースでリリース。ここ数年の間、三菱から発表される新型車はOEMばかりだったので、自社開発の新型車の発売はうれしい。
　逆に先代アウトランダーをベースとしていたプジョー 4007やシトロエン Cクロッサーはどうなるのだろうか。ブランドは違っても、海外で日本車が認められる機会が増えてくれれば良いのだけれど。

　日本で発売されておよそ一年半ちょい。いまさらですが、期待のコンパクトハッチ、プロトン サトリアネオについて。
　先に簡単な説明を入れておきますが、ロータスチューンの足回りとテンロクエンジンを兼ね備えた、160万円のホットハッチです。どうでしょう？　90年代のホットハッチ好きは食指が動くのではないでしょうか。


　まずはプロトンという会社の成り立ちから。
　プロトンは日本では全く馴染みのない会社ですが、マレーシア最大の自動車メーカーとして活躍している。設立は1983年とまだまだ歴史は浅いものの、当時の首相マハティールの国産車構想の元、政府のバックアップによって生まれるという経歴を持つ、由緒あるメーカーだ。
　首相自身が日本を手本とした経済政策を進めていた事もあり、三菱自動車と強い結びつきを持っていることも特徴の一つ。今でもOEM生産等の関わりを持っており、プロトン版のランエボがWRCに参加していたりしたそうな。また、1996年にはを買収。現在はOEMだけではなく、自主開発車も展開している。




　そんな成り立ちのプロトンだが、初代サトリアも三菱 4代目ミラージュのOEMとしてリリースする運びとなった。
　生産開始されたのは1995年。日本ではちょうどミラージュが五代目にフルモデルチェンジした年でもあり、マレーシアは型落ちしたミラージュが2005年のモデルチェンジまで発売していたという事になる。モデル末期頃にはロータスと共同開発を行った特別仕様車、R3を発売。このころから徐々にスポーツ性能を重視した進化を始めていく。






　二代目としてデビューしたサトリアネオはボディーサイズをほぼ据え置きとしながらも、独自開発されたシャシーとエンジンによる自主開発車として生まれ変わった。ルノー製エンジンを搭載したラリーカーも開発され、2009年からIRCに出場開始。現在も積極的にラリーに参加しているそうだ。
　その様子を見ていたキャロッセは、安価なラリーベース車としてサトリアネオを輸入販売を開始。ラリーの座敷を低くすることで新たなドライバーを増やしつつ、同社のクスコブランドのさらなる拡大を狙っているようだ。すでにサトリアネオ用のラリー要部品はクスコからリリースされ、およそ300万程度でフルラリー仕様にすることができる。今年の8月にはJAF登録車両として承認され、更に活躍の場を増やすことができそうだ。




　主なスペックについて。ボディーサイズやホイールベースは前述したとおり、4代目ミラージュとほぼ同じ。現行型スイフト スポーツの車高を90mm低くしたものと考えて差し支えない。
　最大出力は113ps／6000rpm、最大トルクは15.1kgf・m／4000rpm。スイスポと比べて23ps、1.2kgf・m低い。高回転タイプではなく、扱いやすい素直な特性と壊れにくさを重視しているそうだ。特別、刺激的ではないが、ラリー用エントリーカーとしてむしろ向いている特性だ。ちなみに、ガソリンはスイスポともにハイオク仕様。
　対するシャシーは前後ともディスクブレーキ、油圧ステアリングと基本がしっかりしている印象。しかもリアサスペンションはマルチリンク式。車重は1160kgとやや重め。
　出力より耐久力を重視したエンジン、エンジンより速いシャシーなど、ロータスらしさを垣間見れるところがある。






　近年ではめっきり少なくなったエントリースポーツカー。CR-Zや86などの発売によりスポーツカー市場にもやや復活の兆しが出てきたが、200万円オーバーからではまだ高い。特にラリーはボディにかかる負荷が多いので、すぐ車がダメになってしまうのはもったいない。スイスポなどの安価なホットハッチは数多くあるが、90年台の低いハッチバックが忘れられない人、最初から完成された車より自分でイチから車いじりがしたい人にはうってつけだ。
　あとは部品の確保が不安の種だが、三菱の部品をそのまま使っているところも多いようなので、一部は流用することができそうだ。日本より気温と湿度が高いマレーシア向けに作られているので、過酷な環境に強そうでもある。

　今年の夏にフルモデルチェンジにして復活したミラージュ。昔のミラージュとは別物の車になってしまったが、サトリアはアナザーミラージュとして進化を続けているようだ。

　近頃話題のアレ。ヘッドバンギングするのは元からだったのね。曲のジャンルとしてはダブステップに入るのだろうか。

　GIGAZINEをチェックしていたら消棒 RESCUEの記事が。これは車載用携帯型消化器なのだけれど、実はホンダ純正アクセサリーとしても販売されているもの。

　以下、GIGAZINEの記事へのURL。

http://gigazine.net/news/20121022-shobo-rescue-miny-riscon-2012/

　この消化器は一般的な消化器と違うCO2ジェットタイプ。水をかけると感電してしまう危険性のある電化製品などにも有効なのだとか。普通の消化器では車の電装系もおじゃんにしかねないようだ。
　また、シートベルトカッターや、ウインドウ粉砕用のハンマー機能もついている。消化器自体もかなりコンパクトなので、シート下などに潜ませておくと緊急時に捗るはず。


　そもそもこの商品を知ったきっかけは、「NOSタンクっぽい感じで消火器をハッチに設置したい」という願望から、車載消化器を検索していた時に発見したことだったりする。
　なんだかんだでまだ消化器を買っていないけれど、消棒 RESCUEは買っておいて損は無さそうだ。

　ちょっと遅くなりましたが、USDMFREAX No.04を買って来ました。

　USDMFREAXは今回はじめてシビック以外の車が表紙ですね。同じホンダのインテグラでありますが。
　表紙のインテグラは左ハンドルですが、ご覧のとおり、日本仕様の角目ヘッドライトに変更、エンジンもK20Aにスワップ済み。ホイールチョイスもリーガマスターとお手本のようなJDM模様。シンプルでありながらカッコの良いスタイルです。
　紙面の中はいつものとおりのヘラフラ系チューニングカーの紹介。国産車、外車問わず様々なカスタムカーが見れるのが魅力です。車いじりの士気も上がるというもの。

　パラパラ読んでいると、いくつか右ハンドルの日本車に乗っている外人さんを見かけた。どうやら日本からシャシーを取り寄せたらしい。EG/EJシビックオフの時にも聞いていたけれど、外国に輸出される中古車が結構あるようだ。よくJDMベースにされるEGシビックは特に需要がありそうだから、日本からEGシビックが急速に数を減らしている原因の一つになっているのかもしれない。