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2017年12月05日 イイね!

FILE 5 ローカルルール は 是か 非か

FILE 5  ローカルルール は 是か 非か自分にとっても驚きでありました 日産 ・ スバル での完成車検査員問題
両社とも20年以上前から行われていたということで自分もかつては スバルユーザー だったこともあり  「 う ~ ん ・・・ 」 となってしまう部分も  。 ただ 自分が乗っていた最初の インプレッサ WRX STI バージョン タイプ RA  についてはスバルでのライン生産では無く完成車検査も検査場への持ち込みだったと思いましたので 対象車では無かったかな ・・・ とも思いますが 。


関連の報道を見ると 両社とも会社がまだ正式な認定を与える前の検査員が実際の検査を行っていたという点が問題 にはなるもののそれぞれで発生への状況がやや異なり 、 日産の場合はかなり問題が大きく国交省による監査が行われる際には事前に対処が現場で行われていたり 認定をしたとされる正式検査員の試験に対しても事前に試験問題の内容が伝えられていた ともあり 「 正式と認められている検査員も試験当時 本当に合格に値するレベル にあったのか ? 」 と疑問を感じてしまうようなところがあるのですけれども 、 スバル の場合  国には 「 スバル側で認定した社員が検査を行う 」 と届け出をし 社内ルールでは 「 試験等に合格し実力ありと認められた後 正式検査員になるには検査業務の実務期間が必要 」 という形になっていて 、 自らのローカルルール が  " 鶏が先か 卵が先か "  的な矛盾をはらんでいることに会社として気づいておらず 法令違反状態であるとは思っていなかった と感じられる  ・・・


実は Lotus 車の一部モデル でも 法令違反となることを気づかずにやってしまうかもしれない注意事例があります 。


Exige クーペ モデル の HT  を外すことは法令違反

他車オーナー の皆さんだとわかり難いかもしれない 又 Lotus でも Elise や Evora 等 オーナー の皆さんには該当しないので

「 えっ ? どういうこと ? ? 」

となってしまうかもしれませんね 。 
念の為ご紹介しておきますと 、 車検証右上 車体の形状 という欄の記載が ハードトップ が標準設定となる Exige のクーペモデル" 箱型 "  ソフトトップ が装着される Elise ( Exige S ロードスター 含み )  は " 幌型 "  になっています 。

両車は基本的に同様なボディ構造になっている為に Exige  クーペモデル の HT は ネジ と金具で固定されているだけなので ネジ を外せばユーザー側でもそれ程手間をかけずに HT を外すことが出来 、 Elise 用の ST を入手すれば それを取り付けることも出来るのですが 車検証上 が箱型になっている為に オープン状態 や ソフトトップ をつけた状態で 公道を走行した場合には 違法改造 とみなされる形になってしまう というものです 。
( 扱いは過去の L4 時代も V6 になってからも Exige  クーペモデルであれば同じ )


この 「 Exige クーペモデル のHT を外すのは不可 」 という件については 車載マニュアル にも記載されているのですが オーナーさんによってはマニュアル をよく読まれていない場合もあるかもしれませんね  。  自分もこの件については以前 ディーラー さんで他のオーナーさんと話していた際に たまたま この話題になり スタッフさんに 聞いてみたところ 「 Exige  の HTを外すのは 法令違反になるので おススメしていないんですよ 」 と説明を聞いて初めて知りました 。

ただ自分の場合  一度 知人の S2  Elise  ローバーモデル を半日程 オープン でドライブさせてもらったことがあり その際 「 これはこれで 楽しいものだ 」 とは感じたものの 自分でオープンモデルを買って  「 オープンドライブ を積極的に楽しみたい 」 というような欲求は無く個人的には オープンモデルは好みでは無い ( 一般論として ボディ剛性が下がるか補強の為重量が増す為 )   、 例えば Exige が Europa S や Evora のように屋根が外せない構造になっていてそれによりもし 1 kg でも 軽くなっていたとしたら そのほうが自分としてはもっとありがたかった ところ  。

