ヘッドライト 光軸調整 1

　前回、H4ヘッドライトの取り付けが無事に完了したものの光軸が上向きで、ロービームでも全く地面を照らさない状態になっていた。
　これではすれ違う車に迷惑だし、そもそもヘッドライトを変えた意味が無い。テスター屋さんに依頼して直してもらうのが一番ベストだけど、その日の夜に友人とロペの映画を見に行く予定を入れていたので、自力で何とかマシな状態にせねば。
　ということで今回は、まだ日の出ている状態で適当に行った応急処置編。ヘッドライトの下の隙間が気になる施工前。

再びバラし。しかし外す必要があるのはウィンカーレンズのみなので、プラスドライバーでネジを一本外すだけ。

そして写真の状態。今まで光軸調整はバルブの取り付け口で行うものかと思っていたが、ライトを固定するナットので調節するものなのね。ナットは10mmの六角レンチで調節する。

　ライトを固定しているナットは4つ。写真の①、②、③、④の箇所。それぞれライトを固定する向きが異なるので、これらの締め付けの位置や強さで角度を調節できる仕組み。

①
ボディ側のネジ穴が前後方向に長穴になっているので、締め付け位置によってライトを左右に振ることが可能。また締め付けの強さでライトの高さが調節可能。

②と③
ライト側のネジ穴が前後方向に長穴になっているので、締め付け位置によってライトを左右に振ることが可能。

④
長穴は無く、ライトを固定するのみの箇所。ここでは一切、左右の振りの調節はできない。

まとめてみると、角度調節に関しての優先順位は
①→②と③→④
の順番になる。

　最初に全てのナットを緩め、①で左右の振りを決め、高さを確認しながらナットを締めていく。
　次に②と③を締める。多分①と比べてライトの高さ調節はできなさそうな感じ。
　最後に④で固定して完了。
　コツは、ナットを完全に締めないほうが良いということ。特に①は締めれば締めるだけ上向きになってしまうので、半分くらいでよさそう。

調節完了後の写真。ライトの下の隙間が小さくなった。夜に走ってみると、ちゃんと地面を照らすようになった。
　ただ、まだ左右のライトの高さが違う気がするし、ハイビーム時に適正な角度になっているかはわからない。また夜間に照らしながら調節する必要がありそうだ。