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2020年04月18日 イイね!

How many いい蓮 ~ 日本全国 Lotus 車分布状況

How many いい蓮  ~ 日本全国 Lotus 車分布状況
前回までの流れからですとこのカテゴリーでは生産台数の続きになるわけですが 、 ちょっと寄り道をさせて貰いましてこんな話題から ・・・ 。

2月の シン ・ チュウブロータスオフ では先行で ?  13 位までご紹介したのですが今回はその完全版です 。
「 13 位 って なんか半端 ・・・ 」 と思われるかも ですが ここまでが 三桁 の実績になる為でして 。



 日本全国にはどれ位のロータス車が有るんだろうか ? 

お読みの皆さん こんなことを考えたことはありませんでしょうか ?

( ・・・ えっ 私だけ ? )

正確に知るのは難しいかもしれませんが 今回の様な資料でかなり実数に近い形で日本全国に 更に 市区町村別に何台位あるのか が推察出来るかと思います 。

今回引用する資料は先の生産台数に関するものと一緒に 豊田市中央図書館で見た

 自動車検査登録情報協会 発行 自動車保有車両数 

というもので 、 これの " 輸入車 " を見ると 全国合計から都道府県別 市区町村別 にブランド別で各年度末である 3月末時点での登録台数が纏められています 。 

台数は 普通乗用車小型乗用車 に分かれていて Lotus車に関しては主に車幅 で分けられますが 、 LCI 曰く LCI 設立以降に正規輸入された車は 全て 普通乗用車 で登録されてきているのに対し それ以前等に並行輸入された S1 Elise の一部は小型乗用車 で登録された車もあるとのこと 。 また あるショップさんで聞いた話としては 「 ケータハム が輸入され始めた初期には当時のインポーター により ロータス として登録されていた 」 そうで 、 これはそうすることで保険料がやや安くなったから だそうですが 例えれば キア ・ ビガート を M100Elan として登録するのと同じでは ? と思え 、 LCI に聞いてみたところ 「 実際あったとすれば問題ですね 」 とのこと 。

今回は主に平成30年 3月末の 普通乗用車 に関する部分をご紹介させていただきます 。


まず 全国合計の台数は 5315 台 

因みに小型乗用車 主には Europa や Elan かと思いますが こちらが 3538 台 なので

双方の合計は 8853 台 

ただ これには ナンバー登録されていない車両  LCI や 各正規ディーラー 等が持つ在庫車や 登録が一時的に切れているもの F1 や 3 - Eleven の一部等 当初からレース 用に作られた物は含まれていないので 、 想像になりますが Team Lotus が関係した車両等も含め
 All Lotus で考えると 9500 台前後 程度は在るのでは ? と個人的には思えます 。
( もしかすると 1 万台 近い のかも ・・・ ? )


都道府県別では 

更に都道府県別 で見ていくといろいろ特色もあるようです 。

一番多いのは やはり人口が多く所得が高い方も多いであろう 

 東京都  !  925 台 

ですが 、 ならば 2位 は どこなのか ?

ここから 5位 までは クイズ 形式 ? でいきましょう 、 皆さんの予想は当たるでしょうか 
( JLD  カルトクイズ の予想問題として ? もう出題されてますかね ⁇ )














































2位 愛知県 566 台 

人口もそれなりに ? 多く 所得もそれなりに ? 高いほう ? ? なのでしょうが 、 AC マインズでご一緒した Lotus オーナー さんにも トヨタ を始めとした車関連 ( 岡崎市には三菱自動車もあり ) にお勤めの 方も多くお仕事柄からも車趣味が高じ易い ?  、或は車好きが高じてそうした業界に入ってしまったのかもしれませんが 。

東京エリア に次いで Lotus 正規ディーラー が多くまた 経営が成り立っていくのもこうした需要があるから ?   ( 多分逆は無いと思うので )

では 3 位は





































3位 神奈川県 538 台

関東エリア の状況には疎いのですが人口や所得の他に こちらも日産関連 等の影響もあるんでしょうか 。





























第4位  埼玉県  392 台






































第5位  千葉県 304 台 





























以下 13 位までは 

6 位  大阪府  265 台

7 位  静岡県  213 台

8 位  兵庫県  171 台

9 位  福岡県  161 台

10 位 栃木県  141 台

11 位 群馬県  137 台

12 位  茨城県 127 台

13 位  広島県  101 台

では 逆に最少はどこなのか ・・・

運輸支局別に見ると 室蘭・ 北見 が各 3 台で最少なのですが これは不利すぎるので北海道に含むとしまして 、 唯一 単独で 一桁 の県が 1 県だけあり ・・・

それは




















































島根県 8 台

しかし 島根県 の Lotus オーナー の皆さん 「 俺たちは日本で一番 Lotus マイノリティ なのか ! 」 と嘆く ? ことはありません 。 この島根県にはおそらく日本国内の個人では断トツの Lotus コレクター がいらっしゃり自分が話を聞いた 4 ~ 5 年前の時点で 35台前後所有されていたので今なら 40台前後はお持ちかもしれません 。 同型の FR Elan を色違いで何台も揃えられていたり 新旧車だけで無くレースモデルもあり 。 又 ナンバー付きも何台かお持ちのはずで 8 台中の幾つかはその方の所有車かもしれませんね 。 島根は隠れた Lotus 王国 でもあります !


