
先日の土曜日の走行中
不意にシフトレバーの手ごたえがおかしくなる
ギアが入っている状態でも、前後左右にぐにょんぐにょん動く
1-2速や5-6速へ入れようとすると「ぐにゅにょ」という感じで、結果的にギアは繋がるけど非常にイヤな感触
ニュートラル位置はしっかりある
となると、蛇腹のゴムの破断というよりシフトカラーか?
などと考えつつ日曜日にコーンズさんで部品調達し、今日仕事定時上がりして作業実行
まずはセンターコンソールを外す、NB後期仕様ね
シフトノブは反時計回りで緩め、赤丸の位置で固定されてるビスを外し、緑丸のツメを持ち上げる

ネックはパワーウィンドースイッチ下のビス、初めての時はスイッチユニット外すのに悩むのよ
手を抜くことばかり考えるHIROSYさん、ここのビス外しっぱなしです(笑)
作業手順は「
シフトブーツ交換」を参照してください
コンソール外すと出てくるのが緩衝材
ボロボロと糸くずが出てくるけど地味に必要な部品、出来ればこれも交換した方が気分が良い
緩衝材のけると出てくるのがインシュレータ
シフトレバーのニュートラル位置固定するのに一役をかっています
経年劣化で蛇腹部分が裂けていることが多いですが、今回は大丈夫な様子

4つの10mmボルトを外し、シフトノブ方向に上に引き上げれば外せます
その下のダストブーツ
あらあら、ものの見事にちぎれています
この状態だとギアオイル臭が車内に漏れ、オイルが飛び散り汚れる原因になります

3つの10mmボルトを外すと、シフトノブ全体を引き抜くことができます
シフトノブの先っぽにはプラスチックのシフトカラー…
れれれ!? 下半分無い!?
新品のカラーと真っ二つになったカラー

新品の取り付けは、シフトノブ先端の丸っこい部分に少し強く押し込むと「ぱきゅッ」という音とともにはまります
ダストブーツの取り外しは、再利用できるモノではないのでニッパーでゴムを切り取り残った輪っか状の固定鉄板を上に引き抜きます
取り付けは、もちろんその逆の手順、シフトノブ側から被せるように押し込みます

一見、ダストブーツの見た目から「こんな小さなゴム、どうやってはめるんだ??」と悩みますが、案外伸びるんですコレ、シリコンスプレーで滑りやすくしてグリグリ…
はい、ここまで押し込めます

シフトレバーにある黄色印、こちらが前になるように組み付けます
レバーは真っ直ぐなようで実はほんの少し曲がってますので、結果的にクルマ後方&助手席側にほんの少し傾くように固定されます
ダストブーツをボルト止めしたら、インシュレータも上からグリグリ
インシュレータはあらかじめタイラップで絞られているので、シフトレバーのかえし部分で引っかかるまで押し込むとちょうどいい場所に落ち着きます
あとはインシュレータをボルト止めし、緩衝材を乗せコンソールを戻し固定しシフトノブ付けて終了
インシュレータ1900円・ダストブーツ1869円・そしてシフトカラーなんと661円、そこそこイイ値段します
しかしシフトカラーが横方向に真っ二つだったとはね…
重いシフトノブで強引に操作し続けると、やはり負担が大きいみたいです
※余談※
かつて一時代を築いたネルソン・ピケというF1ドライバーがいた
同じ時代に活躍したプロスト・セナ・マンセルと比べると、イマイチ派手さはなく優勝回数も少ない
けれど、確実に完走・入賞し安定感抜群の走りで3度のワールドチャンピオンに輝いた
レース後の彼のマシンを分析すると、他のドライバー車両はトランスミッションが摩耗してしまっているのに対しピケのミッションは新品のような状態だったという
それだけ丁寧・滑らかな操作を行っていたという逸話、機械に負担をかけない走りが完走率に繋がっていたのだ
自分の運転を省みる次第で