
今回はF1 好きで忍耐のある方のみにしか読んでいただけないかも。
JAPAN LOTUS DAY 2012 も先週土曜日のことですぎてしまうと早いものですね。
お昼を挟みますが次はACマインズのお客さん皆さんとLOTUS CUP レースの応援です。
すでに年間タイトルは2-11、elise とも決定しており今回は特別戦なのですがどの選手もやる気は十分です。
2-11 CUP の方はAC M Team Lotus@ 88 の坂田選手( LCI のHPにも出ているので実名でいきましょう )が4戦全勝でタイトルを取られたのですが内容的にはエンジンブローによるレース直前のエンジン載せ換えや今回のトラブルを含めた紙一重の連続で、やはりワンメイクレースの難しさ。
今回は特別戦だったこともあり最終戦そのままの状態での出走で4周目にダストブーツ破損によるトラブルでピットレーン出口でストップ。
これが第4戦の最終戦ででていた場合はタイトルは取れなかったというところでした。
elise CUP の方はポイント差で剛 マックス選手の優勝が決まっていたものの2位になられた金子選手と2勝同士ということで お二人で 「 今回勝った方が本当のチャンピオンだ 」 と真剣勝負だったそうです。
結果は剛 マックス 選手の 優勝でしたが・・・「 戦いはまだ これからだ ! 」 でしょうか。
来シーズンは 2012 2 - eleven CUP ・ 1 が H氏によって追加されるのかも。
ヒストリックフォーミュラ の走行の後は多くの皆さん お待ちかねのヒストリック ロータス F1 の走行です。
昨年は今回も参加のタイプ88 B とタイプ101 の走行 と タイプ78 、 97T は展示で見ることが出来ましたが今回はこれを含めて 10 台の歴代のロータス F1 を見ることができ内 9 台が走行するという単独F1 チームのデモランとしてはおそらく日本ではフェラーリでも無かったことでしょう。
ただここまでとなれば個人的にはさらに欲が出て以前御紹介しましたもてぎに有るタイプ 99T、100T
04年のTeam Lotus 50th でもてぎを走った当時レーシングパレス所有の タイプ 91

タミヤ本社にも展示用のタイプ 91と102 B ( 102 Cかもしれません ) が有りますし
なんと言っても富士SW で ロータス と言えば
1976 年にここで優勝したタイプ 77 と Mario- hiroshi さんでしょう・・・( あれっ 違いますか )
このタイプ 77 どこに有るんでしょうねぇ 。
今回CTLからクライブ・チャップマン の来日がLCI や プラネックス ( CTL JAPAN ) のHP で告知されていましたが他にも当日はロータスに関してのビッグネーム が来日されていました ( 告知してもっと活用しても良かったと思うんですが ) 自分からも少し御紹介しましょう。
まずは当日のF1ピット 風景ですがまさにここはグッドウッド ( スピード の方ですが ) 会場かと思える様な光景です。
写真は今年 6月のグッドウッド のものですが。
まだ葉巻型のロータス タイプ49 から キャメル 時代のタイプ 101 までJLD当日はそれぞれの世代のオーナーの目を満足させたと思います。
そして今回 クライブ・チャップマンとともに来日したのが
ダン・コリンズ です。 CTL と ロータス のイベントには欠かせない方で04 年の50th にも来日してCTL が持ちこんだタイプ 79 ( JPS仕様 ) をドライブしていました。
グッドウッド のスピードやリバイバルでも活躍されています(CTL JAPANのHPに プロフィールが詳しく紹介されています。 今回 ダン・コリンズが乗った タイプ 78 ( CTL JAPAN のHPにもありますがシャシーナンバーは78-4では無く、ここはやはり当時の JPS-18 と書くべきでしょう ) ですが、1977 年にここ富士SW で走った時はこの個体のみ赤いカラーリングがされていました ( だからと言って3倍速い訳では無かったですが)
これは今でもFSW すぐそばにあるバッファローガレージ さんで1晩で塗装されたものです。
