
25 日から開幕となる
" 東京モーターショー " 。
出展を予定している自動車メーカー内外各社の事前情報が各種メディアにも随時あがってきていますが
既報の通り輸入車に関しては Volvo を除けば 後は ドイツ と フランス 車 だけとなってしまい リーマンショック 後暫くは仕方がなかったのでしょうが 、 かつての開催回と比べてしまうとどうしてもさびしさを感じてしまいます ・・・
当然 ? 近年同様 Lotus Cars の出展も無いわけで
( ただ Volvo の参加があることから今後も現在の新体制が続いていくなら 、 2019 年 あたりにはもしかすると Lotus がなんらかの形で関係した Volvo 車 も ? なんてことが有るのかもしれませんね )
しかし LCI のウェブサイト を見てみますと
エリーゼ/エリーゼ スプリント 220/エキシージ スポーツ380/エヴォーラ スポーツ 410 といった現行 ニューモデル のジャパンプレミア が TMS 開幕より一足先に ? 予定されています 。
ただ これまで同様平日の開催になるので 展示時間は 21:00 までとやや長めにも感じますが、 当日時間内に 六本木 近くまで行ける方でないと難しいところがややネック ? プレミアムフライデー の日だったら良かったのか 。
【トークイベント開催!(18:00~18:45)】
モータージャーナリスト 石井昌道氏、飯田裕子氏に加え
英国LOTUS CARS からのゲストを迎え、ロータスブランドの魅力を存分に語って頂きます。
LCI サイトでの紹介によれば当日はこうしたイベントも企画されているそうですので 、 個人的には車両の展示よりもこちらのほうが興味 大 。
質問コーナー なんかもあったりするんでしょうか ? 是非あって欲しいところ
まあ
自分の場合 出禁 かもしれませんが ・・・ 。
サプライズ で登場されたりしませんかね 。
オーダー しないと入らない エントリーモデル
今回の予定車両 の中で個人的に一番気になったのが実は
" エリーゼ " で 「 これは エアコンレス の エントリーモデル のことなんだろうか 」 という点でした 。
6月23日 の告知時にも幾つかのメディアで取り上げられていた
" 税込 車両価格が 500 万円を切る " というふれこみの
Elise ( 実際には エアコンが付いていないLCIが言うところの Elise Sport Ⅱ ) 。
エアコン ・ オーディオ ・ フロアマット レス ということでしたがこのモデルに 「 オーディオ ・ フロアマットは無くても良いが エアコンだけは欲しい 」 という場合はどうなるのか 、 LCI サイト にはオプション として追加出来るのかどうかに関する記載は無かったので 週明けに問い合わせてみますと
「今度のエントリーモデル である Elise には エアコン等含めオプション装備の設定は無く 選択可能なのはボディーカラー ( 黄 ・ 赤 ) と ホイールカラー のみ ( 銀 ・ 黒 ) 。 フロアマット 固定金具も無く 、 オーディオは本体だけで無く 2 スピーカー も無し ( 配線だけはひかれているのかは 確認し忘れました ) 」
HT のみは 純正 FRP ・ カーボン から追加選択が可能
「 なるほど 、 ならば やはりエアコンが必要な場合は Sport Ⅱ になるわけですね 」
( 逆にエアコンがカタログ等で標準装備となっている他のモデルから軽量化の為 ? エアコンを除く形でオーダーする " レスオプション " は不可とのことでした 。 カタログに明記はされていないようですが 左ハンドル はオーダー可能 )
「 ただ Sport Ⅱ の場合新規オーダー時の納期が現状約 8ヶ月程かかっていまして ( Sprint 系 2 モデル についてはカーボンパーツの納期の関係から更にもう少しかかるとのこと 。 これは 約 1 ヶ月後の 7月末頃でも状況は変わっていませんでした 。 )
もっと短納期をお望みの場合 や 新型のデザインに拘られないお客様の場合には 、価格を下げた従来モデルの在庫車をお奨めしています 」 とのこと
Elise Sport Ⅰ の場合従来価格に対し 約 50万円 ダウン となっていて Elise 用のエアコン 単独の価格がどれくらいになるのか設定されていませんので概算ながら Exige CUP 380 のエアコン がオプション価格では 約 25万円 なことから 、 550 万円の Sport Ⅱ に対し 色が赤か黄 かつ エアコンと若干の装備が無くても可で有れば 、 同じく赤 ・ 黄のElise Sport Ⅱ で他のオプション を付けない場合を考えると500万円弱 となる Elise は確かにお値打ちかもしれませんね 。
「 いや でもやはりエアコンくらいは欲しい 。 形は新型で無くて良いし色も在庫車から選ぶので構わないが 」
という方には 500万円弱の新型 Elise に実質エアコン代を加えるだけでメーカーオーダー時に比べれば納期も早く 又他の装備も個体によっては若干付いてくるかもしれない 在庫車の Elise Sport Ⅰ から選ぶのも十分有り ? 。
ただ この Elise
色がソリッド の2色からしか選べないのはまだしも エアコン がオプションでも装備出来ないので有れば やはり実際の 引き合いはかなり少ないのでは ? これまでのモデルのような在庫発注を LCI はするのだろうか ? とも感じられ 、 その点についてお尋ねしてみると ・・・
「 そうですね 、このモデルについては 当社としても他のように見込み等で在庫発注することは考えておらず 原則 受注対応 という形になると思います 」