そして全都道府県を H29 ・ 30 年 3月末実績で一覧にすると以下のようになります 。


altaltaltaltalt

ベスト 13 までの順位は変わっていませんが例外として 群馬と茨城 の順位だけ入れ替わっています 。

また 13位までには 関東エリアの名前がよく出るな と感じられたと思いますが 、関東運輸局の中で 山梨県を除く 7 都県 がベスト 13 位までの中に入っていて 関東運輸局管轄分だけで日本国内で登録されている 普通乗用車区分の Lotus 車の約半数 を占める形になっています 。
関東エリアには 正規ディーラー も集中していますがこちらもディーラーが多いので Lotus車が売れるのか需要があるので多くのディーラーがあっても経営が成り立っていくのか ・・・

四国 4県を合わせた台数が 広島 1県分にほぼ同じ 。

北海道は札幌に 、 中国地方は 広島に 、 九州は 福岡に集中していて それは各エリア の約半数に及んでいる 。


なんてことが感じられますが 、 それぞれのエリア にお住いの皆さんからご覧いただくと別の見方や気のついた点 ・ 感想をお持ちになるかもしれませんね 。

あまりメディア で紹介される機会が無い内容にも感じますが こういった数字から Lotus 車について考えてみるのもおもしろいのではないでしょうか 。


次回になるかは未定ですが この続きとしてはかなりローカルになってしまいますが 、自分の地元 愛知県を市区町村別にとりあげてみようと思います 。



Posted at 2020/04/19 01:00:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | Lotus statistical data | クルマ
2019年10月01日 イイね!

Lotus 車 生産台数 1977 ~ 2017 ①

Lotus 車 生産台数  1977 ~ 2017   ①前回の更新から 約 1年半が経ってしまい 
 いや 2年近くでしょうか ・・・ ?

改元を控え 「 平成を振りかえる ~ 」 的な話題を幾つか見るなか ちょうど興味のわく資料を目にする機会もありましたので 平成 7 年 ( 1995 年 ) の  フランクフルト ショー にて発表された Elise に因み ? タイトル の様な話題で久しぶりにブログを書いてみようと 、 5月初めより書き始めていたのですが 改元までには残念ながら間に合わず ・・・


まあ 昭和も一部含む内容ですので こだわることもありませんかね ?

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40年間分の Lotus Cars の生産台数状況から見えてくるもの

毎年 多額の 赤字 を計上してきた
ともされる Lotus Cars 

自分のブログでもそれに因る Lotus Cars の経営問題をこれまで何回か話題にしてきたのですけれども 、 「 なぜ そんなに赤字が続いてしまうのか 、 そうならば これまでには毎年どれ位の台数を生産・販売してきたのだろうか ? 」 というのが ずっと感じてきた疑問点の一つでした 。

これについては最近でも AUTOCAR JAPAN において 3月19・20日 の記事 ロータス最新情報 2 で 現 Lotus Cars CEO フィル ・ ポッパム 氏 により 「 昨年は ( 2018年 ? ) 1630 台を販売し 、 工場の生産能力は 5000 台 である 」 と語られていたり、 これまでにも Lotus Cars のウェブサイト や自動車メディア 等の記事で 「 何年は何台 」  或いは 「 この年は何年に対して 何% 増加した ~ 」  等と時折書かれていたりするのですけれども 、 こうした実績は単年での比較だけでは意味が薄く 「 もっと長いスパン で検証してみないと意味が無いのではないか 」 というのが自分の感じるところでした 。

( 実際には生産数だけでは無く そのどれだけが販売出来たのか や 経営状況を判断するには他にも考慮すべき箇所が数多くあって バランスシート 等も見たいところですが 、 自分の様な一般人には多分無理でしょうから 今回は主に生産台数に注目することにします )

一番良いのはある程度の期間を纏めた統計資料の様な形のものだと思いますが これまで自動車メディア の記事を見たり ネット を検索してもあまり良い資料を目にすることが無く 、 今までで一番参考になったのは マークラインズ という会社の 自動車に関係する情報を纏めた サイト で ここに Lotus Cars を含む 世界各国の自動車メーカー  生産台数が出ていたのですが 元々が法人向けのサイトで 個人でも利用は可能なのですけれども利用する為の利用料金が確か月々\ 30.000 ~ 40.000 程必要で 自動車業界等に勤めていて資料として有用であるならまだしも 、 個人的興味から知りたいだけなのでたまに見れれば良い ・・・ といった レベル で利用するには費用的にハードル が高すぎる ? !

一応無料でのお試し登録というものが出来これをすると 24H に限り 全内容にアクセス可能で そこで確認出来た 2003 年から2011 年までの実績に自分が自動車メディア等で見聞きしてきたものを前後に付け加える形で纏めたものを2015年10月のブログに書いたりしてきたのですけれども 、 特に S1 Elise 登場以前と以降ではどう変わったのか 等 新たな疑問のほうがかえってわいてくる形に ?



今回自分が豊田市中央図書館にて見ることが出来た資料は日本自動車工業会 から発行されている 世界自動車統計年報 というもので 2017 年から2000年代初めまでの実績が掲載されていて 又 この資料内の 英国メーカーに関しては 自動車製造販売者協会 ( SMMT ) という 英国の団体が纏めているデータ が使われているのですが 、 このSMMTが発行している年報も 2007 年から以前のものが収蔵されていて ( 勿論  ? 英文  ) これらを組み合わせることで まだチャップマン が存命であった 1977 年 まで生産数については 遡ること出来ました 。  
今回は それを一覧にしてみたいと思います 。


年報 掲載内容 例 

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この中から今回引用したのは 各年の 総計 と モデル別の生産台数 、 輸出された台数  、 英国内での新車登録数 ( 比較用に以前掲載した同時期の日本での登録数 JAIA 発表より も併記 ) になりますが 、  一部 データが無く不明な部分も有りますのでその点はご了承下さい 。
 又 新車登録数 と 輸出数 の合計は生産数 と必ずしも一致しません。

