OVER TECH STREET TUNING DAMPER  

今まで装着していたTEIN FLEX Zも新品装着から間もなく7年を迎え
最近ヘタリと思われる症状が出てきた事からFLEX Zの特徴のカートリッジ交換で
リフレッシュを依頼しようと確認したところ、フロントカートリッジは
2週間程度で来るものの、リアダンパーはダンパーまるごと交換が必要との事で
受注から1.5～2ヶ月待ち、またその費用や工賃を見積もると
ラパンクラスでは別な車高調を買い直しても価格差が無いので
新調する事にしました。

候補選出にあたり嫁さんが要望していたのはジムカーナでの
更なる走行性能アップという事でフロントに調整式ピロアッパーが
欲しいのと、比較的低予算で済む事という相反する様な要求が。(苦笑)

そんな中、要求に見合う候補としてトラスト(GReddy)のが
良い感じだったのですが、メーカー廃盤で在庫限りとの事で
各ショップで確認するも在庫切れだったので他社から探すと
同様の条件となるとみんな予算オーバー気味。
それとレビューを見てるとHE22Sラパンだとストリート向きの
設定品が多く車高の落ち具合や乗り心地重視ばかり。

そこで見つけたのがオーバーテックの「スポーツスペックダンパー」。
軽バン(アルトバンやミラバン等)のサーキットでの耐久レース用から
開発してきたパーツブランドでラパン用のラインナップが。
使用されるスプリングレートもフロント9k(または7k選択式)、
リア7kという軽自動車用だとかなりのハードスペック。
メーカーサイトを見てみるとラインナップには「ストリート」用があり、
こちらはフロント5k、リア2.5kの先に見ていたトラストと
ほぼ同じスプリングレートで全長調整式＆調整式ピロアッパー
である点も同じ仕様で更に剛性面やバネ下重量軽減で有利な
倒立式ダンパーで更には単筒式で価格も有名ブランドでない分安い！(笑)
そして重要なのが即納であった事。

今年のジムカーナシーズンインまでに脚をリフレッシュしたいという
こちらの要望に即対応出来るという条件まで揃ってたのがコレでした。

モータースポーツ目的を主として購入したいのにストリートの方を
選んだ理由は速度域の高いサーキットならハイレートなスプリングの
「スポーツ」をシンプルに選びますが、使いたいのは速度域の低い
ジムカーナである事から荷重移動し易いスプリングレートに
しておきたかった点と普段使いもするニーズを見てこちらの選択に。
嫁さんは予算・機能性能さえ満たせばブランドなんかは
二の次で良いと言っていたので早速注文。

組んでから慣らしを兼ねて最弱減衰設定でスタート。
しばらく街乗りしてみての嫁さんの感想は「とにかく硬い！」との事。(笑)
私が乗っても最弱設定でTEINの時の最強設定よりも遥かに硬いと感じました。
ちなみにFLEX Zはフロント4k、リア2kで、コチラはダンパーの
減衰設定がＦバネ9kのスポーツと5kのストリートが共通だそうです。
が、調整式ピロでキャンバー付けた効果は絶大で、
高速コーナーへ突っ込んだ時の路面ビタビタ感は抜群！
また、キャンバー付く分トウの調整も曲がり易い方向にした為、
ステアリングレスポンスも上がり嫁さんでもよく分かるくらい
曲がり易くなったとの感想でした。

今後ジムカーナに向けて減衰調整して良いとこ見付けていきますが、
まずは走りのコスパは高いという初期レビューです。

但し、安価に車高調組みたいストリート志向の方は
選ばない方が吉かも？
安易に選ぶと乗り心地の硬さに後悔するのでオススメしません。(笑)

とりあえずジムカーナ使ってみるまでは★4つの評価にしておきます。

■覚え書き
装着日：2024年2月10日
走行距離：154,050km

※メーカーサイト
http://www.over-tech.jp/product/damper/