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今年１月に中国大陸より発注し、同2月に手元に届いたHKS OBリンクですが、実際にその使用を開始出来たのが、9月からでした。

何故？　だって取説にあった「ペアリングして下さい」、がまさかパパとペアのリングをする事じゃなかったなんて、誰もわかりませんよね。

当初は86で懸念の油温をモニタリングする為に購入したこの機械でしたが、10月の走行中のスピードが後で見れる事が分かってから、用途が広がりました。

今回は、先日の走行と10月の走行時のスピードチェックをしてみました。


①　　気温　２４℃　　車高ー40ミリ　　タイム　　48.34
②　　気温　　6℃　　車高ー40ミリ　　タイム　　49.38
③　　気温　　7℃　　車高ー31ミリ　　タイム　　48.41

の3回の走行時での各コーナーのボトムスピードと各ストレートエンドの最高速を左から①②③の順にコース図に入れてみました。


これを見てみると、一昨日車高を上げてから、ボトムスピードが①のスピードにほぼ近づいたことが良く分かります。車高を上げた事で旋回スピードは着実に上がった様です。特にブーメランでは②と③で6キロもスピードが上がっており、高速コーナーでの差が相当改善されました。

また③の各ストレートエンドの速度もほぼレベルに改善されています。
しかし、良く考えてみれば、24℃と7℃ではパワーが10PS以上上がっている筈です。と言う事は①より③の方が最高速が伸びても不思議ではありません。

う～ん、トラクションがまだ不足しているって事でしょうか？


86は車高を下げ過ぎるとタイムが落ちると良く言われますが、夏の発熱によるグリップ力が高い時は、それでも車高を下げれば下げる程、タイムはアップしていました。

冬になり発熱が不足し、また溝が減って（2部山）熱が入り難くなったときは、車高を上げてロールさせた方がスプリングの反力を生かせるので、タイムがアップ出来たと考えてみました。またトラクションが若干不足気味なので、フロントとリヤの車高差を更に付ければ良いと思います。

スタースペック2部山でもまだしっかりタイムは出せる、と思います。きっと。

今日は有給を取って幸田サーキットの今年最後の走行に行って来ました。

現地では、5年振りのＮ-tatsuさんとqudaさんにもお会い出来て良かったです。


ところで私、最近どうも親爺いじめにあっている様で、サーキットのタイムが変です。

・7月　　　気温　３８℃　　タイム　　49.22
・10月　　気温　２４℃　　タイム　　48.34
・12月　　気温　　6℃　　タイム　　49.38

気温が14℃下がるとタイムが約1秒アップと７月→10月は順調にタイムを上げて来ましたが、12月第1週に走った時に10月→12月で18℃気温が下がって47秒台前半は確実と思っていただけに、49秒台の現実を突きつけられた時は、これまで50余年、品行方正であった私ですが、思わずグレてやると思いました。

幸い可愛い孫の手前、ギリギリぐれずに我慢してきましたが、もしも今日も49秒台だったら、確実にぐれると思います。

そんなプレッシャ－のなか、9時15分から走行開始しました。

・冷間1発アタック　　　50.218

えええええ！49秒台どころか何と屈辱の50秒台！！！です。

幸い49秒台だったらグレると決めていたので、グレる必要は無くなりましたが、余りにも遅いタイムです。その後タイヤを暖めるべく、３回アタックして49．533まで詰まった所でピットイン。エア圧を2.5から２．３に落としてみました。

するとピットアウト直後の1発アタックで49.357と約0.2秒タイムアップ。ここで走行枠もタイムアップ。



このままだと孫の前で醜態をさらす事になると思い、思い切って車高を上げる事にしました。フロントを－40ミリから－31ミリ、リヤを－40ミリから－34ミリと若干後ろ下がりにしてみました。しかし86のリヤの車高調整はホントやり難いですね。Ｎ－tatsuさん、とても助かりました。

11時15分から2枠目を走りました。

・冷間1発アタック　　50.167

冷間1発目は1枠目とほぼ同じでしたが、2アタック目よりいきなり48秒台に入り、5アタック目からは48.4秒台に突入しました。最終的には48．412と10月時点のタイムまでは挽回する事が出来て、車高をちょっと上げただけで0.9秒もタイムアップしてしまいました。

ちょっとビックリですが、これで孫の前で醜態をさらさずに済む事になってほっとしました。
やっぱり低温になってグリップの絶対値が下がると、適度なロールを与える必要があるのかな？と感じました。今日はタイムの出る車高は、気温や路面によって絶えず変わると学習しました。