81 ・ 82 年に関しては Lotusが開発に関与した  デロリアン の生産台数も掲載されていましたのでこれも併せて 、 又 ケータハム も掲載されていたので確認出来た範囲の部分を参考用に載せてあります ( 車種は オール 7 シリーズ として )

生産されたモデル の年代別 目安  ( 英 Wiki より )

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生産台数 一覧

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( 表をクリックして拡大して見て下さい )

この10年間で一番気になったのが 1980 81 年の生産台数の落ち込みでした 。

1976年以前の状況がわかりませんので一概に言えないものの 1977 ~ 79 年の間は 1.000台 を超えているので、 40~30% 程になってしまったことによりかなり経営への影響が出たのではないでしょうか 。 その後 87年の段階でも 1.000 台を超えるところまでは回復出来ていません 。

原因としては 1979年から80年にかけて起きた第2次オイルショック の影響が大だったのではないか と感じます 。 後述しますが 日本でもスーパーカーブームやサーキットの狼の影響からか それまで二桁だったものが三桁になっていた登録数がこの時再び二桁に落ち それが 1984年まで続くことになります 。

 1982年末 に チャップマン が亡くなり その後急速に経営状況は悪化していき  チャップマン 家は Group Lotus 売却を決断することになった 等と Lotus に関する書籍等には書かれていますが 、 1981 年には ディーラー の問題により一時北米での販売が ゼロ にもなっていることもあり Group Lotus の経営危機は 既に チャップマン 存命時に始まっていたのかもしれませんね 。

1979 年と言えば F1 では Team Lotus が タイプ80 の失敗により前年の天国から地獄 ・・・ ?技術の袋小路 に入り込んでいく時期にも重なっていきますので 、 まさにチャップマン にとっては弱り目に祟り目 な状況だった可能性も大きかったのではないでしょうか 。


1976年以前の日本の登録状況を改めて紹介しておきますと 
( JAIA の記録では 1968 年から確認出来ますがそれについては以前のブログを参照下さい )

1972年  16 台        アトランテック商事がインポーター に  

1973年  32 台        第一次オイルショック

1974年  53 台        スーパーカーブーム  1974 ~ 78 年頃まで

1975年  91 台        サーキットの狼 連載 1975 ~ 79 年 

1976年  136 台      F1 イン ジャパン 開催

となりますが 、 やはり スーパーカーブーム とサーキット の狼の影響は非常に大きかったと感じますね 。


追記

デロリアン DMC-12 の生産台数に関して  

生産自体は別の工場で行なわれており Lotus との契約内容も把握していないので直接経営面に影響は無かったかもしれませんが 、 生産台数によっては何がしか エンジニアリング面での収入にも繋がったのではないか とも感じられ 、 又後のスキャンダルの際には Lotus 関係者 にも捜査の手が及んだり これにより P ・ ウォー 氏が Team Lotus を離れる決断をする等 良くも悪くも 様々な影響があったのだろうと感じられます 。



以下 2 へ 続く 。



Posted at 2019/10/01 02:43:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | Lotus statistical data | クルマ
2016年11月13日 イイね!

英国で Lotus 及び 他メーカー車は毎年どれくらい売れているのか

英国で Lotus 及び 他メーカー車は毎年どれくらい売れているのか販売実績の回復が伝えられ トップ からも来年春の 2016 年度決算時には黒字化出来る見込みで有る とのコメント もされています Lotus Cars  。

近年の出荷台数が多い地域として Lotus 側があげるのは日本の他 ドイツ ・ フランス ・ イタリア 等で、  英国向けも新規ディーラー の増加などによりバハー時代に激減した実績が当時に比べればかなり回復してきています 。





日本での実績については JAIA が発表する新車登録数を参考にするならば およそ 年間 300 台前後 ( ピーク は 2006 年の 449 台 ) ですけれども 、 本家英国では はたしてどれくらいなのか 。





以前 「 英国内では Lotus 車はどれくらい売れているんだろうか ? 」 と気になって調べた際に見かけたのがこちらのサイト

SMMT ( Society of Motor Manufacturers and Traders )
自動車製造販売協会


おそらく 日本自動車工業会 的な組織かと思いますが 、 ここの Vehicle Data から registrations をクリックしていただきますと 自動車メーカー別 で 月毎 や 年間合計新車登録実績を見ることが出来ます 。


例えば 1 月から 10 月までの  2016 年はどうなっているか というと





一部メーカーの抜粋になりますがこんな形で 、  Lotus 車の登録実績は 他の アストン ・ ベントレー ・ ジャガー といった英国車と比べても非常に限られた存在なんだ というのが自分の印象です 。

又 ポルシェ や フェラーリ 等他メーカー の登録実績からも 「 このメーカーは英国でこんなに売れていたのか ・・・ 」 とか その逆の場合も有りおもしろく感じる部分も有りました 。




しかしロータス車の実績は以前からずっとこれくらいなのか と言うとそうでも無く 、  ここ4年程は 日本向け実績のほうが英国向けよりも多いようですが




現在は資料が更新により削除されてしまっているようですけれども 、 以前自分が見たものの中では一番古く 又 登録実績が多い ものとして 2000 年の1613 台 が有りました 。


 以前掲載しました 2013 年までのものになりますがこうした毎年の実績を拾って  英日 で比較すると ( 日本での実績はLCI が正規輸入をするようになって以降分にて   )


