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sulusumi-jpsのブログ一覧

2015年10月25日 イイね!

Lotus Cars の近況記事から

Lotus Cars の近況記事から9 月以降 Lotus Cars のウェブサイトにて幾つか近況を伝える記事を見かけました 。

日本の自動車情報サイトでも 7月初め Evora 400 の量産開始を伝える記事が掲載され 、 それらが9 月初めにラインオフ したと伝える 記事がその後 Lotus Cars サイトにも掲載されています 。


フランクフルト モーターショー には出展しなかった Lotus Cars ですが 先日ご紹介したような形で フランクフルト空港には Evora 400 が暫く展示されるようですけれども  ・・・





9月中旬に英国ロンドン トラファルガー広場にて行われた文化交流イベント " Malaysian Night " にて ( 観衆 53.000 人 )








Evora 400 が展示され





フランクフルトショー と一部被る日程となるフランス リヨン で開催されたモーターショー においても Evora 400 、 Elise Cup 220 、 Exige S 等が展示され随時各国でのプロモーション が行われているようです 。


日本でも LCI により名古屋モーターショー 前に " エヴォーラ 400 ジャパン プレミア " が予定されているようなので 、 予定通りで有れば 名古屋モーターショー への出展も大丈夫そうですね 。





9 月半ばには マハティール プロトン会長がヘセル を訪れ 工場を視察し Evora 400 をヘセルのテストコース にてドライブ 。 ゲールズ CEO からは今後の Lotus Cars の方向性 ・ 2015 年度の黒字化 に対する説明が有ったとされています 。





個人的に興味深かったのがこちらの若い新入社員教育に関する ( と 思われる ? ) 記事 。

17名が新しく採用され 以前から行われていることなのか不明ですが彼らの教育は Poultec Training Limited  という各種業界の社員教育や研修を専門に請け負う会社に外部委託されているようですね 。

こうした新入社員教育 に外部からの協力を得るということは従来からの車作りや品質に対する意識 等という 改革すべき " ロータス スタンダード " からの脱却に対し 将来的な プラス要素 になっていくのではないか ・・・ という期待を感じさせてくれます 。 これらのプログラム は OJT として塗装 ・ 車両組み立て 等製造全ての部門に関しても行われるらしく 。





ただ やや気になったのがこうした写真 。

おそらく 最終工程近いところの磨き作業と思われますが 、 彼ら新入社員 も行っているようですね ・・・


勿論仕上げ等に関しては最終的に責任者による確認も有るかと思いますが エントリーモデルのエリーゼ クラスならまだしも ( エリーゼオーナーさんから見ると ! かもしれませんが これ以下のモデル設定が無いので ? ) トップモデル で有るEvora 400 の製造に対しても 、 まだ入って間もない彼らが担当している作業も有るのかもしれない点には個人的に驚きを感じるところでした 。 デリバリー用車両では無く作業練習用の物なのかもしれませんがそれならば完成車では無く塗装されたボディカウルのみでも十分足りる筈ですし 、 写真の説明では 生産モデル のようでした 。





ロータス車の場合 本来の仕様通りに車が出来ていなかったり  現在の日本人的品質感覚からすると 「 バイト が作っても もう少しましでは ? 」 とも思えてしまうような仕上げの雑な部分も目についたりするのですけれども 、 Lotus Cars の場合長年赤字が続くことで労働環境があまり良いとも思えず もしかしたらベテランの熟練者ばかりが行っているのでは無く 、 従来からもこうした新入社員や 入れ替わりが激しく不慣れな新人が作業を担当している作業工程も有ったのではないか ?
とも思えてしまいます 。

こうした部分に 「 自分達は昔からこうしてきた 」 「 これくらいで十分だ 」 という従来からの社員の考え方 ・ やり方 も加わり " ロータス スタンダード " として根づいてしまい 、 Lotus Cars 側もこれまでに自分達では品質の向上改善を図っているつもりで有っても外部から見た印象としては不十分な点がまだまだ多く " ロータス クオリティ と呼ばれてしまう原因 " の一つになってしまっているのかもしれません 。



ゲールズ氏が発表した リストラ案は 300人規模では行われていない ?

上記の記事には現在の Lotus Cars の社員数についても言及されていました 。

Lotus Cars は 2015 年末までに 225 人を募集していて これまでに 140 名以上を採用 、 新卒社員を含めて 2015 年末までに 1.222 人にすることを目標にしているとなっていました 。 これが Lotus Cars の生産台数等から考えた場合どれくらいの規模になるのかこの人数だけからでははっきりとしませんが 、 これまで見た記事や資料から考えるとおよそ以下のような流れになるのではないかと 思えます 。



・・・・・・・・・・・・・・・・・ 生産台数
1994~ 5 年頃 ・・ 600 ~ 700 台 程度 S1 エリーゼ 発売時前後 、 これが近年では最小
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ レベルだと思われます ( Tipo誌 Elise&Lotus
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Vol 3 S1 エリーゼ 開発スタッフ トニー ・ シュート 氏の
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コメント から ) その後 S1 エリーゼ の大ヒットや初
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 期にアルミシャシー製造を担当していたハイドロ社
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ への当初のシャシー発注数が 750 台程だった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ことから2 ~ 3 年で1500 台~ 2000台近くに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まではなっただろうと予想出来ます 。

