
最近のブログを拝見すると 三栄書房さんから発売された このGP Car Story 「 LOTUS 97T 」 をロータスオーナーで有るか無いかを問わず 取り上げられているF1 ファン の方も多く 、 これらをみると 「 今でも JPS = LOTUS ( もちろん キャメル やその他も合わせ ) そして LOTUS;の
F1マシン スキー ・・・ な人もまだまだ多いんだなぁ 」 と強く感じてしまいます 。
( 当然 自分もそうで有りまして 、
ロータス F1 は黒 ! よって ロータス に自分が乗るなら
黒のみ ! ! なわけですが ・・・ )
自分がLOTUS のF1マシンについてこれまで読んだ本の中でこれは面白かった ・参考になったという物を独断でご紹介しますと
現在でも入手し易いかと思えるものとしては
上記と同じく三栄書房から出ている 「 Racing on Archives Vol 5 ロータス と ティレル 」
これは レーシングオン 誌上でロータスについて書かれた特集部分を集めて纏めたもので ロータスが F1 で
強かった 60 ~ 70年代の状況や各モデルの解説が有り、 キャメル以降の分は含まれていませんが情報量も豊富で自分にも鮮烈な思い出である タイプ 78 、 79 といったグラウンドエフェクトカー の解説も読み応えが有り 、 チームロータスが F1でトップチームだった頃の流れを追うのにちょうど良い 1冊です。
ロータス F1 は成功作ばかりでは無く 失敗作も多いのですが それらに加えてこの本には ツインシャシー のタイプ88 の実証テストモデル で有り タイプ 88 よりさらにレア 度が高い タイプ86 が取り上げられていて個人的に高評価な内容になっています。
自分は後半部分は定期発行時に買っていたのですが前半部の掲載号は買おうと思った時には入手が難しく 半ば諦めていたので そこを含む形で再発行されたのは大変ありがたかったものでした。
自分にとってはおまけ的な形ですが買おうか迷っていた P34 を含む ティレル特集も含まれているのもお買い得感有りますね 。
又 三栄書房さんの物以外にも模型メーカーの MFH社から出ている F1写真家 ジョー ・ ホンダ さんの写真集にも
タイプ 97T
タイプ 78 & 79 ( おまけ として 80 )
が有り 、 どちらも各GP ごとに内容が分かれていてシーズン中の各種の変遷が確認出来ます。
78 & 79 巻末には CTL が持つ マリオ 主戦マシン 79-3 の各部詳細写真が有って模型製作時の参考になったり、 本文中にはマシンに乗った状態や降りている時のドライバーの写真も有り 自分もヘルメットの
ペイント時非常に参考になりました
( 車の写真はネットで見つかってもドライバーの UP とかは意外と無いんです )
現在ではロータスを含めフェラーリ やマクラーレン 各チームの物がいくつも出ていて欲しい号は 数多いのですが 、 お値段がやや高いのが ・・・
ここから先はちょっと現在入手困難なものも多いのですが 実は自分からの一番 オススメ 品になります。
現在も発行されていますのでお読みの方も有ると思いますが 「 F1 モデリング 」 という雑誌が有ります
当初は不定期刊で現在は3ヶ月 おきくらいでしょうか 。
内容は各チームの現行モデルの解説や 特に詳細写真等が 「 これでもか 」 というくらいに掲載されていて F1 模型マニア や GPごとの各パーツの違いにも拘るコア な F1 ファン 向けの内容になっています。
自分が大変気にいったのは不定期掲載ながら 特に 70 年代以降のF1 マシン 特集が組まれ フェラーリ や ウィリアムズ チーム 等が取り上げられていますが 中でも一番特集回数が多いのが ロータス ・ メモリアル という形で紹介されている 旧 チームロータス で有る点です 。
自分も以前からこういう雑誌があることは知っていた気がするのですが購入したことは有りませんでした 。 しかしある日 書店で 後述の タイプ 78 特集号 のVol 20 を発見 !