法令違反になろうが なるまいが自分のExige の HT を外して乗ろうとは思わなかったですが 、 このあたりは まあ 好みの問題でしょうね  。


LCI 側の見解


Exige クーペ  の HT を外すことは違法になるのかどうか については 、 自分の思い違いなのかの 確認の意味で今年の4月頃でしたが LCI に問いあわせたことがありました 。





「 以前 正規ディーラー で Exige クーペモデル の HT を外して公道走行すると法令違反になると聞いたことがあるのですが実際そうなんでしょうか  」


「 はい 、 Exige の クーペモデル に関しては車検証上 箱型での 登録になっていますので  Elise の ST を装着しての場合も含め HTを外して公道を走行した場合は法令違反になります 。 当社のほうにも幾つかそうした事例が耳に入ってくることもありますが  、 車載マニュアルにも記載させてもらっていますけれども絶対にしないでいただきたいところですね 。 」


「 もしオープン状態で公道を走行した場合にはどんな問題が考えられますか 」

「 いずれも必ずそうなるとは限らず 原則論的なお答えにはなりますが 、 当社からですとその状態で使用されていて起きた不具合については新車保証期間内であっても対象外にさせていただく場合があります 。

又 警察が車検証をチェック した場合には違法改造をとられるおそれが 、 万一事故 の際には 加害側 被害側を問わず 契約通りの金額がおりない可能性が出てくるのではないか と思われます 」


「 オプション設定もされているのでこちらは問題無いと思うのですが 、  Exige とは逆に 幌型の Elise に HT をつけることは違法にはならないんですよね 」

「 はい 、そちらは問題ありません 」

「 それならば単純に思うんですが 、 ユーザー側でも 外せる構造になっている以上 Exige を買われたオーナーさんの中にも オープン でドライブ してみたい という方が出てきてもおかしく無く  又マニュアルに書かれていても読まずに違法と知らずやってしまう場合もあるのではないかとも思うのですが 、 LCI さんが Elise と同じく Exige も  幌型で登録出来るように届け出されていれば こういった事例は起きなかったのではないかと思うんですが 」

「 ご指摘はごもっともなのですけれども Exige のクーペモデル を日本の法規に照らし合わせた場合 箱型で登録する というのは当社の判断では無く契約時に Lotus 側が指定してきた内容になっていましてこちらからはどうしようも出来ません 。 」




 その理由は マニュアル にも書かれていますが クーペモデル の場合には前後のエアロパーツ等を含め HT が装着された状態で空力的に  エアロフォイル (  車体の空気抵抗を少なくするための覆い ) が  ベストな状態になるようにセッティング されているからだそうです 。


Exige のクーペモデル を合法的にオープン化 出来る方法は ・・・ ○ ○





「 クーペモデル だとオープン に出来ないことを知らずに買ってしまった場合 合法的に オープン に出来るようにする方法はありませんか 」

「 車検証についてだけを考えるならば車検時に記載変更をし 幌型にする方法が考えられますが ・・・ 」


「 なるほど 、 その場合は車体構造の変更になりそうなので オープン時の強度を証明するような資料が必要になりそうですね 、 そういった資料は LCI さんから発行いただけるのでしょうか 」

「 自分の知る限りこれまで Exige を合法的にオープン化したいという問い合わせをこちらにいただいたことがことが無く 、 実際変更する為には どんな資料が必要なのか 又資料等が有れば 幌型への記載変更が可能なのか についてはこちらでは確認しておりませんので陸運局等へ問合せる必要がありますが 、 仮に強度証明等の資料が有れば 可能となった場合発行は当社からでは無く Lotus Cars から出してもらう形になります 。

その場合 Lotus 側が日本での Exige クーペモデル の オープン化を 認めていない以上 資料発行に応じるとは 考え難い ですね 。 」




・・・ どうやら 合法的に オープン 化 する方法は無いようです 。



Exige S に  Roadster が設定された理由




4気筒時代には オープン又は ST付きモデル で前後エアロレス ( 実際には一部モデルでリアスポイラーが付きますが ) の Elise に対し HT と前後エアロパーツ付きだった Exige が V6 化され 別のモデルライン になった後 、 当初は クーペ  だけでしたが  2012 年の ジュネーブ で " 謎の新型車 "  として  Exige S Roadster が発表された際には

「 えっ ~ Exige になんで オープンモデル  ? ? ? 

