目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ZX-4は冷却系の容量に余裕がなく、冬以外(夏ではなく3シーズン)低速走行がちょっと続くと異常なほど熱くなる。フレームは火傷するほど熱くなりやがてタンクもシートも熱くラジエターファンの熱風が吹き付ける。フルカバーに近いフルカウルで熱がこもるのだ。これは新車時からの悩み。ZX-4ベースのZXR400は後に大型ラジエター、オイルクーラー、大型オイルパンと冷却系が大幅強化されていることからも冷却性能不足はあきらかである。
今までにファンの大型化、高性能クーラントの導入を行っているがあまり成果はあがっていなかった。
ワンオフで大型ラジエターを作ってもらおうかと思って見積もりまで取ったのだが予想より少々高価(6諭吉ほど)であった。低速での放熱を考えると銅製だが重量が2.5倍(サイズアップで3倍か?)とも聞き躊躇。
悩んでいるところで某氏の意見。
これはエキマニの熱をラジエターが拾ってるんではないか?ラジエターの位置をずらす、エキマニにバンテージを巻くなどの対策で解決するのでは?
うーむ。なるほど。一理ある。
ラジエター位置は考えたことあるがマウントがエンジンマウントと共用で難しいのだが予備マウントもあるしやって出来ないことはない。
エキマニにバンテージは発想がなかったがカウル内での熱の発散を防ぐのは効果がありそうだ。
見てくれはあまり好みではないがカウル付いてればほとんど見えないことだしトライしてみることにする。
マフラー/エキマニ外しにはラジエターをどかす必要があり、アッパーカウルを外す必要がある。めんどくせー。
エキマニ取り外しには1/4インチのラチェットハンドルが有効ですな。
2
外れた!
サビサビですが心配したほど深刻ではないかな。
バンテージを巻くと錆やすくなるとの情報もあり、このまま巻くには忍びないので耐熱ブラックを塗装します。
(錆の問題は一応予備の純正マフラーもあるので…)
3
カップブラシ、ヤスリなどで錆落とし。細かい凹凸が出来ており凹部の錆はとれないねぇ。
4
クレの耐熱ブラックコート(比較的安価)で塗装。
5
ほぼ乾燥後、車体に取り付けて暖機運転。焼き付け硬化を行う。
ちょうどそのころサッカーW杯予選豪州戦。
別室でワンセグで見ててしばらく後に様子を見に行くと水温計が完全にレッド、クーラントが吹き返してるではないか!!
やばい!
ラジエターファンのコネクター繋ぐの忘れてた!(大汗)
大急ぎでコネクター接続!ひ~!
6
日をあらためて。Yオクで買ったセラミックバンテージ25mm幅15m。霧吹きでぬらしながら巻く。
少しでも熱が逃げないように下から巻いていくといいらしい。(巻いたときのエッジが下向きになるように)
4本のパイプは中間に連結パイプがあり、穴を通すように巻いていかなければいけない。このロール状態では巻けない。
どれくらいの長さが必要かわからないし、それって極めて難しいじゃないの!?
7
た、足りなくなった~!巻き直し!
ネット上を探してもフルカウルの直4のバイクで熱がこもらないように巻いてる例ってほぼ皆無なんだよね。
なんでだろ~?
8
連結部から巻始めることで作業効率アップ。しかしチクチク!
4本の集合部手前まで巻けたところでバンテージ15mが終了。
え~っ集合部巻けないのか~!
カウル内に収まるところは全て巻きたいので買い足すかぁ~。
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