ｴﾝｼﾞﾝ断熱ﾏｯﾄ交換

ｴﾝｼﾞﾝﾙｰﾑの防音・断熱ﾏｯﾄは永年の熱害でﾎﾞﾛﾎﾞﾛになっているｹｰｽが殆ど。ここばっかりはｴﾝｼﾞﾝ降ろさないと交換できませんな。

せっかくなので海外から調達しておこうと思った矢先、友人がもう使う事も無くなったから譲るよ、と。

良く見ると留め具が幾つもある。マットを剥がしてしまうと取付け方が判らなくなってしまいそうなのでﾃﾞｼﾞｶﾒで撮っておく。ﾓｸﾈｼﾞがﾎﾞﾃﾞｨから生えているけど、MT用とTip用で専用のもあるそうだから、必ずしも全部のﾈｼﾞを活用する訳ではない。

ﾊｰﾈｽを留めるﾌｧｽﾅｰは他車では見た事がないもの。幸いHCで白の同型ﾌｧｽﾅｰを見つけたので100本購入。

ただ、耐熱性がどうなのかは全く不明。

ここからは正に悪戦苦闘。

片手にｶｯﾀｰ
片手に掃除機
頭に手拭
口にﾏｽｸ
首にﾀｵﾙ

床に新聞紙を敷き、近くに段ボール箱を置き、大きなカケラは箱に入れ、ｽﾎﾟﾝｼﾞｶｽはﾄﾞﾝﾄﾞﾝ吸い取って行く。吸っても吸ってもｴﾝﾄﾞﾚｽに思える作業が続く。ﾏｯﾄは片手で引き千切れるので体力は不要だが、健康には宜しくない。粉塵だらけの炭鉱夫の気持ちが良く判りました。

ﾂﾅｷﾞのﾎﾞﾀﾝをしっかり止めていてもｽﾎﾟﾝｼﾞｶｽがシャツの中まで容赦なく入ってきます。

掃除機の筒がﾓｸﾈｼﾞ等で傷だらけになる事は最早、大した事ではない、兎に角早く吸わせて、終らせたい一心です。

だいぶ綺麗に剥がれましたね。
始めてから2時間超

主治医から接着剤は上の方だけでも大丈夫、と聴いていたので、先ずは上から滑り込ませます。一部、切り込みがﾀﾞﾝﾊﾟｰに合わない部分もあるけど、鋏で現物に合わせて切れ目を入れるなりして加工します。

注意点：ﾜｲﾔｰﾊｰﾈｽの束は中で樹脂がひび割れている可能性もあるので、雑な扱いは禁物。20年ものの配線は裸になり易くｼｮｰﾄの原因になりますから。
曲げたり引っ張るのは厳禁。

師匠お奨めの接着剤はボンドG17です。
口に横に広げて塗れるｱﾀｯﾁも付いてくる、業者用？ｻｲｽﾞです。170mlを使い切ってしまいました。

天井面のﾎﾞﾃﾞｨに塗るのは結構大変ですが、ﾏｯﾄ側に塗るだけでも張り付いてくれます。留め具もある訳だし、然程深刻に悩まずとも位置決めだけきちんとやる事をお奨めします。

特に目立つのは一番上のﾗｲﾝなのでここをあわせるように下から引くなり押すなりして微調整すれば上手くできるはず。特にﾓｸﾈｼﾞが引っ掛かるので、最初は穴を開けず位置が決まったらブッスリ、です。ｶﾞﾑﾃで留めたのは普通なのだけど、１週間放置したら剥せなくなってしまって・・・
無理に剥すと表面の樹脂も破れてしまってｽﾎﾟﾝｼﾞがﾎﾞﾛﾎﾞﾛ・・・・・　どうしよう？

3時間掛かりましたが、すっきりしました。

追記：段ボール箱の中身が重いんです。新品のﾏｯﾄと比較すると断然重い。油でも吸ってたのかな。