趣味の清和源氏史跡巡り

源氏一族の史跡巡りによく行くのですが、今回は２ヶ所行ってきました。

最初に行ったのは、茨城県桜川市本木にある雨引山楽法寺。
５８７年に、法輪独守居士によって開山されました。
その後、鎌倉幕府第６代将軍宗尊親王によって中興され、更に室町幕府初代将軍足利尊氏、江戸幕府初代将軍徳川家康、第８代将軍徳川吉宗等に篤く庇護されました。
現在は、真言宗豊山派の寺院です。
坂東三十三箇所観音霊場の第２４番札所であり、東国花の寺百ヶ寺にも選ばれています。
以前から行きたい場所ではあったのですが、最近みん友さん達がここでオフ会をした記事を読んで、速攻で行きたくなってしまいました。


山門。


仁王門。


建物も花も無い所にカメラを向けている人が大勢いて、『何だろう！？』と思ったら、孔雀がいました。


人に慣れているようです。


多宝塔。


本堂。
参拝客が多かったので、人が入らないアングルを探して撮りました。


御所権現（鬼子母神堂）。
足利尊氏を祀るために創建されましたが、いつしか鬼子母神堂としてお参りされるようになったとのこと。
２０１５年から修復工事を行なっていましたが、今年の３月に落慶式が行われました。
これを見ることが一番の目的でした。


規模的には今一つですが、綺麗な紫陽花が咲いていました。






大きな錦鯉がたくさんいます。
憧れの風景です。
『庭でこんな景色が楽しめたら良いのに』といつも思います。
子供の頃は、うちの庭にも池がありました。
小さな池でしたが、金魚が泳いでいました。
家を新築する際に壊してしまいました。
「庭に池があるのは家相に悪い」とか言って、新しく作ってはもらえませんでした。





楽法寺の駐車場で『次はどうしようかな？』と考えて、筑波山が近かったので、２ヶ所目の史跡に向かうついでに行ってきました。


朝日峠の駐車場に停めて、街の方を撮りました。
少し霞んでしまっています。


どの方角も霞んでいてイマイチでした。

最後に行ったのは、茨城県鉾田市大蔵にある大蔵山福泉寺という臨済宗妙心寺派の寺院です。
平安時代に常陸国の豪族の大掾忠幹が国家鎮護のために創建したのが始まりと伝わっています。
清和源氏の一族の安房里見氏が江戸初期に鹿島を領して、３０石を寺領として与えています。


山門。
ここで一眼がバッテリー切れ(^_^;)。
充電し忘れていました。
予備のコンデジを持って行って良かったです。
最悪、コンデジもバッテリー切れしたら、スマホもあるし（笑）


本堂。
このお寺には河童の伝承があります。
毎夜お供え物を盗む者がいたため、見張りをして捕まえてみたら河童だったそうです。
河童は、許してもらう代わりに、お寺の雑草を毎日綺麗にするという約束をして証文に手形を押しました。
それからは雑草のない綺麗な状態が続きましたが、ある時に火事で証文が燃えてしまいました。
約束の証文が失くなってしまったので、河童は雑草を取ることをやめてしまったそうです。