かつての走り屋スポットへ

変な時間に目が覚めてしまった。
せっかくなのでタバコを買いにクルマを走らせる。
道路もガラガラなので少しだけ遠回りする事にした。



やって来たのは西武球場駅前。
久し振りに多摩湖、狭山湖のワインディングを軽く流してみる。

かつては走り屋で賑わっていたこのコース、今では走り屋対策で路面にキャッツアイやセンターポールが埋め込まれてまともに走れない。

まだ自分が学生だった遥か昔は2輪も走れたので友人などは登校前にひとっ走りなんて事をやっていた。
そのうち2輪が進入禁止になると4輪走り屋の天国になった。
カーボーイ誌の取材が来た頃がこのコースの全盛期だったと思う。



そのうちに4輪も夜間進入禁止になり路面に走り屋対策がされてほとんどまともに走る事が出来なくなってしまった。
2年ぐらい前に156で走った事があるがあまりの路面の悪さに閉口した。

西武球場駅前から真っ直ぐ行ってダムの手前を左に曲がれば多摩湖テクニカルコースのスタートだ。



まだ日も昇らないうちにここを走るのは何年振りだろう。



久し振りに走ったこのコース、やっぱり狭い。
当時走っていたクルマもKP61スターレットをはじめとする小型軽量マシンがほとんどを占めていた。
センターラインにキャッツアイが埋め込まれているのでショートカットしてコーナーにアプローチなんて事は出来やしない。
テールが流れたりアンダーを出したりして挙動の修正をしたりするスペースもここのコースには全く無い。

そのままゆっくり走って反対側のスタート地点にあるコンビニの駐車場に156を止めた。







コンビニで買って来たコーヒーを飲み終えて走って来たコースを戻ってみる。



空が少しづつ明るくなり始める。

以前来た時はガードレール側にもキャッツアイが埋め込まれていたのだがそれが全部撤去されているので少しは走り易くなっている。



唯一の短いストレートの先に西武ドーム球場が見える。
その先のコーナーが当時のギャラリーコーナーだ。

そのままコースを走り抜けて突き当たりを右折、すぐにある交差点を左折して今度は狭山湖側のコースに行ってみる。



狭山湖側のコースは多摩湖のコースよりは道幅が広い。
ただ以前はやっぱり走り屋対策で路面に大きな段差があり徐行しないと走れないぐらい酷かった。
今はそれも撤去されているので幾らかマシだが主要コーナーには相変わらずセンターポールが立っている。



狭山湖側のコースは武蔵村山への抜け道になっているため一般車も良く通る。
こっちコースは多摩湖のコースとは違い峠の様に高低差のあるコースだ。
狭山湖側から武蔵村山へ緩やかに下って行く感じになる。



暫く走ると長いストレートが現れた辺りでこのコースの終了となる。

やはり以前の様にアクセル踏んで攻める様な走りは出来ないけど軽く流してひと回りして帰ってくるには結構イイコースかも知れない。

さっきのコンビニで買ったタバコを吸いながら一時間ほどの寄り道を楽しむ事が出来た。