「 こんな 本が有ったのか ! 」
と 感動することになります 。 読みすすめると今後 タイプ79 特集 ! ! も予定されていたり巻末のバックナンバー を見ると Vol 11 ではタイプ 88B をすでに掲載していて (ある意味 ロータス F1の最終兵器をロータス・メモリアル の初回にもってくるとは・・・ う~ む )
どうしてもこの 88B 特集号が欲しくなったのですが、 この時すでに アマゾン 等の通販には無く 探した末に ヤフオク で見つけ 初めてネットオークション というものに手を出すことに 。
最初はその後発行される ロータス特集号 ( バックナンバー はネット通販で探すか 無い物はヤフオクで ) を主に買っていましたが その後歯抜け分の号もどうせなら と揃え始め 現在は創刊号 から Vol 47 一つ飛んで Vol 49 までを揃えることに ( ちなみに 現在 Vol 56 まで出ています )
この中で ロータス・メモリアル と ロータスを含む旧車が紹介された号をご紹介しましょう 。
Vol 1 創刊号 ( ヤフオクに出るとタイミングにもよりますが だいたい \5000 前後からそれ以上になることが多いです 、定価は \ 1200 )
RETRO F1 として タイプ 77 ~ 91 の写真と解説 6P
Vol 2
RETRO F1 として タイプ 91 写真と解説 2P
Vol 11
ロータスメモリアル 1 タイプ 88B 写真と解説 23P CTL保有のマシンの各部詳細写真 ( 88B はこのCTL とJLDで走った CTLJ の 物しか有りません ) CTL が保管している各部の設計図も多数掲載されています。
Vol 13
ロータスメモリアル 2 タイプ 72E 写真と解説 8P
Vol 16
ロータスメモリアル 3 タイプ 97T 写真と解説 31P CTL保有の97T-2 の各部詳細写真 ( 走行可能な97T はCTL とJLDで走ったCTLJ の 97T-4 のみ ) こちらも各部設計図掲載有り 。
Vol 19
クラシックファイル として タイプ 107 写真と解説 2P
Vol 20
ロータスメモリアル 4 タイプ 78 写真と解説 43P CTL保有の78-3 の各部詳細写真 と各部設計図有り。
Vol 22
ロータスメモリアル 5 英国でのチームロータス 50周年イベント タイプ25、49、49B、91、101 写真と解説 27P この時点で存命の歴代チームロータス関係者 コメントやインタビュー
Vol 23
ロータスメモリアル 6 タイフ ゚79 Part 1 写真と解説 38P CTL保有の 79-2 の各部詳細写真 と
もてぎでのTL 50周年イン ジャパン レポート 9P
( ちなみに自分のエキシージのカラーリンブベースとなった JPS19 最初期仕様のタイプ 79 のカラー写真が1枚掲載されています、 超貴重 ? )
Vol 24
ロータスメモリアル 7 タイプ 79 Part 2 写真と解説 29P シーズン中の スポンサーロゴ変遷と各部 設計図掲載
TL 50周年 インジャパン 岡山国際での追加イベントレポート 1P
Vol 34
ロータスメモリアル 8 タイプ 77 写真と解説 31P 掲載当時西田氏所有の タイプ 77-1 ( 実際に1976年富士SWで優勝した個体 ) の各部詳細写真有り。
Vol 38
ロータスメモリアル 9 タイプ 99T 写真と解説 17P CTL保有の 99T-4 の各部詳細写真
Vol 42
ロータスメモリアル 10 タイプ 79B 写真と解説 19P JLD2012 で走行した ML23 の各部詳細写真有りこの時はJLD時の マルティーニカラーへのレストア 前で まだJPSカラー の状態
ハセガワ のプラモデルキット はこのレストア前の時にこの車を取材した物です。
Vol 49
ロータスメモリアル 11 タイプ 72C 写真と解説 10P
Vol 56
中嶋悟熱中時代 としてロータスを含む F1 6台の思い出を語る。
当初は山海堂から出版され山海堂倒産後は現在の出版元 東邦出版から復刊されています。