う ~ ん  ・・・  Exige なら当然 ハードトップ 付きだろう  !  まさに 謎 だ ・・・  」


と  感じてしまう部分が個人的には 強くあった のですけれども LCI の話を聞いて今回改めて法令面から考えてみますと 、 どちらも 4気筒でパフォーマンス的に近い形であった時代には

「 オープンドライブ がしたいのであれば Elise 、 オープンには出来ないが前後にエアロを付けより走りに特化した モデルが希望であれば Exige 」

という選択肢があったのですけれども 、 Exige が V6 3.5 L となり Elise とも Evora とも 別モデル になった後は Exige にも オープンモデル を設定しないと合法的に オープン化が出来無いので 設定は必然だった ( 要は Big Elise になるわけですが )   、 こうした法令状況が完成車検査員問題同様 日本独自のことになるのか 英国をはじめとした海外での状況はそれぞれの国でどうなのか 確認出来てはいませんけれども こう考えるのが一番妥当なのではないか と思えてきました 。









V6 化された Exige のテストカー は 2009 年頃からスクープ されてきていましたが








こうした写真もあり クーペモデル だけで無く ロードスターモデル も開発終盤にはほぼ同時にテストされていたようですね  。


Exige Roadster 用の エアロパーツ ?

V6 化 された後の Exige は クーペモデル が 前後にエアロパーツ装備  ロードスター はエアロ 無し という形になっていますが  「 あれっ ? 」 と思ったのが マイナーチェンジ で Sport 350 となった際 Lotus Cars HP の写真で









F スプリッター と リアウイング が装備された ロードスター と思しき モデル が写っていました 。Upの写真を見ると材質はカーボン製で

「 Sp350 からは ロードスター もオプション とかでF スプリッター とリアウイング が選べるようになったんだろうか ? 」

と思い Lotus Cars HP を見てみますと 、 カーボン製の Fスプリッター ・ リアウイング ・ ディフューザーフィニッシャー 3点 が カーボンエアロパック としてオプション設定されているのですが なぜか ( Coupe only )  に 。 写真は 「 クーペモデル ですが ご覧いただき易いようにこの展示では HT を外してあります 」 という意味なのか ? 。


一方 LCI HP の Sp 350 のオプション欄にある カーボンエアロパック には 特に クーペモデル 専用とは記載が無く 、  ロードスター でも装備可能なのか聞いてみますと


「 Exige S Roadster Sp350 にも カーボンエアロパック は装備可能です 、 ただし リアウイング だけは含まれませんが 」

という形になっているそうです 。


Elise CUP モデル の不思議


日本には排ガスの問題で導入されていない Elise の CUPモデル ですが ちょっと不思議に思える点に





当初 Elise S CUP ( 217 hp ) が発表された際には標準装備は HT だったのですけれども

( 当時思ったのですが これは実質的な 4 気筒 Exige の復活モデル ですので Exige の名前は 4 気筒モデル として残し  、 V6 となる 現行 Exige クーペ ・ ロードスター のほうは登場時に新たな名前をつけるべきではなかったか と個人意見としては感じますね )