2000 年 ・・・・・・・ 2000~2500台程度 ? 数字としての生産台数は資料的に不明なが
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ら英国で1613 台、 日本で 277台の新車登録
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ が有ったことからの推計として 。

2003 年 ・・・・・・・・・・・ 1731 台 ・・・・・・ 2月よりLCI が日本国内正規販売を開始 。

2004 年 ・・・・・・・・・・・ 3212 台 ・・・・・・ 前年比 約 85% Up この年から米国への再輸
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 出を開始 ( 14 年振り ) により急激に台数増加

2005 年 ・・・・・・・・・・・ 5053 台 ・・・・・・ 前年比 約 57% Up この年の実績は Lotus Car
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ s として過去最大 ( Lotus Engineering アリスター ・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フローランス氏の来日時コメント より )

2006 年 ・・・・・・・・・・・ 3062 台 ・・・・・・ この年で 2ZZ系エリーゼ ・ エキシージによる北米バ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ブルがほぼ終息 。

2007 年 ・・・・・・・・・・・ 2630 台

2008 年 ・・・・・・・・・・・ 2106 台 ・・・・・・ 9 月リーマンショック

2009 年 ・・・・・・・・・・・ 1618 台 ・・・・・・ 10月 D ・ バハー CEO 就任

2010 年 ・・・・・・・・・・・ 2613 台

2011 年 ・・・・・・・・・・ 台数未発表の為不明ながら当時の状況的に2010年時よりは少ない可能性大

2012 年 ・・・・・・・・・ 約 1000 台 ・・・・・ 2013年 7月 エキシージS 国内発表時のマシュー ベッカー氏コメントより

2013 年 ・・・・・・・・・ 約 1300 台 ・・・・・ オートカージャパン誌の 「 ロータス大研究 」 には 2013
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 年世界販売台数として 1368 台 、以前拝見し
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ た MakotoExige さんのブログに有ります 英
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ The Telegraph の記事によると 同年の販売台
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 数は 1232 台 となっていますので 生産された
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 台数としてはこれぐらいで見ておいて大丈夫で
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ しょう 。 2013年は 2012 年比約 30 %UPという
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Lotus Cars 側発表からも概ね一致しますので

2014 年 ・・・・・・・・ 約 2000 台 ・・・・・・ Lotus Cars 側発表 期間は 2014 ・ 4 → 2015 ・3 として

2015 年 見込み 約 3000 ~ 3500 台 ゲールズ CEO コメントより 2015 ・ 4 → 2016 ・ 3


これに対して社員数の増減としては


以前 Lotus Cars は  300 人規模の解雇 を少なくとも一度行っていまして

2001 年 3 月 のGMによる " オペルロードスター クレーム 事件 " の為ですが この時の 300 人は全社員の 約 15 % とされ 、 これから逆算すると2001 年当時 解雇前は 近年よりもずっと多い約 2000 人 の従業員 がいたことになります 。

この 2001 年時の場合 バハー時代に設立となる Lotus Cars China は当然まだ無く 北米輸出も中断中なので Lotus Cars USA もまだ無い可能性有り 。
既に アルミシャシー 製造はハイドロ社の デンマーク工場から 英国 ・ ウースター に有る現在の生産拠点 Lotus Lightweight Structures 社の場所に変わっていますが Group Lotus がここを買収したのは 2008 年で有り まだ 当時はハイドロ社の英国工場でしたので ほとんどの 従業員は ヘセル である可能性が高そうです 。


この解雇後は 1700 名程になった筈ですけれどもそれ以降は暫く人数を減らす要素が無く 、 2004 年以降は急激に生産台数を増やしていることも有り 、 2004年時も 1700 名程度はいそう あるいはもしかしたら 再度 2000 名前後まで増えた場合が有ったかもしれません 。

又 この時アメリカでの受注大幅増に対応する為に北米向けライン を増設し 2 ライン 生産になっています。
Lotus Cars の生産能力は これまでの生産に関する資料等から 1 ライン 当たりエリーゼ系モデルで年間 最大約 2500 台 程度と想像され大幅に生産台数が減少したバハー体制下でもこれらの生産設備やスペースは全部がそのまま ・・・ というわけでは無いとも思いますが 、 おそらくは遊休の状態で有って ( 廃棄するのも費用がかかりますので ) それ程大規模な設備投資をしなくても条件が揃えば現在でも工場は 5000 ~4000 台近い生産は十分可能な状態ではないか というのが自分の印象です 。
 
ただし新体制以降これまではそうなっていません 。

その理由については以下のような形で従業員数が減ってしまっていて従来からのLotus Cars の生産効率では特に 2013年以降の受注増に対し  マンパワー的にかつてのような急激な増産は出来ず 、 結果 発売当初の納期が 1 年前後だった エキシージ S  又それに影響を受ける形で エリーゼ 系モデルも 10 ヶ月程かかる時期も有った 等納期がなかなか短縮化出来なかったことの一因にも繋がったのではないか と思えてきます 。

2008 年以降はおそらく Lotus Cars においても リーマンショック の影響が有り 又 その後の バハープラン の失敗も 有って生産台数が更に激減 。 他にも パリショー 5 モデル を掲げるバハー氏と考えが合わないことによるものか R ・ ベッカー や T ・ シュート 達 を含むライトウェイト路線のキーマン達や従業員の離脱が相次ぎ これらにより 2013 年初期には 約 1100 名までになっていたようです ( 2013 年 7月エキシージ S ジャパンプレミアの為来日時の M ・ ベッカー氏のコメントから )