・・・・・・・・・・・・・・・・・ 英国 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 日本

2000 ・・・・・・・・・・・ 1.613

2001 ・・・・・・・・・・・ 1.184

2002 ・・・・・・・・・・・ 1.305

2003 ・・・・・・・・・・・・・ 964 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 292

2004 ・・・・・・・・・・・・・ 879 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 381

2005 ・・・・・・・・・・・・・ 934 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 411

2006 ・・・・・・・・・・・・・ 820 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 449

2007 ・・・・・・・・・・・・・ 712 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 427

2008 ・・・・・・・・・・・・・ 647 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 348

2009 ・・・・・・・・・・・・・ 485 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 247

2010 ・・・・・・・・・・・・・ 577 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 312

2011 ・・・・・・・・・・・・・ 329 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 271

2012 ・・・・・・・・・・・・・ 137 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 262

2013 ・・・・・・・・・・・・・ 256 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 305

11 月19 日 追記 2014 年と 2015 年実績分をこちらのみ各月別と併せ追加しておきます 。 2015 年は英国側が再度日本より多くなっていますが 2014 年 2 月の 月 1 台 ・・・ というのにも驚きです 。 ちなみに バハー時代にも この英国での登録実績が 月 1 台 ということが何回か有りました 。


・・・・・・・ 英 2015 ( 2014 ) ・・・・・・ 日 2015 ( 2014 )

1月 ・・・・・・ 13 ・・ ( 16 ) ・・・・・・・・ ・・・ 27 ・・ ( 25 )

2 月 ・・・・・・ 5 ・・・ ( 1 ) ・・・・・・・・・・・・ 25 ・・ ( 30 )

3 月 ・・・・・ 70 ・・ ( 26 ) ・・・・・・・・・・・・ 40 ・・ ( 45 )

4 月 ・・・・・ 47 ・・ ( 13 ) ・・・・・・・・・・・・ 30 ・・ ( 16 )

5 月 ・・・・・ 18 ・・ ( 17 ) ・・・・・・・・・・・・ 19 ・・ ( 15 )

6 月 ・・・・・ 34 ・・ ( 22 ) ・・・・・・・・・・・・ 31 ・・ ( 24 )

7 月 ・・・・・ 39 ・・ ( 34 ) ・・・・・・・・・・・・ 22 ・・ ( 25 )

8 月 ・・・・・ 15 ・・ ( 24 ) ・・・・・・・・・・・・ 14 ・・ ( 20 )

9 月 ・・・・ 22 ・・ ( 27 ) ・・・・・・・・・・・・ 18 ・・ ( 43 )

10月 ・・ ・・ 66 ・・ ( 8 ) ・・・・・・・・・・・・・ 17 ・・ ( 32 )

11月 ・・ ・・ 29 ・・ ( 42 ) ・・・・・・・・・・・・ 13 ・・ ( 27 )

12月 ・・ ・・ 17 ・・ ( 5 ) ・・・・・・・・・・・・・ 15 ・・ ( 19 )

合計 ・・・ 375 ・・ ( 235 ) ・・・・・・・・・・ 271 ( 321 )






このようになり

2000 年以降 英国でほぼ ずっと新車登録台数が減り続けている理由はなんなのか ?

それに対して Lotus Cars は どう分析しているのか 、 それは正しい解釈なのか 。

英国向け実績の減少も Lotus Cars の赤字が減らない理由の一つ であろう ことは間違い無い筈なので 、 歴代の経営陣はどうそれに対策を打ったのか その成果は有ったのか ・・・



なんて疑問が いろいろわいてきてしまいます 。

自分は参加出来なかったので叶いませんでしたが JLD 2013 のゲスト として来日されていた マシュー ・ ベッカー 氏に是非聞いてみたいところでしたね 。


2012 年にほぼ半減しているのは 当時 D ・ バハー 氏が行った 新たなディーラー政策とその失敗により ディーラー数が半減したことによるものだろう という点は多分間違い無いと思いますが 。



意外に ? 韓国車が売れているようでも有るので 中国で作った SUV も 月 1000 台くらいは売れたりするのかも 。



Tipo 12 月号 に書かれていた ゲールズ CEO が マレーシア に行っていた理由 と内容が気になるところです 。



Posted at 2016/11/14 16:39:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | Lotus statistical data | クルマ
2015年10月25日 イイね!

Lotus Cars の近況記事から

Lotus Cars の近況記事から9 月以降 Lotus Cars のウェブサイトにて幾つか近況を伝える記事を見かけました 。

日本の自動車情報サイトでも 7月初め Evora 400 の量産開始を伝える記事が掲載され 、 それらが9 月初めにラインオフ したと伝える 記事がその後 Lotus Cars サイトにも掲載されています 。


フランクフルト モーターショー には出展しなかった Lotus Cars ですが 先日ご紹介したような形で フランクフルト空港には Evora 400 が暫く展示されるようですけれども  ・・・





9月中旬に英国ロンドン トラファルガー広場にて行われた文化交流イベント " Malaysian Night " にて ( 観衆 53.000 人 )








Evora 400 が展示され





フランクフルトショー と一部被る日程となるフランス リヨン で開催されたモーターショー においても Evora 400 、 Elise Cup 220 、 Exige S 等が展示され随時各国でのプロモーション が行われているようです 。


日本でも LCI により名古屋モーターショー 前に " エヴォーラ 400 ジャパン プレミア " が予定されているようなので 、 予定通りで有れば 名古屋モーターショー への出展も大丈夫そうですね 。





9 月半ばには マハティール プロトン会長がヘセル を訪れ 工場を視察し Evora 400 をヘセルのテストコース にてドライブ 。 ゲールズ CEO からは今後の Lotus Cars の方向性 ・ 2015 年度の黒字化 に対する説明が有ったとされています 。





