【製品開発】 NEOPLOT（ネオプロト） マスターシリンダーストッパーNEO ①

VM# レヴォーグ / VA# WRX用マスターシリンダーストッパーの開発作業も大詰めになってきました！

昨年の秋頃からスタートはしていたんですが、レヴォーグだけでなく、WRX S4、WRX STIもある。
レヴォーグとWRX S4は共通でいけるけど、STIはどうする？

などなど・・・の問題が。

取付箇所で使うであろう「右側のエプロン」は共通であるのは分かっていましたが、ABSユニットへのパイピング形状や周辺パーツの配置がWRX S4とSTIでは全く異なることから、別品番（別製品）で設定することも考えました。

しかし、やれることはやってみよう！ということで、3次元測定器でブレーキマスター周辺のパーツの配置データを取ったり、画像データと睨めっこして頭の中で造形したり、その他にもいろいろやってみました・・・。

設計スタッフも頭を悩ませていました・・・。



そこで、「何が障害になっているのかを解決すれば成立する！」の基本に戻って、もう一度これまでを整理してみました。

マスタシリンダーストッパーを配置したい空間にどれだけの障害物があるのか？

その空間から干渉部分を削っていき、有効な空間から製品の設計を行っていくことにしました。


この方法が功を奏したのか、スタッフの設計スピードも速まっていきました！

今までの「86/BRZ」用、「GV#/GR# インプレッサ」用、「BM#/BR#レガシィ」用も、形状の検討から強度シミュレーションまでを何度も繰り返し、それなりの時間をかけて製品化してきましたが、今回は今まで以上に設計の要求レベルが高く・・・ここまで時間がかかってしまっている現状となっています。

ちなみに「GV#/GR#インプレッサ」用を設計変更し、「VAB WRX STI」に適合させようかとも思いましたが、いろんなことを勘案してそれは中止しました。

ある程度できたデザインで今までと同様、強度シミュレーションをしていきます。

やはり改善していかないといかないレベル。
取付方法も含めデザイン変更を何度もしていきます。


まだまだ改良していきますよ！

レヴォーグ、WRX S4はもちろん、WRX STIにも適合するように時間をかけてきました。

ユーザーの方からのご要望も多いことから、早く製品化をしないといけないんですが、性能面、デザイン面、価格面をもう少し精査したいと思っています！

NEOPLOT マスターシリンダーストッパーNEO の発売をもうすでに待っていただいているユーザーの方のためにも、もっとスピードを上げて製品化を進めていきますので、もう少しお時間をいただきたく思います！

話は変わりますが、一次試作を3Dプリンターに指示してもらった時のことです。

製造コストが社内でも反映できるように？見積り金額は表記されています。
いわゆる開発コストとして管理していますが、気楽にはお願いできない金額で、見ないほうが良かったかな？と思ってしまいました（笑）



次回に続く・・・。