新体制移行後 2013 年8月始めには Lotus Cars 公式サイトに 約 100 名の従業員募集記事が載りこれはほぼそのまま採用が決まったようで 、 2014 年 2 月 のオートカージャパン誌 " ロータス大研究 " には 1200 名と記載されています 。


ただ気になったのがこの後 11 月末に出た これまでも何度か行われている英国政府からの補助金支給の記事でした 。

当時の記事はこうなっています ( 自動車情報サイト レスポンス より )


この補助金は、英国政府が国内の産業を活性化し、雇用を創出する目的で設立した基金、RGFによって拠出されるもの。ロータスカーズは1044万ポンド ( 約17億円 )の補助金を利用して、研究開発を促進し、313名の新規雇用を生み出す計画。

すでにロータスカーズは、親会社のマレーシアの複合企業、DRB-ハイコムから1億ポンド(約165億円)の出資を受け、商品開発の強化に乗り出している。
2013年7月には、130名以上を新規に雇用

( んっ ! ・・・ HPの募集内容記載より多いのでは ? ? )

今回の補助金は、この流れを加速させるもの。

英国政府のビジネスイノベーション・職業技能担当、ヴィンス・ケイブル大臣は、「ロータスは英国を象徴する自動車メーカー。自動車産業は英国で最も成功してきた産業 のひとつ

( ・・・ しかし創業時の体制を維持する会社は一つも無く 皆 倒産か吸収あるいは外資傘下になっているんですが 、 唯一残ったモーガン社も創業一族だった社長 は近年会社を去る形になっています )

今回の補助金は英国の技術水準を高め、長期に渡る雇用を維持するために行う」 と述べている 。




となっています 。 これに従えば時期は明確にされていないものの その後 313 名を採用し 約 1500 名になる計画だったようでしたが 、  2012 → 2013 年の生産実績の伸びと更なる追加の採用により増加する人件費 面の割合から見て これ程の増員はまだ早過ぎるのでは ・・・ という印象でした 。



バハー時代の負の遺産の残りも当然有ると思いますがこういった増員もたたったのか Group Lotus の赤字額は プロトン が 1995 年に買収後 2009 年までにつぎ込んだ 額の 約 340 億円 に対し 、 2012 年に 約 203 億円 ・ 2013 年に 約 282 億円 と たった 2 年でそれを大幅に超える金額になってしまっています 。


これらの状況から考えると 今までの Lotus Cars の生産方法と生産効率では 海外等ヘセル以外の任地の社員数も含んだ形かもしれませんが 工場自体に 5000 ~ 4000 台レベルの生産能力が仮に有ったとしても

社員数が 1100 ~ 1200 人 程度では年間 2000 台程度までしか作れず これだと 生産数が少な過ぎて 赤字になる 。


又 4000 台前後を作ろうとすると おそらく 1500 人程度以上必要になるが 、そうすると今度は人件費面の増加が負担となり この時の 1 台当たりの利益額では合わなくなって こちらの場合でも赤字になってしまう ・・・


仮に 1500 人以上でも年間 6000 ~ 7000 台程度が安定して生産販売出来れば黒字化出来そうだが 、 その規模は現在の生産体制 では不可能な為大規模な設備投資を行い更なる工場拡張が必要で費用的な面からも現実的とは言えない  ( バハープラン では 8000 台程度まで工場規模を拡大する予定で解任前にも一部のエスプリ用に関する部分は始まっていました )



どの場合も赤字になってしまう ・・・ と言う自分でもこんなことが有るのか ? と思えるようなビジネスモデル ですが、 こう考えないとこれまでの Lotus Cars の赤字が解消出来ない状況を説明出来ないのでは と 思えてきます 。


2013 年 9 月末には プロトン の ジャミル 前会長が在任時に Group Lotus の再建状況として

・ 再建に対する 4 つの問題点の特定 ( 内容は当時のブログに掲載 )

・ それに対して 70 % まで対策は完了し 2 ~ 3 年後には黒字化出来る見通しで有り 、 その時の生産台数は 3500 台


と 発表していますが 3500 台を生産するには 1500 人程度が必要 しかし補助金も使って 1500 人を雇用した場合以前のように赤字になる状況は変わらないのではないか ・・・
さりとて これまでの生産方法で 2013 ・ 14 の 1100 ~ 1200 人規模のままでは 年間 多くても 2500 台程度が限度で、 前年実績が低い為伸び率こそ高いものの 生産台数の増加は利益を出せる程大きく無く3500 台にはまず届かない 。


今回 225 名増加で 1222 名になるとされている点や リストラについては最大300名強ともされていたことからすると実際のリストラ規模は約 200 名程だった可能性も有りそうです 。

3000 ~ 3500 台で今後の黒字化を目指すならば それに見合った部品調達等への必要な投資はプロトンから行われる筈でしょうから良いとして 、 後は 1200 名規模で 3000 ~ 3500 台が実際に可能になるようにまで工場の生産効率を上げられるのか もポイントになりそうですね  。 生産工程の見直しについてはバハー体制時に ポルシェ からヘッドハント された M ・ オック 氏が工場長として行い エヴォーラ の場合20 % UPした例が 紹介されてもいましたが エリーゼ ・ エキシージ S も含めまだまだ見直せる部分が有るのかもしれません 。