個人的に興味深かったのがこちらの若い新入社員教育に関する ( と 思われる ? ) 記事 。

17名が新しく採用され 以前から行われていることなのか不明ですが彼らの教育は Poultec Training Limited  という各種業界の社員教育や研修を専門に請け負う会社に外部委託されているようですね 。

こうした新入社員教育 に外部からの協力を得るということは従来からの車作りや品質に対する意識 等という 改革すべき " ロータス スタンダード " からの脱却に対し 将来的な プラス要素 になっていくのではないか ・・・ という期待を感じさせてくれます 。 これらのプログラム は OJT として塗装 ・ 車両組み立て 等製造全ての部門に関しても行われるらしく 。





ただ やや気になったのがこうした写真 。

おそらく 最終工程近いところの磨き作業と思われますが 、 彼ら新入社員 も行っているようですね ・・・


勿論仕上げ等に関しては最終的に責任者による確認も有るかと思いますが エントリーモデルのエリーゼ クラスならまだしも ( エリーゼオーナーさんから見ると ! かもしれませんが これ以下のモデル設定が無いので ? ) トップモデル で有るEvora 400 の製造に対しても 、 まだ入って間もない彼らが担当している作業も有るのかもしれない点には個人的に驚きを感じるところでした 。 デリバリー用車両では無く作業練習用の物なのかもしれませんがそれならば完成車では無く塗装されたボディカウルのみでも十分足りる筈ですし 、 写真の説明では 生産モデル のようでした 。





ロータス車の場合 本来の仕様通りに車が出来ていなかったり  現在の日本人的品質感覚からすると 「 バイト が作っても もう少しましでは ? 」 とも思えてしまうような仕上げの雑な部分も目についたりするのですけれども 、 Lotus Cars の場合長年赤字が続くことで労働環境があまり良いとも思えず もしかしたらベテランの熟練者ばかりが行っているのでは無く 、 従来からもこうした新入社員や 入れ替わりが激しく不慣れな新人が作業を担当している作業工程も有ったのではないか ?
とも思えてしまいます 。

こうした部分に 「 自分達は昔からこうしてきた 」 「 これくらいで十分だ 」 という従来からの社員の考え方 ・ やり方 も加わり " ロータス スタンダード " として根づいてしまい 、 Lotus Cars 側もこれまでに自分達では品質の向上改善を図っているつもりで有っても外部から見た印象としては不十分な点がまだまだ多く " ロータス クオリティ と呼ばれてしまう原因 " の一つになってしまっているのかもしれません 。



ゲールズ氏が発表した リストラ案は 300人規模では行われていない ?

上記の記事には現在の Lotus Cars の社員数についても言及されていました 。

Lotus Cars は 2015 年末までに 225 人を募集していて これまでに 140 名以上を採用 、 新卒社員を含めて 2015 年末までに 1.222 人にすることを目標にしているとなっていました 。 これが Lotus Cars の生産台数等から考えた場合どれくらいの規模になるのかこの人数だけからでははっきりとしませんが 、 これまで見た記事や資料から考えるとおよそ以下のような流れになるのではないかと 思えます 。



・・・・・・・・・・・・・・・・・ 生産台数
1994~ 5 年頃 ・・ 600 ~ 700 台 程度 S1 エリーゼ 発売時前後 、 これが近年では最小
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ レベルだと思われます ( Tipo誌 Elise&Lotus
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Vol 3 S1 エリーゼ 開発スタッフ トニー ・ シュート 氏の
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コメント から ) その後 S1 エリーゼ の大ヒットや初
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 期にアルミシャシー製造を担当していたハイドロ社
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ への当初のシャシー発注数が 750 台程だった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ことから2 ~ 3 年で1500 台~ 2000台近くに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まではなっただろうと予想出来ます 。

2000 年 ・・・・・・・ 2000~2500台程度 ? 数字としての生産台数は資料的に不明なが
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ら英国で1613 台、 日本で 277台の新車登録
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ が有ったことからの推計として 。

2003 年 ・・・・・・・・・・・ 1731 台 ・・・・・・ 2月よりLCI が日本国内正規販売を開始 。

2004 年 ・・・・・・・・・・・ 3212 台 ・・・・・・ 前年比 約 85% Up この年から米国への再輸
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 出を開始 ( 14 年振り ) により急激に台数増加

2005 年 ・・・・・・・・・・・ 5053 台 ・・・・・・ 前年比 約 57% Up この年の実績は Lotus Car
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ s として過去最大 ( Lotus Engineering アリスター ・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フローランス氏の来日時コメント より )

2006 年 ・・・・・・・・・・・ 3062 台 ・・・・・・ この年で 2ZZ系エリーゼ ・ エキシージによる北米バ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ブルがほぼ終息 。

2007 年 ・・・・・・・・・・・ 2630 台

2008 年 ・・・・・・・・・・・ 2106 台 ・・・・・・ 9 月リーマンショック

2009 年 ・・・・・・・・・・・ 1618 台 ・・・・・・ 10月 D ・ バハー CEO 就任

2010 年 ・・・・・・・・・・・ 2613 台

2011 年 ・・・・・・・・・・ 台数未発表の為不明ながら当時の状況的に2010年時よりは少ない可能性大

2012 年 ・・・・・・・・・ 約 1000 台 ・・・・・ 2013年 7月 エキシージS 国内発表時のマシュー ベッカー氏コメントより

2013 年 ・・・・・・・・・ 約 1300 台 ・・・・・ オートカージャパン誌の 「 ロータス大研究 」 には 2013
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年世界販売台数として 1368 台 、以前拝見し
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ た MakotoExige さんのブログに有ります 英
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ The Telegraph の記事によると 同年の販売台
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 数は 1232 台 となっていますので 生産された
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 台数としてはこれぐらいで見ておいて大丈夫で
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ しょう 。 2013年は 2012 年比約 30 %UPという
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Lotus Cars 側発表からも概ね一致しますので