と どうやら 在庫もし LCI 側から積極的に売っていくようなことはせず今回会場に並ぶのは何台入ったのかは未確認ですが初回の登録用か新型登場時のデモカーとして若干数入れた内の 1 台で 、 今後については 顧客からのオーダーがあるか各正規ディーラー で在庫車として LCI 側にオーダーを入れない限り 日本に入ってくる機会は当面あまり無いかもしれませんね 。
まあ 内容としては
" エアコン が装備されていない Elise Sport Ⅱ " なので特別でもないでしょうが 、 この エントリーモデル を見ることが出来る貴重な機会にはなりそうです 。
より多くの皆さんに見ていただけるのは今回も ? 名古屋が最初
TMS には出展されませんが 11 月23 日から開催される
名古屋モーターショー には今回も地元正規ディーラー による出展が予定されていて LCI の方も 「 名古屋にも展示します 」 と言われていました 。
これまで 3 ~ 4 台 が展示されてきているので ミッドタウン の内容からすると 3 台の場合には
Elise Sprint 220 ・ Exige Sport 380 ・ Evora Sport 410
4 台目もあれば
Elise を追加 、 ただし目立ち度 ? という点で代わりに
3 ー Eleven という線もあるかも ・・・
というのが自分の予想するところ 。
前週末 18 日 ・ 19 日には 鈴鹿サーキット にて ヒストリック F1 が大挙して登場する
" サウンド オブ エンジン 2017 " も予定されていますので 、 中部エリア の自動車ファンにはどちらも楽しみなイベントになりそうですが 自分は行けないのが残念です 。
更に難しくなる在庫発注時の仕様選択 ?
今回の内容を見て 「LCI や各正規ディーラーが 今後在庫車を発注する場合にはどんな仕様でオーダーするのか がこれまで以上に難問になるのでは ? 」 と思えてしまいました 。
これまでの場合は ツーリングパック や レースパック 等幾つかの内容がセット になった パックオプション が 主体で 組み合わせ可能な例が多いモデル でも 3 ~ 4 種類程 、 それにボディーカラー を組み合わせる中で 顧客からの指定 によるもの以外は 比較的 人気の高いオプションや過去の受注が多いパターン 等で LCI や 各正規ディーラー の在庫車が発注されてきています 。
一方今回も 内装等のパックオプション はありますけれども他にも上記のような形で個々の選択も可能になっていて 一見 欲しいものだけが選べるようにも思えるかもしれませんね 。
実際受注を受けつけているモデルならばそれも可能なのですが内容によっては Lotus Cars への 1 からのオーダーになり Lotus 側の製造予定状況にもよりますけれども Elise の場合だとこれまでの例からするとおそらくは 6 ヶ月前後以上 。
「 そこまで待てない もっと短納期で欲しい 」 となると やはり既に在庫等として入っている車両や 次点では LCI や 各正規ディーラー が仕様を決めて発注済みのもの もしくは Lotus Cars 側が決めた仕様で今後予定している個体でまだ オーダー が入っていないもの から選ぶ形になっていきますが 、 自分のように 「 どうせ Lotus 車を買うのなら 黒 一択 ! それ以外は無い 」 というような好みの拘りだったり 「 シートだけカーボンスポーツシート にしたいが 在庫にあるのは シルカバー 等まで全部カーボン仕様でそれだと予算オーバー ・・・ 」 等 選択肢が多い程 趣味性が強い車種でもあることからなかなか注文にならず 長期滞留になってしまう在庫車がどうしても出てきてしまう 。
( 例えば短納期化の一案として Elise Sport Ⅱ で カーボンスポーツシート のみ追加したいような場合 、 「 LCI 側でカーボンシート のみ何セット か在庫しておき こうした希望がある際には 標準シート から交換する 」 ようなことを LCI はするのか とあるディーラー で質問してみたところ そうした対応は LCI はしないそうで Lotus Cars へのオーダーになるそうです )
現在 LCI サイト に公開されている在庫車はそうした状況の累積でもあるわけですが 、 実際には 各正規ディーラー にも 長期在庫車があるので値下げの対象になる実際の数はもっと多いところでしょう 。 こうしたディーラー の在庫車が値下げした価格で売れた場合には LCI 側から バックマージン として値引きをディーラー に対して切らないとディーラーの採算が合わなくなることも出てくるはずで 自分たちユーザー 側は 「 値段が下がってうれしい 」 ところですが 、 販売面ではいろいろ問題もはらんでいるところでしょう 。 あまりこうした部分で経費がくわれてしまうと
「 JLD 開催断念 」
なんてことになってもおかしくありませんし ・・・
一番良いのは
Evora GT430 のように 「 顧客からのオーダー が入った分のみ都度 Lotus 側へ発注する形 」 にし LCI や ディーラー が発注する在庫車を最小にすればこうした長期在庫車も少なくなりそうですが 、 正規インポーター であればやはり年間の発注台数ノルマ 的なものもあるかもしれませんし Lotus Cars の発表する販売台数の国別ランキング でも 3 本指 には入らなくなるかもしれませんね 。
まあそれでも 5 位 前後くらいにはなれると思いますが 。
ちなみに
Evora GT 430
先週末に聞いたある LCI 営業さんのお話では 「 自分の知る限りでは現時点で少なくとも 2 ~ 3 台 の受注は入っているはずです 」 とのことでした 。