バハープランモデル 時程では有りませんが エキシージ S系 ・ エヴォーラ 400 と従来比車格的に価格がやや上にシフトしてきているので生産台数から見た全体の利益額は増加しているのでしょうけれども 、 約 1200 名で 3500 台 を販売したとして 一人当たりの台数は年間 約 3 台 。


ゲールズ CEO の予想通りに来年春 黒字化出来るのかは 6 月頃にははっきりすることでしょう 。 これまでも ロータス ・ プロトン歴代 トップ から Lotus Cars の黒字化についての見通しが何度か発表されてきましたが 、 その通りの結果にはなっていませんでした 。

今後より良い ロータス車を作ってもらう為にも 又 ロータスブランド存続の為にも 黒字化は絶対条件でしょうから 、 今回はそれが果たされることを是非期待したいものです 。
Posted at 2015/10/26 12:20:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | Lotus statistical data | クルマ
2015年10月22日 イイね!

実録 ! " 栄光の ル ・ マン "

実録 !  " 栄光の ル ・ マン "先日の Autoblog 記事にこんな映画が紹介されていました 。

" Steve McQueen: The Man & Le Mans "

1971 年に米日 他 各国で公開された S ・ マックイーン 主演の ル ・ マン24時間レースを題材 としたカーレース映画 Le Mans ( 邦題 " 栄光のル ・ マン "  )


この撮影時の舞台裏に迫ったドキュメンタリー 作品になっているそうです 。





内容は本編ではカットされたシーンや未公開映像等によって構成されマックィーン本人(また その息子チャド・マックィーン)が制作の過程や体験について語っているものになっているとのこと 。

 栄光のル ・ マン 本編については断片的な印象しか無かったので 3 年程前にDVD をレンタルして見たことが有りました 。 初公開時日本では大変ヒットしたそうですが カーレースそのものを描きたいマックイーン 本人の意向により人間関係等のドラマチック な部分は極力抑えられアメリカ 等最終的な興業成績は今一つで 、 後には制作を担当したマックイーン 自身のプロダクション が解散せざるをえない形になってしまっています 。 自分も見た際には 「レースシーンは確かに迫力が有るもののドキュメンタリーでは無いので 、 一つの映画作品として見た場合はどうなんだろうか ? 」 と感じる部分が有りました 。

撮影用カメラを 3 台搭載した ポルシェ 908 で実際に 1970 年の レース へ参戦しその本番の映像もレースシーンに利用しているエピソード も有名な作品ですが 、 特に夜間の走行シーン では多くの部分で照明が無く真っ暗で見えるのはヘッドライト が照らす範囲のみ ( 明るいのはグランドスタンド周辺や遊園地の施設 ? がコース 近くに有る場所くらい ) 又 ピットレーン とコース の間にウォール が無く 夜間も含め メカニック達が作業している横を全開でレースカー が駆け抜けていくという当時のレース環境等にも驚く部分が有りました 。

映画が始まって冒頭 11 分程までは映像とBGMのみで セリフ が一切無い ・・・
という演出にも ビックリ ですが?
エンドクレジット で最初に表示されるのが役者等では無く 実際にレースカー をドライブしたレーサー なのですけれども 、 その中には ジェラール ・ ラ ルース や アンドレ ・ デ ・ コルタンツ といった面々の名前も有り 。



 しかし 一番の驚きはこうしたドキュメンタリー が元の映画公開から 44 年も経って制作されたことに対してですけれども  !



ただ アメリカ でも 劇場公開は 11 月 13 日 から ロサンゼルス と ニューヨーク での限定的なものだけのようでその後 12 月 1 日 からはDVD が発売予定 。

日本で劇場公開や メディア 発売が有るのかどうかは不明ですが出来ればそうした機会が有ることに期待したいですね 。


Posted at 2015/10/22 21:56:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | CINEMANIMATION | クルマ
2015年10月17日 イイね!

あの車が売りに出ていた !

あの車が売りに出ていた !自分のような " サーキット の狼 " 世代な皆さんにとっての特別な 1 台としては ロータス ヨーロッパ や ディノ RS 等と並んで ファン が多いのではないか と思えるものに 当時コミックス 内で
" ランボルギーニ イオタ " と呼ばれていたこの車が有ると思います 。











イオタの出自には謎めいた部分が多く  後になってから分かることでしたが当時の雑誌等のメディア情報にも不正確な記述が多数有りました 。

レプリカ とされる物も含め当時から イオタ と呼ばれた個体は複数存在し 「 どれが本物のイオタ なのか ・・・ 」 については スーパーカー小僧の一人でも有った自分も大変興味を感じました 。 ミウラ に似たフォルム を持ちながら埋め込み型のヘッドライト なのがイオタ と呼ばれる各個体の特徴でしたが  、 中でも この1 台のみイオタ SVR と呼ばれたこの 個体は特に大きく張り出した迫力の有る リアフェンダー ・ 他の イオタ と呼ばれる物には無いルーフ上のスポイラー 等 により独特な オーラ ? をはなっていて自分にとっても " これぞ リアル イオタ だ ! " と思わせてくれる 1 台でしたね  。


1968 年製 のミウラ S を改造する形で 1975 年にこの仕様になり程なく日本に輸入され 以降約 40 年間日本に存在し 2002 年から2005 年にかけてフルレストア され現在にいたっているとのこと 。 一時は愛知県のあるディーラー にも展示されていて自分も通りすがりにガラス越しに見た覚えが有りました 。