2014 年 ・・・・・・・・ 約 2000 台 ・・・・・・ Lotus Cars 側発表 期間は 2014 ・ 4 → 2015 ・3 として

2015 年 見込み 約 3000 ~ 3500 台 ゲールズ CEO コメントより 2015 ・ 4 → 2016 ・ 3


これに対して社員数の増減としては


以前 Lotus Cars は  300 人規模の解雇 を少なくとも一度行っていまして

2001 年 3 月 のGMによる " オペルロードスター クレーム 事件 " の為ですが この時の 300 人は全社員の 約 15 % とされ 、 これから逆算すると2001 年当時 解雇前は 近年よりもずっと多い約 2000 人 の従業員 がいたことになります 。

この 2001 年時の場合 バハー時代に設立となる Lotus Cars China は当然まだ無く 北米輸出も中断中なので Lotus Cars USA もまだ無い可能性有り 。
既に アルミシャシー 製造はハイドロ社の デンマーク工場から 英国 ・ ウースター に有る現在の生産拠点 Lotus Lightweight Structures 社の場所に変わっていますが Group Lotus がここを買収したのは 2008 年で有り まだ 当時はハイドロ社の英国工場でしたので ほとんどの 従業員は ヘセル である可能性が高そうです 。


この解雇後は 1700 名程になった筈ですけれどもそれ以降は暫く人数を減らす要素が無く 、 2004 年以降は急激に生産台数を増やしていることも有り 、 2004年時も 1700 名程度はいそう あるいはもしかしたら 再度 2000 名前後まで増えた場合が有ったかもしれません 。

又 この時アメリカでの受注大幅増に対応する為に北米向けライン を増設し 2 ライン 生産になっています。
Lotus Cars の生産能力は これまでの生産に関する資料等から 1 ライン 当たりエリーゼ系モデルで年間 最大約 2500 台 程度と想像され大幅に生産台数が減少したバハー体制下でもこれらの生産設備やスペースは全部がそのまま ・・・ というわけでは無いとも思いますが 、 おそらくは遊休の状態で有って ( 廃棄するのも費用がかかりますので ) それ程大規模な設備投資をしなくても条件が揃えば現在でも工場は 5000 ~4000 台近い生産は十分可能な状態ではないか というのが自分の印象です 。
 
ただし新体制以降これまではそうなっていません 。

その理由については以下のような形で従業員数が減ってしまっていて従来からのLotus Cars の生産効率では特に 2013年以降の受注増に対し  マンパワー的にかつてのような急激な増産は出来ず 、 結果 発売当初の納期が 1 年前後だった エキシージ S  又それに影響を受ける形で エリーゼ 系モデルも 10 ヶ月程かかる時期も有った 等納期がなかなか短縮化出来なかったことの一因にも繋がったのではないか と思えてきます 。

2008 年以降はおそらく Lotus Cars においても リーマンショック の影響が有り 又 その後の バハープラン の失敗も 有って生産台数が更に激減 。 他にも パリショー 5 モデル を掲げるバハー氏と考えが合わないことによるものか R ・ ベッカー や T ・ シュート 達 を含むライトウェイト路線のキーマン達や従業員の離脱が相次ぎ これらにより 2013 年初期には 約 1100 名までになっていたようです ( 2013 年 7月エキシージ S ジャパンプレミアの為来日時の M ・ ベッカー氏のコメントから )


新体制移行後 2013 年8月始めには Lotus Cars 公式サイトに 約 100 名の従業員募集記事が載りこれはほぼそのまま採用が決まったようで 、 2014 年 2 月 のオートカージャパン誌 " ロータス大研究 " には 1200 名と記載されています 。


ただ気になったのがこの後 11 月末に出た これまでも何度か行われている英国政府からの補助金支給の記事でした 。

当時の記事はこうなっています ( 自動車情報サイト レスポンス より )


この補助金は、英国政府が国内の産業を活性化し、雇用を創出する目的で設立した基金、RGFによって拠出されるもの。ロータスカーズは1044万ポンド ( 約17億円 )の補助金を利用して、研究開発を促進し、313名の新規雇用を生み出す計画。

すでにロータスカーズは、親会社のマレーシアの複合企業、DRB-ハイコムから1億ポンド(約165億円)の出資を受け、商品開発の強化に乗り出している。
2013年7月には、130名以上を新規に雇用

( んっ ! ・・・ HPの募集内容記載より多いのでは ? ? )

今回の補助金は、この流れを加速させるもの。

英国政府のビジネスイノベーション・職業技能担当、ヴィンス・ケイブル大臣は、「ロータスは英国を象徴する自動車メーカー。自動車産業は英国で最も成功してきた産業 のひとつ

( ・・・ しかし創業時の体制を維持する会社は一つも無く 皆 倒産か吸収あるいは外資傘下になっているんですが 、 唯一残ったモーガン社も創業一族だった社長 は近年会社を去る形になっています )

今回の補助金は英国の技術水準を高め、長期に渡る雇用を維持するために行う」 と述べている 。




となっています 。 これに従えば時期は明確にされていないものの その後 313 名を採用し 約 1500 名になる計画だったようでしたが 、  2012 → 2013 年の生産実績の伸びと更なる追加の採用により増加する人件費 面の割合から見て これ程の増員はまだ早過ぎるのでは ・・・ という印象でした 。



バハー時代の負の遺産の残りも当然有ると思いますがこういった増員もたたったのか Group Lotus の赤字額は プロトン が 1995 年に買収後 2009 年までにつぎ込んだ 額の 約 340 億円 に対し 、 2012 年に 約 203 億円 ・ 2013 年に 約 282 億円 と たった 2 年でそれを大幅に超える金額になってしまっています 。


