ウォーターポンプ、クーラントホースコネクター取替え
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
最近エンジン音が空冷っぽくなったなぁ(^^)
と空冷ポルシェ の音も知らないくせに、ガラガラ音が増えてきたのを勝手な解釈をして喜んでました。
ところがこれ、ウォーターポンプの劣化の前兆でした😅
ある日の帰宅後、ガレージのシャッターを開けようと車から降りると、ガラガラ、ゴロゴロ、ガチャッ、ガチャ、と色んな異音が!
これ、あかんやん。ヤバいやん。
とりあえずガレージに入れ、エンジンルームを覗きながら何かが擦れているのかと、あちこち触っていると、写真の丸の所の細いホースのジョイント部が折れて、冷却水が噴き出しました。
ホースが抜けたのかと思って手で戻そうとしましたが、アチチチ・・・熱いクーラントで指を火傷してしまいました。
2
こんな風に折れてるんです。
プラスチックですよー😢
ちなみにこのホース、オイルセパレーターを冷却するための送水ルートのようです。
3
左のアルミ製の社外品が出てたので、ポルシェ 小僧さんで購入。2600円程でした。
右は折れたプラスチック製の純正品で、ホース内に残っていたジョイント部は、ペンチで抜こうにも劣化してポロポロと欠けてしまうので、ホースの外から押さえて潰してバラバラにしてからピンセットで取り出しました。
今回、手で触ったから折れたんですが、そんなに力も入れてないし、まあこれでは時間の問題でしたねー。
4
これで一安心です♪
あと何年かはもつでしょう。
でも本題はこれじゃないんですよね。
ガラガラ、ガチャガチャ音は、やはりウォーターポンプの劣化かな?
ベルト外して指でWPを回しても音はしないし、プーリーも1mmもグラつかないし。
でもネット見てもやはりこの音はWPが一番怪しい。
ということで、これもポルシェ 小僧さんに発注しました。
Pierburg製OEM品で3万円強です。
届いた物を手で回してみると、やはり新品はプーリーのガタ付きなんか全くのゼロですよ。今使ってるのは、1mmとは言えガタ付きありますんで、OUTと判断すべきだと感じました。
5
ここからは気力と体力の勝負でした。
詳しい手順は、世界中の方がネットに動画アップされてますので、そちらをご覧ください。
パンパー外して、遮熱板外して、マフラー外して
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エンジンを下から支えて、エンジンハンガー外して。
それでやっとこさWPとごたいめーん、という長い道のりです。
ここまで丸一日。
なお、私はホースを外した時の水漏れを最小限にしたかったので、写真のようにホースに養生テープまいて、その上から先の真っ直ぐなプライヤーで挟みました。
それでも若干こぼれたので、サランラップをテープで巻きつけました。
なんせ後からのエアー抜きが大変だと色んなサイトで書かれてあったので。
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WP外しました。左右の四角い穴の周辺に錆が出てます。
また、インペラーが接触したのか、真ん中の丸い穴の周囲が不均一に光ってます。
指の感覚では段差は無さそうだったので、軽く紙やすりで擦ってみましたが、余り改善しなかったので、このまま新品を組み付けました。
今思うと、四角穴のサビはヤスリで落としておけば良かったかな、と思ってます。
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写真右下に外したWPがありますが、手で勢いよく回してみると、ガラゴロと音がしましたので、やはりもう替え時だったんでしょうね。
中のベアリングがやられてると思います。
軸もガタ付きありました。
車に組んだままでは、これほどまでとは思わなかったですが、危ないところでした。
なお、こぼれた冷却水は、写真のトレイ1杯分を既にバケツに移してますので、トータル8リッター程がエンジンその他から出てきたことになります。
9
車庫の中がこんな状態です。
マフラーのキャタライザーと消音器の連結ボルトは、緩めた時にほぼ全て折れました。
大きめのハンマーで叩いて抜いて、M8*30のボルトナットをホームセンターで買ってきて、6本全て交換です。
この際なので、色んなボルトに焼き付き防止剤を塗っておきました。
組み上げ後の写真はありません。
最後にクーラント補充ですが、真空引きどうこうと色々情報が上がってますが、そんな道具持ってません。
だから、クーラント補充タンクの横のエアー抜きバルブの爪を垂直に立てた状態にして、こぼれたクーラントをタンクに注ぎ込みました。
8リッター分、ゴボゴボとすぐに入ってしまい、丁度MAXの位置まで達しました。
その後エンジン始動し、近所を走って水温を上げ、車庫の中で後輪だけ15センチほどのスロープに乗り上げ、またエアー抜きバルブを立てる。
これは、エアーをできるだけ後ろの方に移動させたいからです。
水温が常温に下がると液面が下がっていたので、2倍に薄めた冷却水をMAXまで補充。
エアー抜きバルブの爪を倒してまた走る。
これを3回繰り返したら、液面が安定してきたので、どうやら無事に終わったようです。
この季節、なかなか水温が下がらないので、通勤しながら3日エアー抜きしたことになります。
しかし久しぶりの大仕事でした。
嫁さんも息子も、
「もうやめといたらー? もう無理やって!レッカー呼んだら〜?」
とネガティブなことばかり言うんですよ。
「そんなこと俺もずっと思いながらやってるんや!」
と心の声です(^。^)
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