この SVR の日本でのレストア前後を含む写真や取材時の記事 ・ 及び他のイオタ と呼ばれる個体の詳細は ネコ P 社の この " イオタ白書 "" スーパーカーアーカイブス 10 ランボルギーニ ミウラ / イオタ " に掲載されています 。


今回 Autoblog に掲載されていた記事によればこれが現在売りに出ているとのこと

これまでも幾つかのディーラー を経由しているようで 一時は LCI の元親会社 愛知県のオートトレーディングルフト ジャパン も所有していたようですが 現在はBINGOSPORTS さんというところが所有 。

売りに出たのは今年の 8 月頃のようですが BINGOSPORTS さんのサイトではまだ販売中になっていました 。


掲載されている内容としては

年式 1968年

走行距離 3,264km

車検 2016年5月まで

車輛寸法 全長:439cm 、 全幅:200cm 、 全高:110cm 、 全重:1330kg

ミウラ S のカタログスペックでは 1040 kg なのでこの重量が正確で有ればオーバーフェンダー等のモディファイ によりかなり増加していることになるのかも 。 ただしミウラ SV になるとカタログスペック でも 1245 kg ・・・
まあそれ以前にスーパーカーに限らずこの時代の車は個体差も大きく 又 車両重量がカタログ値通りでは無いことはよく有ることでしたが 。

排気量 3920cc

燃料 ハイオク

ミッション 5MT

ハンドル 左

価格は応談 となっていましたがはたしてどれくらいの価格になるのか ・・・





イオタ とされるモデル がオークション に出た例として 以前日本のトミタオート が輸入し 2007 年にアメリカのコレクター に渡ったこの 1 台 。

程度も良かったものの その後 2 年の月日と 22.5 万ドル をかけレストア されたものが今年 1 月にオークション に出 、 200 万ドル を越えるか ・・・ とも予想されたようですが 最終的には 約 190 万 ドル  ( 約 2 億 2800万 ) で落札された模様 。

そういえば 昔 600 万ドル の男 というドラマも有りましたね ?


と なるとこの SVR はいくらなら売ってもらえるのか


確たる根拠は有りませんが


5 億円 くらい有ったらおそらく多少お釣りも ? 残るのではないでしょうか 。


今回のAutoblog 日本版の内容はアメリカ版での記事を和訳されたもののようですので世界的に情報が広まり貴重な 1 台が海外流出してしまうのを防ぐ為にも ・・・


どなたか 余裕の有る方いらっしゃいませんか  。


Posted at 2015/10/17 17:07:15 | コメント(4) | トラックバック(0) | hobby | クルマ
2015年10月14日 イイね!

10 月新番組から

10 月新番組から
10 月から放送が開始されたアニメ番組の中には愛知県に関係した内容になりそうなタイトルが有るようで ・・・

コミックス が原作の " 終わりのセラフ " では第2クール について  名古屋決戦編 となっていて敵側となる吸血鬼達の拠点の一つは名古屋市役所らしく 。


又 先日フジテレビ系で放送開始された




"
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER "  は森博嗣 による理系ミステリー 小説 が原作となっていましたが こちらも舞台は愛知県 ( 昨年秋 TVドラマ としても制作されたそうですね )

主な登場人物達は 国立那古野 ( 実際こうした表記の地名も名古屋に有りますがその場合はなごの 、 アニメではなごや と読ませるんでしょうね ) 大学建築学科に所属する面々 。 愛知県先端に有る 妃真加島(ひまかじま 、 架空の設定だそうですが実際の島としては同音の日間賀島が有り  )に出かけそこで起きた殺人事件に巻き込まれる ・・・ というストーリー になるようですね 。

第1話を見て個人的に 「 オオッ ! 」 となってしまったのが




ヒロイン の一人で有る 西之園 萌絵

父親は那古野大学元総長 、 叔父は愛知県警部長で 叔母は県知事夫人

好きなものは車のエンジン音 とミステリー 小説 なんだそうですが




乗っている車がどうみても あの車で ・・・
通学もこれでしているらしく




こんなお嬢様に気にいっていただけるといろいろ助けてもらえそうかも  ?
ただし気にいってもらえるまでになるのが大変なんでしょうけれども 。


アニメ 作品にはっきりと分かる形で 4 C が登場するのはこれがもしかしたら初めてではないでしょうか 。 原作小説が発売されたのは 1996 年 4 月ですのでここで 4 C を使ったのは今回のアニメ制作側の意向 ということなのでしょうね 。





10 月からの本放送開始に先駆け 8 月 9 月に第 5 話 までが先行放送されていた

サンダーバード ARE GO ( 原題:Thunderbirds Are Go!  )

自分も懐かしさと共に新作がどのような形で描かれているのか興味が有り先行放送から見てみました 。





キャラクターやサンダーバードメカ 等主要部分は CG で描きながら トレーシーアイランド や 水面 ・一部のメカ 等はミニチュア や セット を組み合わせオリジナル版の雰囲気に近い演出もされていて 、 現在のレベルで有れば オールCG のほうがコスト的には安くなりそうにも思えますけれどもオリジナル版へのリスペクトからか 敢えて手間がかかりそうな方法で制作されています 。

オリジナル版の要素も残しつつ オリジナル版制作から 50 年 が経ち ・・・ ( オリジナル版 = 自分でした ? ) 時代にも合わせて設定が変更された部分も有り 、 今回の新作で初めてサンダーバード を知る子供さん達にも 自分達のような オリジナル版で育った世代にもそれぞれで楽しめる内容にもなっているように感じました 。
 こうした部分は " 宇宙戦艦 ヤマト 2199 " にも感じられたところでしたが 。

メインキャラ のデザインとしては スコット が一番オリジナルに近いように感じましたが声的にはちょっとチャライ 印象も  ?