これらの状況から考えると 今までの Lotus Cars の生産方法と生産効率では 海外等ヘセル以外の任地の社員数も含んだ形かもしれませんが 工場自体に 5000 ~ 4000 台レベルの生産能力が仮に有ったとしても

社員数が 1100 ~ 1200 人 程度では年間 2000 台程度までしか作れず これだと 生産数が少な過ぎて 赤字になる 。


又 4000 台前後を作ろうとすると おそらく 1500 人程度以上必要になるが 、そうすると今度は人件費面の増加が負担となり この時の 1 台当たりの利益額では合わなくなって こちらの場合でも赤字になってしまう ・・・


仮に 1500 人以上でも年間 6000 ~ 7000 台程度が安定して生産販売出来れば黒字化出来そうだが 、 その規模は現在の生産体制 では不可能な為大規模な設備投資を行い更なる工場拡張が必要で費用的な面からも現実的とは言えない  ( バハープラン では 8000 台程度まで工場規模を拡大する予定で解任前にも一部のエスプリ用に関する部分は始まっていました )



どの場合も赤字になってしまう ・・・ と言う自分でもこんなことが有るのか ? と思えるようなビジネスモデル ですが、 こう考えないとこれまでの Lotus Cars の赤字が解消出来ない状況を説明出来ないのでは と 思えてきます 。


2013 年 9 月末には プロトン の ジャミル 前会長が在任時に Group Lotus の再建状況として

・ 再建に対する 4 つの問題点の特定 ( 内容は当時のブログに掲載 )

・ それに対して 70 % まで対策は完了し 2 ~ 3 年後には黒字化出来る見通しで有り 、 その時の生産台数は 3500 台


と 発表していますが 3500 台を生産するには 1500 人程度が必要 しかし補助金も使って 1500 人を雇用した場合以前のように赤字になる状況は変わらないのではないか ・・・
さりとて これまでの生産方法で 2013 ・ 14 の 1100 ~ 1200 人規模のままでは 年間 多くても 2500 台程度が限度で、 前年実績が低い為伸び率こそ高いものの 生産台数の増加は利益を出せる程大きく無く3500 台にはまず届かない 。


今回 225 名増加で 1222 名になるとされている点や リストラについては最大300名強ともされていたことからすると実際のリストラ規模は約 200 名程だった可能性も有りそうです 。

3000 ~ 3500 台で今後の黒字化を目指すならば それに見合った部品調達等への必要な投資はプロトンから行われる筈でしょうから良いとして 、 後は 1200 名規模で 3000 ~ 3500 台が実際に可能になるようにまで工場の生産効率を上げられるのか もポイントになりそうですね  。 生産工程の見直しについてはバハー体制時に ポルシェ からヘッドハント された M ・ オック 氏が工場長として行い エヴォーラ の場合20 % UPした例が 紹介されてもいましたが エリーゼ ・ エキシージ S も含めまだまだ見直せる部分が有るのかもしれません 。


バハープランモデル 時程では有りませんが エキシージ S系 ・ エヴォーラ 400 と従来比車格的に価格がやや上にシフトしてきているので生産台数から見た全体の利益額は増加しているのでしょうけれども 、 約 1200 名で 3500 台 を販売したとして 一人当たりの台数は年間 約 3 台 。


ゲールズ CEO の予想通りに来年春 黒字化出来るのかは 6 月頃にははっきりすることでしょう 。 これまでも ロータス ・ プロトン歴代 トップ から Lotus Cars の黒字化についての見通しが何度か発表されてきましたが 、 その通りの結果にはなっていませんでした 。

今後より良い ロータス車を作ってもらう為にも 又 ロータスブランド存続の為にも 黒字化は絶対条件でしょうから 、 今回はそれが果たされることを是非期待したいものです 。
Posted at 2015/10/26 12:20:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | Lotus statistical data | クルマ
2014年11月05日 イイね!

日本でのこれまでの Lotus 車 登録状況

日本でのこれまでの Lotus 車 登録状況 以前 エルシーアイ 設立期以降から 現在までの国内ロータス新車登録状況を掲載したことが有ったのですが この時興味が有って最初期からの実績数字もひろっていました 。


今回はこれらを一覧にしてみたいと思います 。


登録実績としては 日本自動車輸入組合 ( JAIA ) がまとめたものからひろっていて 記録としては 1968 年から残っています 。 これらは新車登録された時点での実績の為登録年が輸入されて数年後という場合も有ったりすると思うので Lotus Cars からの日本向け出荷実績数字とは少し異なるとも思いますが、 日本で年間どれくらいの Lotus 車が売れてきたのかの参考程度にはなるでしょう 。

又 当時のインポーター や 主要な生産車両 トピック的に思えるものを併せて掲載してみます 。

実績数字には正規輸入だけで無く 並行輸入されたものも含んでいて 、 ケータハム で作られたセブン シリーズ の輸入が始まった初期には 当時のケータハム インポーター により " Lotus " として登録されていたことも有ったそうです ( 保険料を安くする為だったようですが厳密には問題が有るそうですけれども )


記録以前のインポーター には 芙蓉貿易 というところが有り ここで 初期のセブン ・ 初代 エリート が輸入されています 。


・・・・・・・ 台数 ・・・ インポーター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 当時の生産 モデル

1968 ・・ 12 ・・ 東急商事 ( → 興産 70年より社名変更 ) ・  ・ セブン S3 ( ~ 70 )
                     ( 1965以前より 72年まで )                      エラン S4 ( ~  73 )
・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・                                   ・・・・・・ ヨーロッパ S2 ( ~ 71 ) 
                                                                               エラン + 2 系( ~ 71 )

