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2013年03月28日

John Player Special は 黒 X 〇 色 1

John Player Special  は  黒  X  〇 色  1 ロータス F1 好きな方にとって JPS カラー は特に印象が強い色だと思います。 これは最近のロータス F1 チーム が今のカラーリング になった際 「 ジョンプレイヤースペシャル を思わせるような ・・・ 」 と例えられることからも ロータス F1 = JPS のイメージ はまだまだ健在という感じですね。




JPS カラーと言うと多くの方のイメージ は 黒と金 であると思うのですが JLD や最近のデモラン等で JPSカラーの F1 をご覧になった方の中には タイプ 78 や タイプ 97T を見て、 「 ピンストライプ や ロゴ は金じゃ無いんだ ・・・ 」 と思われた方も有るかもしれません。





チーム ロータス のF1 がJPSカラー で走ったのは 1972年の タイプ 72D に始まり 1978年の タイプ 79 までと
途中中断の後 1981年のシーズン途中でスポンサーに復帰し以後 A ・セナ も乗った 1986年の タイプ 98T まで続くわけですがこの内明確に 黒と金 であったのは 1972年と73年 だけで 1974年と 75年は黄緑かかったレモンイエロー 、 1976年 以降 はかなり肌色が強い ベージュ になります ( ここで タイプ 78、79 の頃と スポンサーに復帰した後の タイプ 97T 等が同じなのかという点がありますが自分は同じ色だろうと考えています )


どうでもいいと言えばどうでもいい 話題なのですがこのあたり特に拘る方 ( えっ ! そんなのはおまえだけだ ・・・ ですか ? ) はこだわる点でもあるので少し御紹介してみましょう。



ジョンプレイヤースペシャルとは




御参考までにジョンプレイヤースペシャル って なに ? という方もあるかもしれませんのでこちらも御紹介しましょう。




19世紀の半ばに イギリス人の ジョン・プレイヤー さんが作ったタバコ会社のブランドの一つで ( ジョンプレイヤー って 人の名前だったんですね ) その後息子さん達とでの John Player & Sons という会社になりますが、 1901年にインペリアル・ タバコ ・ グループ に買収されます。 しかしジョンプレイヤースペシャル のブランドネームは ゴールドリーフ とともに残り その後インペリアルグループ によって 1968年に チーム ロータス へのスポンサード が始まり 当初は ゴールドリーフ カラー の 赤 、 白 、 金 でしたが 1972年に 契約延長の際 ジョンプレイヤースペシャル のイメージカラー の 黒と金 に変更になりました。


1972年 ~ タイプ 72 D





この当時 1972年と73年 のタイプ 72D は確かに黒と金 であると思え 、一番カラーリングを見ることの出来る機会としては プラネックスが所有し JLD やイベントでのデモラン時 DFV で一番良い音で走っていると思える タイプ 72 E だと思います ( ただし 72 E が金で良いのか については後述 ) この点からも 当時販売されていた ヨーロッパ で スペシャル にのみ入れられたピンストライプ のライン や その後 エリーゼ やエキシージ で 72 のタイプナンバー を冠した ヘリテイジモデル は 黒と金で 良いと思えます。 E・フィッティパルディ が当時最年少でチャンピオン になったマシンであり 長期に渡る活躍で ロータスカーズ も思い入れが強いのか タイプ 72 にちなむモデルは何度か発売されています。



1974年 ~ タイプ 76 、 72 E


問題 ( かどうかはわかりませんが ・・・ ) は この後 タイプ 72 D の後継モデルとして出てきた 1974年のタイプ 76 です。 ステアリングに有る押しボタン式 オートクラッチ と ブレーキペダル が2つ有る 4ペダル のマシンというロータスらしい非常に意欲的な機構を持ったF1 でしたが うまく機能せず ドライバー 達は タイプ 72 を選択 することになりタイプ 76 は初期の数戦使用されただけで開発放棄されました。





これは3 ペダルに戻されリヤウイング も1枚になった仕様ですが





写真は近年のイベント時のものですけれども 当初は2 段 リヤウイング でした ( 効果の方は ・・・ ? )


その後再度継続されることになったタイプ 72 は 72 E にアップデート され1975 年まで使用されます。

この時の タイプ 76 はかなり黄色が強く見えるもので光の加減でも色の見え方は変わると思いますが




グッドウッド で 2台が並んで写っている写真ではあきらかに色合いが違います。


又 この当時の タイプ 72 E も同様の黄色に塗られていたようで ( もしくは 資料が無く確認出来ていませんが タイプ 72 E は 黒と金 と 黒と黄色の 両方が存在したのか ? )





タミヤの本社ギャラリー には 75年型の タイプ 72 E のノーズカウルが有りますがこれも黄色と表現出来る色になっています。 これについては モデルグラフィックス 誌 2010 年 8 月号に解説されているのですが







CMYK の 4原色 インキ掛け合わせカラーチャート ( プリンタのインクですね ) によると Y 70% + M 10% +
C 3% + K 10% となるそうです。 ちなみにタミヤ が出したプラモデル の タイプ 78 の初期のデカール が黄色かったのはこれを参考にした可能性が高いかもしれません。



又 この当時のカウルの黒は 塗装されたものでは無く FRP の黒のゲルコート の表面を仕上げ これにスポンサーロゴ 等を ペインター が全て手塗りで仕上げていて JLD のF1 もそうですが 間近で見るとそれなりに筆ムラ が有ったりします。 カウルへの塗装を省くことで重量の減少も考慮したのであればこれもロータスらしいと言えるのかも。



上記の点からするとプラネックス のタイプ 72 E も Eスペックで有れば当時は黄色のカラーリングなのかもしれませんが戦績からしても タイプ 72 D 当時の印象の方が強いので 72 D にならう形の 黒 X 金色に CTL でレストア されたのかもしれませんね。




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Posted at 2013/03/28 01:55:59

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この記事へのコメント

2013年3月28日 18:59
遙か昔、タミヤの1/12スケール72Dと、1/20スケール78を作りました。72のほうはデカールが確か金色、78の方は黄色だったと思います。
当時は78のデカールは手を抜いて黄色になったのかと思ってました(^_^;)
実車をみると、ゴールドだとくすんで見えるのでイエローやベージュにしたのか?と感じます。
コメントへの返答
2013年3月28日 22:18
そうですね 、 当時のタミヤ の取材ですと立ち会うチームメカニック が 「 まだ 終わらない 」 とこぼす程何枚も写真を撮ったと聞きますので タイプ 78 の初期デカールが何故あの色だったのか自分もちょっと当時不思議でしたが。

自分も正式な変更理由は把握していないのですがあの ベージュ になったのは見映えのする色だからというのをなにかの資料で見た覚えがありまして。

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「reborn」
何シテル?   01/21 22:52
多くの方と同様にサーキットの狼でロータスを知りその後JPS時代のF1での活躍が強烈な思い出となり、いつかは乗ってみたいと思いつつついに夢がかないS2エキシージ...
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