ちょっと個人的に気になったところとしては

サンダーバード ARE GO のタイトル に対し

「 アー の場合の主語は複数形では ? 原題も Thunderbirds Are Go だし ・・・ 」

まあ オリジナル版も 邦題の " サンダーバード " に対し原題 は Thunderbirds でしたのでこれと同じことなのかもしれませんが 。

又 今回サンダーバードの呼称は 自他共に " インターナショナルレスキュー " となっていますけれども 世代的には ・・・

国際救助隊

のほうがやはり しっくりきますね !





放送を見ていてなぜかおかしさを感じてしまったのが 新 1 号の発信シーン

オリジナル版同様にプール が移動して飛び立っていくのですが







3.00 あたり 、 プール の傍に置かれていたベンチ が吹き飛んでいっています 。

この発信シーン は第 5 話までのところ毎回同じ映像が使われているようなので 1 号が発信するたびにこのベンチ は飛んでいくことに ? 後で誰が片づけたりするんでしょうか 、 オリジナル版なら 執事の キラノ がやってくれそうですが 今回はいませんので 。

やっぱり おばあちゃんでしょうか 。

「 スコット ったら 又 散らかして 、 代わりに帰ったらしっかり私の手料理を試食して貰わなくちゃ 」


もしかしたら サンダーバード 最大の危機は フッド では無く こちらかも ?


因みに オリジナル版や 2004 年にアメリカで制作された実写版ではベンチが飛んでいくような描写は有りませんでした 。





驚いたのは 新 2 号に搭載されるメカ達

今回幾つかのメカのコクピット 部分はモジュール構造になっていて 他の部分の各パーツ をつけかえることによって モグラー になったり エレベーターカー 他になったり 限られた コンテナ内のスペース を有効に利用する形になっているようですね 。





オリジナル版では数多くの救助メカ を運用する 2 号がサンダーバードメカの中でも自分も一番のお気に入りでしたが 今回はどんな救助メカ 達が登場するのか 。



先行放送分と併せて放送された何話かのオリジナル版を見れたのは大変懐かしいところでした 。

しっかりした形で見るのはおそらく 35 年から 40 年近くぶりでしょうから各エピソードも断片的に憶えているものばかりで 、 今回放送された中でも 多脚戦車 ゴング 救出に モグラー も登場していたのを忘れていたり  ブレインズ が砂漠に埋められて死にそうになっていたのはこういう流れからだったのか ・・・ と途中思ってみたり 。


オリジナル版でやや意外に感じたのが喫煙シーンが多いと思えたこと 。 男性はまあ兎も角女性でも ペネロープ あたりはまだイメージ が有ったのですが

ミンミン まで 喫煙者だったのには ちょっと個人的にショック ・・・ でしたね 。


アラン 、 ミンミンにはタバコを吸うのを止めさせたほうが良いのでは ?



今回 Wiki に掲載されていた 日英での初回放送時の各エピソード順を見ていて疑問に思った点が有り

第 1 話は同じながら途中幾つかのエピソード が日英で異なっていました 。
勿論それぞれのエピソード間で前後の繋がり的に問題がなければ全く構わないのですけれども気になったのが ラスト 2 話の放送順 。

英国では




1966 年 11 月 6 日 に 31 話 " 宇宙放送局 の危機 " が放送され




少し日があく形で 1966 年 12 月 25 日 に 32 話となる " すばらしいクリスマスプレゼント " が放送となっていますが 、 日本の NHK では 1966 年 11 月 27 日に 31話として すばらしいクリスマスプレゼント を放送し 翌週 12 月 4 日に ラストエピソード として 宇宙放送局の危機 が放送されていて 、 英国側がクリスマス に合わせた為だと思いますが日本での終了のほうが早くなっていました 。

今回放送分のオリジナル版の中で 宇宙放送局の危機が有ったのですが 内容は海賊放送でも有る宇宙放送局が事故により地球の石油プラント へ落下するコース になってしまう 。 サンダーバード が救助に向かいアラン が助けようとしますが 相手が非常に自己中 ? な男で 「 嫌だ 、 俺は出ないぞ ! 」 頑として放送衛星から出ようとしない 。
迫る タイムリミット に対して アラン がとった行動は ・・・

ラスト は救助されたラジオ担当者がTVのインタビュー で国際救助隊への感謝を語っているのですが 顔には大きなアザ が ! それを見たメンバー一同から

「 アラン 、 ○ るのはまずいよ 」 と言われて

「 でも しようが無かったんだよ 、 言うこと聞いてくれなかったんだもの ・・・ 」

で終わる形で有り 、 今回見ていて

「 う ~ ん 、 子供向け番組でこれが放送最終話で良いんだろうか 」

と 思ってしまいました 。


すばらしきクリマスプレゼント のほうは全体のストーリー が分かりませんが冒頭のあらすじ としては
 
" クリスマスを控えた子供病院で新病棟建設の募金運動の一環として、ロケットを使ってクリスマス・プレゼントを運びその中の招待状を引き当てた子供を一人だけ国際救助隊基地に招待するという楽しい計画が進められていた。
ところが ・・・ "


というものだそうで こちらのほうが最終話向けの内容のような気がします 。

日英での各話の放送時期からみても日本でも すばらしきクリスマスプレゼント を最終話として十分いけそうな感が有りますがなぜこうなったのか ?


