
先日、純正仕様で助手席下に格納されていたBluetoothユニットを
違う場所へ移動して、助手席下の空きスペースを再び確保しました。
その後、今度はこのようなブラックボックスを助手席下に設置したのです。
(作業中の写真のため、足下のセンタートンネル側面の内張りパネルがまだ付いていません)
ちなみに、この黒い樹脂製の箱も純正パーツなのでぴったりサイズですね。
さてさて、この箱の中身は、、、

こんなモノが入っています。見た目で分かる方もいらっしゃると思いますが、これはオーディオアンプです。
先日のバッ直はこのアンプの為だったのです。肝心の本体のアンプ設置にかなり日数を要してしまいましたが。
このアンプは、カーナビオーディオのグレードアップで良くやる手法で、カーナビの出力を入力するスピーカーアンプですね。
ただし、このスピーカーアンプは普通のアンプとひと味違いまして、、、、
VW純正ディナウディオサウンドシステム!!!
パサートCCには日本国内でもディナウディオサウンドシステムが装備されたグレードがありますが、ゴルフには日本国内での展開がありません。もちろん、欧州やオーストラリアのゴルフにはメーカープションとして装備があります。
もちろん、スピーカーもDynaudio
とくに、ウーファーのコーンと背面の形状はDynaudio独自のあのカタチをしています。とても不思議なウーファーで、低音にスピード感があり爆音ではなくてちょっと音量大きめでノリノリで音楽をかけると、ドア内張りがバスドラムと一緒にぼこぼこ振動するぐらい強烈です。そのうち、ドア内張りの防振、吸音を調整すると、もっと低音の解像度が上がると思います。
さらに今回は、せっかく後付けするので電源の取り込みを純正よりも強化しました。ゴルフは車内の空間が限られているのですが、なんとか助手席下アンプ設置部分に少しスペースがありましたので、こんな感じに。

まぁ、正直な所を話すとですね、エンジンルーム内のヒューズボックスにDynaudio用配線とヒューズを純正仕様書通りに取り付けようかと考えたのですが、あまりにも作業量が膨大になることにうろたえ、普通のバッ直配線でお茶を濁したという(笑
ところで、ここでちょっと話を変えましょう。Golf 7にも本国にはDynaudioサウンドシステムがオプションにあります。スピーカーの形状は6型とほぼ同じで、基本的な仕様は6型から踏襲されているのですが、7型のDynaudioは以下のように機能改善が図られています。
1. Discover proの画面で細かなEQ、シーン設定ができる

2. テンパータイヤの空き空間を活用してサブウーファーを追加
とくに差が大きいのはサブウーファーですね。Golf 6のDynaudioにはサブウーファーはありません。
ということで、さらにさらに、、、、、

Golf 7のサウンドシステムオプションのまねっこで、社外サブウーファーを増設しました。
このサブウーファーの役目は、ズンドコ鳴らすのではなくドアスピーカーでは再現しきれないローエンドを補強することで、音域を豊かにすることです。鳴らす時は、サブウーファーをOFFにしたときに音がやせてサブウーファーの存在に気がつく程度にしておくことです。
ローエンドが出ると、その倍音成分がドアスピーカーの帯域から出ていることになるので、響きが豊かになります。
これは完全に私の好みで、私はズンドコ低音派ではないんです。ズンドコ低音は長時間聞くと耳が疲れるのでドライブではこのような自然な音響が好みです。
とまあ、サブウーファーについてはいろいろ書いていますが、Dynaudioの施工はシルパネルやBピラーなどかなりの場所の内張りをばりばり取り外して作業するので、ついでにサブウーファー用の配線もしておくと工数の節約になるというところがホンネです。
ある日、偶然にもドイツにて走行距離6,000Kmの4ドアGOLF 6 Rから取り外したDynaudioサウンドシステムがネットで売りに出されており、ポチッといきました〜。
中古ですが、自車の走行距離より短いので、実質的には純正オーディオパーツのリフレッシュになります。
じつは、ポチった当時は施工できるかどうか不明であったものの、玉の少ないパーツでしたので思い切って購入!その後、配線図やらパサートにレトロフィットした外国のサイトを読みながらなんとか設置しました。
購入もメールでの交渉を初体験。それにしてもドイツの部品取り車のパーツをネットで取り寄せられるとは、便利なものですね。
その後の設置作業は、正直大変でした(汗)。カーオーディオに詳しい方にとっては普通の作業なんでしょうけど、なんせ私、今回初めてカーオーディオの作業をしました。まずなんといっても、カーオーディオで使う基本的な部品の意味すら良く知らなかったので、今回は勉強になりました。
とくに手間がかかったのはこれ↓

アンプに接続するコネクタです。純正のコネクタ部品に配線を一本ずつ手作業で入れました。このサウンドシステムは、フロントもリアもスピーカーがパッシブネットワークではなく、アンプでウーファー線とツイーター線が分離されて出ているんです。純正の割には(失礼!)こだわっている仕様ですね。おかげさまで配線作業の手間が大変でしたけどね。
配線が難しいというよりも、線の本数が多いのでとにかく手間と時間がかかりました。結局、休日だけでは作業ができず、平日も仕事が終わってから夜中に1時間だけとか作業を積み上げてようやく完成しました。途中、心折れそうになりました。いや本当に。
今回の作業は、私が調べた限り国内初ではないかと思います。Golf 6はもういじるネタが出尽くしたように見受けられますが、まだまだありそうですね。
あと考えられるネタは、
純正の並列駐車アシストとか、北欧仕様のウインドウウォッシャーでお湯がでる部品かな。
今回のレトロフィットは、価格相応のレベルで音の解像感が良くなり満足しています。あとは、特にドア周りの制振、吸音を調整して特に低音周りのルームアコースティクを調整する必要はありそうですが、これはこだわるとキリが無いので、じっくり後でいきましょう。オーディオは沼にはまるとヤバいですからね。
この改造で、音楽を聴く機会が増えちゃって、こんどは新しい音楽をもっといろいろ聞いてみたい病にかられています♪
(後日談)
2018年春にGolf 7.5でゴルフ ディナウディオエディションが限定台数で発売されましたね。結構人気があったそうで。。。
それなら日本にもDynaudioを標準オプションに入れて欲しいですね。
Posted at 2014/09/15 23:44:37 | |
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