この雨の日に悶々とするブツが着弾しました。
ポータブル赤道儀「ポラリエ」です!
よっすぃさんの
赤道儀導入のブログを読ませてもらい、いままで赤道儀に感じていたハードルが急降下しての購入です!分かりやすいブログをありがとうございます。
赤道儀とは、電動モーターを使って円周運動する星を自動的に追尾してくれる機器です。カメラや三脚に取り付けできるようになっています。
地球は自転していますので、地球から見た星は北極星を中心に円周運動をするように見えます。
写真はネットから拝借
カメラで長時間の露出をすると、このように星の光が流れるように撮れてしまうわけです。(これはこれで綺麗ですが)
そこで登場するのが赤道儀です。
赤道儀の向きを北極星に向けて、微動するモーターでカメラごと星に合わせてじわじわと動かせば、長時間の露光をしても星を「点」として写すことができるというわけです。
さて、届いたポラリエを開封してみましょう。
説明書、写真付きの分かりやすいガイドブック、1年の保証書、懐かしい星座早見表が付いてきます。
今回はオプションパーツのポーラーメーターを同時に購入しました。
(ポーラーメーターの使い方は後ほど説明します)
Amazonにて購入
Vixen ポラリエ:34055円
Vixen ポーラーメーター:3618円
ポラリエシリーズは新型「ポラリエU(61355円)」が出ています。
ポラリエUでは耐荷重2.0kg→2.5kg、スマホ連携、本体の軽量化、単三電池4本セット可、USB-Cでの給電も可能など機能向上が図られています。
無印のポラリエも単三電池2本で駆動しますし、USB-mini B端子を備えていますのでモバイルバッテリーからの給電ができます。
主にはAmazonの2400mAhの単三型充電池を使う予定です。
無印ポラリエは耐荷重2.0kgです。
EOS6D MarkII:765g(バッテリー込み)
Tamron 17-35mm広角レンズ:460g
Neewer ロープロファイル自由雲台:197g
合計1.42kg
1.3kgを超えるSIGMA 40mm Artを載せると合計2.26kgになって過積載ですが、追加のステーやバランサーを付ければ最大6.5kgまで耐えられるそうです。
これが新型ポラリエUなら素のままで重量級レンズが使えるので、赤道儀を検討中の某閣下におかれましてはぜひポラリエUを選択肢にお入れください(笑)
さて、赤道儀では先に述べたように正しく北極星を向かせることで精度の高い追尾ができるようになります。
ポラリエには標準で傾斜計、コンパス、北極星のぞき穴が付いています。
傾斜計
コンパス
北極星のぞき穴(右上の穴)
これらを使ってもいいのですが、今回はオプションパーツの「ポーラーメーター」を使った簡単な極軸合わせの練習をしていきます。
(1) 傾斜計を撮影地の緯度に合わせ34~35度付近にセット
付属の「星景写真を撮る。」ガイドブックより
近畿北部~関東南部は35度、近畿南部は34度だそうです。北極星の位置は動かないですが、撮影地の緯度によって高さが変わるから調整が必要なのでしょうね。
(2) 水準器の泡が中心に来るように三脚の傾きを調整
まぁちょっと斜めってますが(笑)
(3) 方位を方位磁石の北から+7度付近に向ける
オイル式なのでゆっくり針が動いてなかなか難しい。
方位磁石が示す「磁北」と北極星の方角の「真北」が7度ほどズレているのでこのようにします。
今回できるだけ背の低い自由雲台を回転台に付けてポラリエ本体を三脚に付けました。クイックシュー式の三脚ならばより簡単ですね。
はい、これで北極星が見えない風呂場でもポラリエを真北に向けることができました!ややこしいと思っていたセッティングも分かってくれば簡単じゃないですか。
なお広角レンズになればなるほど極軸合わせはテキトーでいいそうです( ̄∇ ̄)
ちなみに雲台の背が高いと不動点からの距離が長くなってモーメントが発生して積載可能重量が減ってしまうそうですが、ややこしいので割愛します(笑)
こちらの動画も参考にしました。
ポーラーメーターの使い方(1)
ポーラーメーターの使い方(2)
風景と星を合わせて撮る1/2モードです。
モード選択はバックライト付きのダイヤル式になっていて分かりやすいですね。
カチカチカチとわずかな音がして台座が動いているのが分かります(*'-')
なおポラリエは「パルスモーター」という振動が少ないモーターを使っており、心臓部のギアも金属製で144枚の羽があるそうなので購入の決め手になりました。信頼性が高いのはいいですね。
SIGMA40mm 15秒 F1.4 ISO1600
こちら2020/04/26の新月期に撮った赤道儀なしの撮って出し写真です。
光害のない鶴姫公園のロケーションとF1.4のレンズパワーで撮ってる感じですが、ポラリエの1/2モードを使えば倍の30秒以上はシャッターを開けられるはず。地上物が流れて良ければ60秒以上いけますね!
F2.8のタムロン広角でこれを超える天の川写真を撮れるのか、いまから楽しみです(#^.^#)
早く
梅雨明けしてクレメンス~(笑)
Posted at 2020/06/13 13:25:47 | |
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