ドリル は漢の ・・・

オリジナル版のサンダーバード各メカ やその発進シーン はその後に作られた作品にも大きな影響を与えたということで





特にウルトラセブン の各メカ の発進シーン はサンダーバード を意識したものになっているとも聞きます。 自分のロータス車に乗る場合このポインター のような形で車が出てくるとなんともカッコイイ かも 、 ただ ターンテーブル で回っているだけかもしれませんが ?





又 2 号搭載メカの中でも モグラー の印象は強烈で 、 各ウルトラシリーズ 的な作品に登場する部隊でも 地底を進むドリル を装備したメカ をだいたいは持っていたり ( 最近のものはよく知らないのですが )





こちらは 1963 年公開なので ドリル装備メカ としては サンダーバード より先になるのかも




ドリル を装備した ロボット も いろいろ有り


そんな中 小学生時代に見た映画で印象に残っていますのがこの作品





地底王国 ( 1976 年 )


ターザン を書いた バローズ の SF小説 " ペルシダー シリーズ " を原作とし 冒頭出てきます 地底掘削車両 アイアンモール ( 鉄モグラ ) での試運転時 故障により主人公達が地底世界に迷いこみ冒険をしつつ帰還を目指す というものですが アイアンモール の描写がサンダーバード のモグラー にもよく似ています 。

この映画の特殊効果担当者はサンダーバード の特撮を担当した デレク ・ メディングス の助手を務めたことも有るそうで 。

又 この映画でヒロイン 役を演じた







キャロライン ・ マンロー


には 007 映画や ロータスファン の皆さんの中にはご存じの場合が 、 或いはどこかで見たことが有るような印象を持たれる方も多いかもしれません 。






この時 エスプリ のカースタント を担当しているのは ロータスカーズ の ロジャー ・ ベッカー 氏
撮影時のエスプリは複数台が用意されたそうですがボンド役の ロジャー ・ ムーア 曰く よく故障したとのこと 。  当時チャップマン が所有していた エスプリ も撮影用に使われたそうです 。

又 前出のデレク ・ メディングス は 私を愛したスパイ の視覚効果も担当していました 。





キャロライン ・ マンロー 自身はこの当時何本か 特撮作品や SF映画に出演していて自分も他の映画でも見た印象が有りました 。




うろ覚えですが " 007 私を愛したスパイ "  日本公開時バーバラ ・ バック と共に来日し ボンドガール として TV の映画プロモーション番組に出演していた気がします 。

敵側のキャラ でも有った為セリフ や登場シーン は少なめだったかと思いましたが美人度では バーバラ ・ バック よりも上のような  ・・・
( 印象には個人差も有ると思いますが )


英国での 私を愛したスパイ 公開は ちょうど地底王国公開 1 年後になるので キャロライン ・ マンロー は地底王国 出演後 私を愛したスパイ の撮影に入ったのかもしれませんね 。

当時は海外でも 特撮や SF 映画は 2001 年宇宙の旅等の一部作品を除けば子供向けや 一段下がった形の位置づけで見られることも多かったようですので そうした作品への出演が多かった キャロライン ・ マンロー が ボンドガール として 007 映画に出演したというのは

「 出世したなぁ ~ 」

という印象でした 。


この当時のキャロライン ・ マンロー は チャーリーズ エンジェル の ファラ ・ フォーセット  と並んで自分にとって馴染みの有る海外の女優さんでしたね 。
Posted at 2015/10/14 06:43:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | CINEMANIMATION | 音楽/映画/テレビ
2015年10月09日 イイね!

トヨタ から是非出て欲しい 1 台

トヨタ から是非出て欲しい 1 台東京モーターショー の開幕を控え 国内各メーカーからの出展内容を紹介する記事が目立つようになってきました 。

そんな中目に留まったのが トヨタ自動車 から発表された この 1 台













エントリースポーツ としてのコンセプトモデル  S - FR

現在発表されている仕様としては ボディサイズ 全長3990mm  全幅1695mm
全高1320mm  ホイールベース 2480mm  で 4人乗り

フロントミッドシップ の FR レイアウト で 6 MT

排気量は明確になっていないようですが 予想では 1.5 L 程度らしく 、 4 人乗り 且つ オープンモデルでは無さそうながら マツダ ロードスター にも近い車格の印象を感じます 。

今回のデザイン からは 現代版 " ヨタハチ " とも呼ばれているようですが ・・・




トヨタ では以前からもこうした噂が挙がっていましたので 、 これらのモデル がいよいよ形になってくるのかもしれませんね 。


この S - FR が実際に市販化されるまでになるのかは 「 まだ 今後の反響次第 ・・・ 」 というところかもしれませんけれども 、 今回の記事を見ていて  「 是非 これを市販化してくれないかな 」 と以前から個人的に思っていた このモデル に近いものも感じました 。










2010 年 東京オートサロン の ガズーレーシング ブース に展示されていた 3 台の中の 1 つ








FR ホットハッチ コンセプト

当時発表されていた仕様では

3SZ-VE ( 1.5 L ) 109 馬力 14.4 kg

3570mm×1695mm×1460mm ホイールベース 2500mm  4 人乗りの FR で 5 MT

会場で初めて見た際は 「 ヴィッツ あたりからの改造かな ? 」 と思っていましたが 説明を見ると プジョーシトロエングループ との共同開発となる 欧州向けモデル " アイゴ " をベース としたプロトタイプ となっていました 。