 なぜか更にハイパフォーマンスになった CUP 250 以降 標準は ソフトトップ に変更され HT はオプション装備になり




これは最新の CUP260 でも変わっていません 。


これまでの Elise Exige 各モデルの ST ・ HT は基本的に同じ仕様のはずですが最高速は Elise CUP 250 で 248 km ( これは ソフトトップ 装備時 のもので 未装着時は 240 km が上限になりますがそれが リミッターによるものなのか 風の巻き込み等により抵抗が増えてそこまでしか出なくなるのかは不明  )
Exige Sp350 ロードスター は リミッター がかかって 233 km なのですが 、 233 km でリミッター をかけるのは LCI からの回答でも 「 ソフトトップ の強度の都合上 」 からだそうですけれども  、 ではなぜ Elise CUP 250 のほうは ST 装備時に 248 km まで出して良いのか  ( ソフトトップ 強度については エアロパーツ によるタウンフォース の大小 は関係が無いはず ?  ) 

Elise CUP 250 のオープン状態で 240 km が可能なのであれば Exige の 2 ZZ NA  や SC付き の場合での オープン化や 幌型登録を Lotus 側として認められない のは何故なのか ・・・ ?


疑問がわいてきます 。




ただし 法令は守られなくてはならない

Exige が箱型でしか登録出来ないことに対する妥当性に関してはいささか個人的に ? な点も感じるものの 、 オープン状態や Elise のソフトトップ を装着して公道を走行することが法令違反になり それを合法的に回避する手段が無い以上どんな理由をつけようとも冒頭の 検査員問題の場合同様 それを良しとするのは出来ないところでしょう 。

 LCI 側からは 各正規ディーラー のほうにも 商談時 顧客が オープンドライブ を楽しみたいと考えているのであれば Elise か Exige S Roadster を薦めるように通達しているそうですが 、 自分達ユーザー サイド のほうでも 「 出来るから 」 「 やりたいから 」 等の理由で安易に してしまうようなことは慎まなければならないだろうと思います 。


又違法であることを知らなかった場合には無理でしょうが  ブログ 等に 「 自分は Exige で オープンドライブ を楽しんでいます 」 などとあげるのも控えるべきだろう と感じます 。
ある程度限定した形 等での公開とかではあっても それを見た人が 十分な知識や思慮無く単純に 「 これ いいな 、 自分もやってみよう 」 と真似してしまう場合があるかもしれませんし 「 いや 自分はネットに公開しただけであって薦めてもいない 」 と思っていたとしても 逆に 公開しなければならない必要性も無く 、 こうした考え方は 以前 ウイルス問題を引き起こした ファイル交換ソフト や " 3Dプリンター での拳銃の作り方 のデータ公開 " 等の例で も聞いた気がしますが 「 自分は公開 しただけ ・・・ 」 というのは なんの免罪符 にもならないだろう と自分には思えます  。

以前 外国製スポーツカー で大幅な速度超過で走行した動画を動画サイトに投稿し 確か 逮捕までいったかと思いましたが 、 「  法令に違反していることを自分はしています 」 というものを世間に晒しているという点については大差無い 形で

「 いや 自車の HT を外すだけなのだから周囲に危険が及んだり迷惑をかけるわけでも無いのだし それくらい 構わないのでは ・・・ 」 というご意見がもし あったとすれば 、 それでは ○ 産  と同じ考え方になってしまうのではないでしょうか 。




だからと言って クーペモデル を買ってしまった後に オープン で乗りたくなったからとなっても ロードスター に簡単に乗換えが出来る方ばかりではないでしょうし 、自分も勿論そうなのですが 簡単に手間やお金をかけず出来る方法があるのなら ついつい そうした方向にいってしまいたくなる誘惑にかられることが多い ( 自分の場合は ほとんど ・・・ ? )




今回の 検査員問題 は 自分にとっても大変 良い教訓になりました 。


日頃 誘惑には 負けてばかりですので ・・・ ?

Posted at 2017/12/06 13:06:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | LOTUS MYSTERY REPORTAGE | クルマ

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何シテル?   01/21 22:52
多くの方と同様にサーキットの狼でロータスを知りその後JPS時代のF1での活躍が強烈な思い出となり、いつかは乗ってみたいと思いつつついに夢がかないS2エキシージ...
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