1969 ・・ 35

1970 ・・ 19 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ セブン S4 ( ~ 73 )

1971 ・・ 17 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ヨーロッパ TC ( ~ 72 )

1972 ・・ 16 ・・ アトランテック商事 ( 1972 より 99年 まで ) ・・・・・ ヨーロッパ SP ( ~ 75 )

1973 ・・ 32 ・・ 第一次オイルショック

1974 ・・ 53 ・・ スーパーカーブーム ( 1974 ~ 78 ) ・・・・・・・    ・・・・ エリート S2 ( ~ 80 )

1975 ・・ 91 ・・ サーキット の狼連載 ( 1975 ~ 79 ) ・・・     ・・・・・ エクラ ( ~ 82 )

1976 136 ・・ F1 イン ジャパン 初開催 ・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・ エスプリ S1 ( ~ 77 )

1977 184

1978 157 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ エスプリ S2 ( ~ 80 )

1979 ・・ 90 ・・ 第二次オイルショック ( 80 年ピーク )

1980 ・・ 68 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エスプリ ターボ ( ~ 87 )
                                                                                 エリート S2.2 (~ 82 )

1981 ・・ 60 ・・ 北米市場での売上が一時実質 ゼロ に             エスプリ S3 ( ~ 87 )
・・・・・・・・・・・・ 開発生産 ・パーツ供給等での トヨタとの提携始まる
・・・・・・・・・・・・ 最終的にはトヨタが Lotus社株の21%を保有

1982 ・・ 43 ・・ 82年末 C ・ チャップマン 亡くなる ・・・・・・・ ・・・・・・ エクセル ( ~ 92 )

1983 ・・ 52

1984 ・・ 83

1985 124

1986 127 ・・ Group Lotus  GM 傘下に

1987 218 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エスプリ HC ( ~ 90 ) 
                                                                                        THC ( ~ 92 )

1988 259

1989 322 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ FFエラン ( ~ 92 )

1990 364

1991 347

1992 354

1993 374 ・・ GM の売却によりブガッティ 傘下に  ・・・ ・・・・・ エスプリ SP300
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・ エスプリ S4 ( ~ 04 ? )

1994 371

1995 352

1996 322 ・・ 売却によりプロトン傘下に ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ エスプリ V8 ( ~ 04 )
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・ エリーゼ S1 ( ~ 00 )
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ この当時のエリーゼは並行
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・ 物が多かったようです

1997 364

1998 249

1999 194 ・・ ケイアンドエム ( 1999 より 2002年 まで )

2000 277 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エクシージ ( ~ 01 ) 
                                                                                 エリーゼ S2 ( ~ 10 )

2001 255

2002 272  12 月 LCI 設立

2003 292 2月 LCI 営業開始

2004 381  第三次オイルショック ピーク は2008 年 ・・・・・・・・・ エリーゼ ・ エキシージ 2 ZZモデル追加

2005 411

2006 449 ・・ M ・ キンバリー CEO就任  ・・・・・・・・・・・・・ ・・・  エキシージ S ヨーロッパ S 追加
・・・・・・・・・・・・ ( GM 時代にもCEOを経験 )

2007 427

2008 348  9 月 リーマンショック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・ エヴォーラ 追加

2009 247 10 月 D ・ バハーCEO就任

2010 312

2011 271 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エリーゼ S3

2012 262  プロトン がDRBハイコム傘下に ・・・・・・・・・・     ・・・・・ エキシージ S V6 化 
・・・・・・・・・・・・・ D ・ バハー解任により アスラム COO 体制に

2013 305


これらからはやはり スーパーカーブーム と サーキット の狼の人気の影響は大きかったのではないかと言うのが感じる点です 。 それまでは 二桁 だった実績が この二つを挟んで 三桁になり 人気が終息するにつれ再び 二桁に戻っています 。


アトランテック商事時代もインポーター として安定していたようで 89 年に 300 台を超えてからは末期となる 97 年まで 300 台を下回ることも無く ある意味 エルシーアイ になってからよりも安定して売れていたようにも思えます 。 又 この当時の正規輸入モデル の多くは エスプリ シリーズ だと思われ 並行で入った エランや ヨーロッパ も実績に含まれているだろうとも感じるものの 言わば Lotus Cars がライトウェイト スポーツ を作っていなかった時期にも当たると思えるので 調べた当時 この実績はちょっと意外でした 。


先日ご紹介した 「 Lotus Cars にとって日本が最多市場になった 」 という記事に対しても 2013 年の日本の実績がそれ以前と比べ特別多いわけでは有りませんし 05 年~ 07 年あたりの方が Lotus Cars からの出荷実績も もっと多かったであろうことは新車登録実績の多さから見ても間違い無いところでしょう 。
これについてはお膝元の英国の実績の方が 2000 年以降傾向としてほぼ ずっと右肩下がりでは有るもののやはり新車登録数は 多かったわけです 。


しかし 約 20 年間に渡り安定して毎年 300 台 前後のペース で新車が登録されている日本市場は Lotus Cars にとって 重要で有ることは



間違い無い筈 ・・・・



なんですが 、 特にバハー時代はある理由から あまり重要視されていない雰囲気 ? でした 。



Posted at 2014/11/05 08:04:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | Lotus statistical data | クルマ

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何シテル?   01/21 22:52
多くの方と同様にサーキットの狼でロータスを知りその後JPS時代のF1での活躍が強烈な思い出となり、いつかは乗ってみたいと思いつつついに夢がかないS2エキシージ...
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