スペック はそれ程大したことないものの ハッチバック ボディ で FR ・ そこそこのパワー ・・・

ということで 往年の





P6 型 スターレット を思い出させてくれるようなモデル で 懐かしさも有り 、 又 2009 年にFT - 86 として発表されていた FRモデル は 2 L で 市販時の価格も車格的に セリカクラスくらいにはなるだろうと思え 、 86 の一つ下 で有る エントリー FR モデル として より AE 86 にも近い手頃な価格で是非市販化 して欲しいものだ と会場で思っていました 。

FT - 86 によりもこのホットハッチ に対してのほうが自分の期待度は高かったですね 。





この時のオートサロン では 偶然豊田社長との ニアミス も 有り ・・・


自分が MR - S ベース のコンセプトカー を見ていた際 気がつくと章男社長が横に立たれていて トヨタ のマスターテストドライバー で有る 成瀬さんが 車両の説明をされていました 。


「 社長 ! 是非 このホットハッチ も出して下され 、 お願いでございます ! ! 」 ・・・



と思わず竹の先に訴状をつけて 直訴 ? したくなりましたが 、 周りにはおそらく トヨタ のお歴々 ? の方々もがいらっしゃり 「 おのれ 、 この不埒者 ! 」 と手討ちになるかもしれませんので そこは我慢することに 。

ちょっと面白かったのがこの後開催された トークショー での出来事

豊田社長も参加されるとのことでしたので自分も興味が湧きステージに向かいました。
豊田社長以下 成瀬さんやレースドライバー の木下選手 等の参加も有り 今後の FRモデル 発売についてや ガズー ・ G z ブランド のコンセプトモデル市販化の可能性  LFA での ニュル24H 挑戦 等が語られ 、 進行役の方のお話では その日の豊田社長は 一般のお客さんと一緒に駐車場へ入る列に並び来場されたとのこと 。

最後に LFA ニュル参戦モデル のミニカー プレゼント が有ったのですけれども当選したやや年配の方 、  ステージ に上がった際 豊田社長の前をそのまま素通りし そそくさと景品を持ったアシスタントの女性のほうへ ・・・

自分も見ていて 「 さすがにそれは不味いだろう ・・・ 」 と思ってしまいましたが 、 案の定 慌てた様子で進行役の方も

「 えっ ~ 、 豊田社長 の前を素通りですか ? ! 」

なんて言われてましたね 。

あまり車に関心が有りそうには感じられない雰囲気の ? 方だったような気がしますが 、 相手が天下のトヨタ自動車の社長さんで有っても興味の無い方にはこうしたものなのかもしれません  。

もし自分が当たっていれば

「 殿 御慈悲でございます 、 是非 ホットハッチ の市販化を ! 」

と 豊田社長の両手を握ってパフォーマンス していましたね   ( こんな考えだったから当たらなかったんでしょうか ? )

後の記事ではガズーレーシング のキーマン でも有った 成瀬さんは社内の若手とのミーティング の中で このホットハッチ を 「 若い人たちに 楽しいFRで遊んでもらおう  」 というコンセプト で 、 価格は 200 万円程度で出せないか と話されていたようですので 期待も出来るところでしたが その後 成瀬さんが ニュル 近郊での交通事故で亡くなられてしまった というニュース は自分にとっても大変衝撃的で残念な出来事でした 。




今回の S - FR がこのホットハッチ と なんらかの繋がり的なものが有るのか 或いは全く無いのか は兎も角 、  86 の上位モデル となりそうな BMW との共同開発 FR と併せ 1.5 L 前後 の エントリー FR モデル として是非市販化 お願いしたいところですね 。


発表されるようなクーペ モデル でも良いのですが それだと 86 ジュニア 的 にもなってしまいますので 、 出来れば少し方向性を変える形で 市販モデル はホットハッチ で ・・・










かつてはこんなモデル も有りましたしハッチバックスタイルなら必要な際には 荷物も積めて ロータスオーナー の皆さんの日常の足代わり の 1 台 としても良いのではないでしょうか 。

車両価格は 200 万円あたりからで 最上位モデル は " ハンドリング バイ ロータス " ? モデル を 250万円くらいでどうでしょう  ( ロードスター との絡みから MAX 300 万円 以内ならば ? 86 の価格設定にも被ってきてしまいますが ・・・  )




スターレット と言えばこんな CM も有りましたね 。















もし ホットハッチ で市販化の際は近年見かけなくなったこんな雰囲気の CM で ・・・





今は亡き アンダーソン氏に代わり ドライバー はこの方に ・・・





コ ・ ドライバー には モリゾウ 氏 にお願いする形で ・・・ ( けして某社長さんでは有りません )






でも やっぱり ホットハッチ 市販化以上に この CM案実現のほうが


難しいですかね ~
Posted at 2015/10/09 12:55:16 | コメント(5) | トラックバック(0) | ノンセクション の 10 | クルマ

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「reborn」
何シテル?   01/21 22:52
多くの方と同様にサーキットの狼でロータスを知りその後JPS時代のF1での活躍が強烈な思い出となり、いつかは乗ってみたいと思いつつついに夢がかないS2エキシージ...
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