ヘッドレストモニターへのシート内配線1/2(シートカバー分解編)

前車から引き継いだKENWOODのリアモニター(ヘッドレストに固定)への配線。前回と同じくシート内を通しますが、ステップワゴンはメチャクチャ楽でした。

まずは配線の取り回しが楽になるように電源線とビデオケーブルをコルゲートチューブでまとめ、モニター側のコネクタをビニールテープで保護しておきます。

次にシートバックテーブルを外します。シート内配線をするのには外したほうが絶対的に楽です。

この6箇所が六角穴ボルトで止まってるので外します。

次にシートバックのファブリックをめくるためにシート下側でとめられてるゴムバンドを外します。すげー簡易的？原始的？な構造で、黒いゴムバンドが引っかかっているだけなのでするっと外します。
このうねうねした針金みたいなのって、もしかしてシートヒーターのヒーター線なのかな？

するとファブリックがめくれるようになるので、次はシートバック下側に引っかかってるこいつを外します。レールみたいなのにかかってるだけなので簡単に外せます。

よく見ると普段見えないところに(画面左下黄色いやつ)ケーブルループがついてますね。あとでここにケーブルを通します。

ここまでめくるとシートカバー横のファスナーの端っこが見えるのでファスナーを両サイドとも開けます。

さらに上部に太めのゴムバンドに切り欠きがついたような構造のものがついていて、ここもウネウネの針金にひっかかけてあるので、ここも半ば無理やり引っ張って外します。
結構キツ目で怖いのですが、本体を引っ張りながらゴム部分を引くとなんとか外せます。

するとシートバックのカバーをここまでめくることができます。全く剥けないカングーとは大違いのメンテナビリティに感動すらしますね。おそらくこれはシートヒーターの修理のために用意されている機構かもしれません。

こうやって見るとシートの構造って意外とスカスカなのに驚きます。レカロとかは中身つめつめだし、カングーも肉厚なクッションを使っていたので、日本車とのシートに対する考え方の違いを感じます。

とはいえ、このステップワゴンのシートの乗り心地は神がかっているので、この構造でもあの乗り心地を再現できる日本の技術に改めて感動します。

めくった部分から覗き込み、シート内部からヘッドレスト方向を見たのがこれ。真ん中の黒いところがヘッドレストの脚がささってくるところです。シートの上部もアルミのフレームであの形をたもっているのですね。

で、ヘッドレストモニターの配線はこの黒くて四角い筒の脇を通していきます。

配線編に続く、、、