各部の詳細写真や設計図 ( これが掲載されているのは日本では F1モデリングだけでしょう ) と貴重な内容が多いのですが近年の物を除いて ( 特に Vol 34 までの山海堂時代以前の物は ) 書店や通常の通販ではかなり入手が難しく ネットオークション で探す方法等になるかと思います。
もし買えないまでも是非読んでみたい場合 愛知近郊の方ならこんな方法が有ります 。
愛知県豊田市の中央図書館には 創刊号と 32 、 33 の3 冊を除き 全て 最新 Vol 56 まで蔵書
されていますので ここで読むか利用カードが作れるエリア の住所で有れば借りることが出来ます
( 幸いあまり貸出頻度は高くないようで )
この場合の注意点は一部は書庫に並んでいないのでカウンターで申請する必要が有ること ( 貸出中かどうかはHPから検索出来ますので )
車で行く場合隣接の駐車場が他の施設と共用の為開館時間後すぐ満車になってしまうこと ( HPに図書館利用時2時間無料の近隣契約駐車場 が掲載されています )
定休日は月曜で AM 10時開館 、 閉館は 平日 PM 7時 土日祝 はPM 6時 なので もう少し長いとありがたいかも ( 自分の近くの岡崎中央図書館は曜日によらず AM 9 ~ PM 9 なので ・・・ )
豊田市中央図書館には上記の他にも セナや シューマッハ 単独の特集号 や 1976 、 77年の 富士SW でのF1 レース 号 ・ クラシックファイルというコーナー で 紹介された60、70、80 年代のロータス や 各チーム のマシン掲載部分のみを纏めた ものを含む ベストセレクション等の 別冊版の F1モデリング も検索すると蔵書されています 。
又 さすがトヨタの御膝元ゆえか 車に関する本なら技術系 ( トヨタ車の整備書も有ります ) から MOOK 本まで ( ネコ のtipo 増刊 エリーゼ & ロータスも有りますよ ) めちゃくちゃ豊富に揃ってますので
一部の車好きには天国のような場所かもしれません。
以上の他にも 小ネタ として ・・・
ネコ P から一時出ていた GP モデリスタ
( F1 モデリングとほぼ同じコンセプトの内容、 こちらも入手の場合はオークション頼みとなりそうですが人気がF1モデリング程無いのか定価以下で落札も容易かも ? )
創刊号 タイプ 78 特集
ちょっと珍しい 77年の富士で赤いインペリアルカラーに塗られた際の当時のエピソード 。
塗装を担当されたバッファローガレージ の佐藤氏 、 佐藤氏をチームロータスに紹介した;レースカーデザイナーの
由良拓也氏 二人のコメントが 10 P にわたって掲載されています 。
同じく ネコP から出た 「 Model Cars 2010-11 174号 」
当時タミヤ とハセガワ から発売された LOTUS 79 のモデル作例がメイン ですが この中のモデラー二人からの 印象的な ロータス F1 として タイプ 79 最初期バージョン が挙げられ モノクロ ですが 自分も ここでしか
見たことが無い 珍しい後方からの写真が掲載されています 。
この 最初期仕様のタイプ 79 -1 ( JPS 19 ) は通常タイプ79 としてよく知られているボディ形状とは違っていて各部も異なる点が多いのですが 、 1977年 12 月 仏 ポールリカール での合同テスト時に発表され
テスト走行後 すぐにボディ形状がその後知られる形に変更されてしまった為 非常に当時の写真が少ないのですけれども
このテスト時の写真 や最初期仕様のロータス 79 の解説記事が 当時のオートスポーツ 1978 年 3-1 号に
掲載されています 。
小学6年生頃だったかリアルタイムで買ったもののその後処分してしまいましたが 車のカラーリング後 、
無性に欲しくなり これも車好きには有名な 愛知県 ・ 高原書店で 有るのを見つけ \ 1000 程
( 当時の定価 \ 350 ) で買い直しました ・・・
ロータス F1 ファン の皆さんの参考に多少はなる内容だったでしょうか ・・・
?