もう御一人は水色のレーススーツのニック・フェネル 、 当日は朝のテストランでタイプ 88 B に乗ったクライブ・チャップマンに代わり午後のデモラン時 タイプ 88 B をドライブしました。 お隣の方は自分も存じ上げませんでしたがJPS チーム・ロータス時代からのメカニックをされていたケニー・シュマンスキー氏。 着ているウェアは当時の物だそうで、なんと羨ましい ( これと同時代の本物のチームウェア 日本で手に入ります、滅茶苦茶高いですけど)
けっこう若い感じの方ですがニック・フェネル はグッドウッド・リバイバルにもロータス タイプ25 で今年も参加したりこれも貴重な イアンウォーカー・レーシングが走らせていたエラン 26R 33 ゴールドバグ
を所有しているそうです。 このゴールドバグ が日本にも 1台のみ存在しているそうですがJLD当日はこの日本人オーナーとコンクール・デレガンスの審査中のニック・フェネル が ACマインズブース で お互いそうとは知らずに ニアミスしたそうです。
ニック・フェネル は在日経験もある日本通とのことですので 「 引きあわせてあげられなかったのが残念 」
とはAC マインズ チーフメカ I 氏 談。
CTL マネージャー のクリス・ディナッジ 80年代にセナ等とともにメカニックとして活躍しこの方も50th 時にもてぎにいらっしゃっていたと思います。
今回は外国人の来場も多かった気がしますね。
この他にも
往年のレースファンには馴染み深い 生沢 徹 氏 今年 70 歳 だそうですがお元気にサーキットも走られ見習わせていただくところ 大です。 見たこと無い JPS のウェア だなと思ったら 1982~84 年に JPS のサポートで全日本F2選手権 に参戦していた時の当時のチームウェア だそうです。
そういえば中嶋 悟 氏も JPSカラー の F2 マーチ 822 ホンダに乗っていらっしゃいました。
( 確かこの時の活躍がホンダエンジンになったこともあり後の中嶋選手のロータス F1 デビューに繋がりますがホンダの意向で中嶋氏を乗せることになったロータスはイギリス人を乗せたいJPSを失いキャメルがスポンサーに )
今回ストレートを走るグラウンドエフェクトカー
赤い矢印の部分サイドスカートのすき間が無くなっているのが分かるでしょうか。
ボディと地面の間を流れる気流によって( 現代のF1マシンのリアディフューザーの大型版 ) マシン全体を地面に吸いつけますがその力はピーク時チームによっては1000 kg を超えていました ( 理論上はトンネルの天井を背面走行可能・・・ )
又タイプ 78 から 79 へと進化したわけですがこの2台は異なる方法でダウンフォースを発生させている為
個人的にはタイプ 78 をウイングカー、タイプ 79 をグラウンドエフェクトカー と呼びたいところです。
タイプ 97T は4台製造されましたが走行出来るのはCTLと今回走ったCTL JAPAN の2台のみ。現在のルノーには当時のエンジンのメンテや部品を作る部門が無い為壊れたら OUT だそうです。
タイプ 78 のコクピット、右端がシフトレバーですがこの狭さでHパターンの為チェンジは大変。シフトの右には逃がしの膨らみが有ります。
タイプ 79 赤丸の所に製造プレートが有りますがやはり ML ( マルティニ ロータス ) 23 となっていました。カウルの間から下が見えますが当時もこうだったのかと不思議になります。又今回グリーンのボディカラーになっていますが一度JPSカラーにレストアされている為特にリアタイヤ前のボディ部は黒いままでした。
タイプ 97T セナの現役時代 ( でもデビュー2年目 ) ですが今見るとクラシカル。回転計の右側にブースト計があってちょっとエリーゼ、エキシージ 風 でしょうか。上部にラップタイムが表示される様になっています。
これはタイプ 101 まだ回転計は針ですね。
今回のCTL ジャパン の記念グッズ 、 FSW が旧コースになっているのは1976 年のタイプ 77 の優勝にちなむものだそうです。
終わりませんでした。