
これまで乗ってきた CR-X 時代の B16A 、 インプレッサ 時代の EJ 20 そして S2 エキシージ になってからの 2 ZZ-GE と、 幅広いトルク特性が有るにこしたことはないもののやはりスポーツ 性が高いモデルのエンジンとしては高回転まで気持良く回ってくれるタイプの方が個人的に好ましいわけですが ・・・
かつてはトヨタ車で言えば 下はカローラクラスまで各モデルのハイパワー な トップグレード エンジン で有れば
○○○ - G○ となる高回転型で有り種類も豊富でした。 現在では燃費や排ガス面でそういったエンジンはほぼ作られなくなり状況的にはやむを得ないものの好みとしては残念な形では有ります。
LFA のような特殊なモデル向けを除き 量産される高回転エンジンとしてはトヨタ では 2 ZZ-GE が最後
とも思えますけれども、 現在トヨタ からエンジン供給を受ける ロータス もその影響が有るわけで試乗された皆さんのブログ等を拝見する機会が増えた V6 エキシージ S の場合も 同じ SC 付きでも 2 ZZ とは
上まで回した時の印象が異なります。
これは7月25日 一般発表会前の ディーラー会議時に LOTUS CARS がプレゼン 配布したものですが
V6 エキシージS と 旧 Cup 260 との特性の比較になっています。
Cup 260 の場合は 4000rpm で切り替わった後 8000rpm まで十分使えると思いますが、 エキシージS の 場合は 4500rpm あたりから トルクが 下がり始め 6000rpm を超えると急激にダウン するので 6000
rpm 以上回すメリット は少ないかと思えます。
2 ZR - FE+ SC や
1 ZR - FAE のものは下記になりますけれども ( 出力はkW 表示になっています )
2 ZR 、 1 ZR とも トルクカーブ は 2 GR と似た形になっていて 6000rpm 以上回すメリット は少なそうです
ここで面白かったのが緑の 旧エリーゼSC と 赤の 現行エリーゼ S を比べると全域でトルクが上回り低い回転でパワー も出ている エリーゼ S の方が楽に走れ サーキット 等でのタイム も 早いかもしれないのですが 、 エリーゼ S の試乗車を借りて 30分 程ワインディング を走ってみた際 まだ走行距離が少なくエンジンのあたりがついていないとしても踏み込んだ時に 6000 ~ 7000 まで気持良く回ってくれる印象ではあまり無く 、上まで回るエンジン が好きな自分のような好みのオーナー の場合はやはり 旧 エリーゼ SCの方が楽しいと感じるのではと思えます。
しかし自社でエンジンを生産してコストが合うような台数を作れていないロータス としてはエリーゼ 以降で言えば ローバー ・ トヨタ と外部からの供給という形に頼らざるを得ず どうしても妥協が必要な部分が出てきます。 又 現在で言えばトヨタ 以外のエンジンでもっとベター なスペック の物 ( 例えば アルファ の 4C はコンセプト が 似ているので ) が他社にも有るかもしれませんが、 ライバル関係にもなるメーカーからの供給では契約が 難しい面も有るでしょう。
2 L 以下の小排気量高回転スポーツエンジン が生産数の面で各メーカーで作りにくければ DFV 時代のF1 エンジン のように小型スポーツカー を作る複数 メーカーが共同で開発・生産し総生産数を纏めることでエンジン生産コストも下げる ・・・ なんて無茶な妄想 ( 実際の事例を見ても共同開発には多分に困難な部分も有るので ) もしてしまいますが。
かつて AE86等 に搭載されていた 4 A - GE で有れば多少仕様変更された形で FR・ FF ・ MR と 各モデル が作れましたが MT の生産実績が激減している今
スポーツモデル が作りにくい現在の 鬼門は エンジンよりも トランスミッション のほうかもしれませんね。
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Posted at
2013/09/18 04:39:12