
久々の投稿でございます(^^;
仕事はボチボチ忙しいですが、プライベートは特に何という事もなく、つつがなく平々凡々且つダラダラと日常を過ごしております。
さてさて、みんカラを嗜むような紳士淑女の皆様は、「普通の車好き」から「変態的な車好き」までいらっしゃると存じますが、私の周りにはどちらかと言うと「変態的な」方の車好きが多い様に思われます。。
これも前愛車の964改が変態的だったせいだと思うのですが、その後ロータスに愛車をチェンジして少し普通になりました(笑)
私もそこそこのオジサンになったのと前の付き合いがが比較的長かったせいもあり、巷で皆さんが良く口にする「上がりの車」に思いを馳せる事も出て来ました。
964改こそ、その後のエリーゼより上がりの車的資質は高かったのではないかと今でも思いますが、旧車ブームがホニャララで空冷ポルシェの中古相場がどうとか、そんな事は全くなかった時に200万円チョイで個人売買で買った、AE86的位置づけ(今や元祖86もプレミアムカーですが)の車だったので、気にせず弄り回してしまい最後の頃はオーナーである私でさえ、ドライブさせるのに気合が必要な状態で「売るに売れない」車と化していたのがその「資質」の理由の80%を占めていたと思われます。何しろ私以外の方で、乗ってみたいと言われてキーを渡し、エンストしないで発進出来た方がたった1人しかいない、人に優しくない車と化していたのです(笑)
ですが964は、13年乗っている間に動かなくなる故障も皆無で、旧車の域に達してからも普通に乗り回せて維持が楽なところなんて、流石ドイツ車の鏡でもありました。
そんな腐れ縁に近い前愛車から乗り換えるきっかけを得て、平均的サラリーマンである私が購入できる範囲の次期愛車としてロータスを選んだ訳ですが・・・
選択の理由としましては、「普通じゃない車(笑)」「比較的維持がしやすい車」「手の届くプライスの車」が条件だったので、つまり買える範囲で非日常を味わわせてくれるものを選んだのです。
周りには変態を極めた(褒め言葉です)車好きがスーパー7やら、私には到底手の届かないスーパーな車を乗っている方が多くいらっしゃいますが、流石にそこまで魂と共に生活まで犠牲にする可能性を受け入れる根性も財力も私にはなかったのであります。
さてさて・・・、前置きがすこぶる長くなってしまいましたが、「上がりの車」。
そんな事を考えず、欲しいと思えばポーンと次の車が買えるパワーをお持ちの方には関係ないのかも知れませんが、、経済力以外にも人生には色々と制約があるものです。
出会いにしても欲しいと思って買った車が生涯の伴侶になることもあれば、たまたま手に入れた車にのめり込む事もあるでしょう。
この辺は異性との出会いにもちょっと似ている気がします。
そもそも自身の体力、突き詰めれば人生そのものにも限りがある訳で、健康で元気なうちじゃないと乗れなくなる車もあるでしょう。
元気で健康でも、世の中の情勢や環境の問題、時代の移ろいと共に欲しい車が無くなってしまうこともあり得ます。
今現在、パワーソースは原動機から電動機に急速にシフトしつつあり、ハイブリッドを採用していない車も環境配慮や燃費&排出ガスを主とした法規制でダウンサイジングされ、生粋のスポーツカーメーカーですらハイパワー目的ではなく省燃費の為のターボ付きが多くなりつつあります。
欧州ではまだ少し先ですが、化石燃料を使うクルマは販売すら禁止にしようという動きが一部に出ていますし、今後エンスージャストが好む様な余計な事を考えず作った「走る事を楽しむだけのガソリン車」が新車で出る機会はどんどん減って行くのでしょうね。
そしてやっぱりそう言うクルマを欲している方は一定数いて、それがいわゆる旧車ブームとか走りに特化した車種の中古価格高騰に繋がっている様な気がします。
私が自動車免許を取得した80年代終わりの頃、クルマにはガソリンとオイルと排気ガスの匂いが当たり前で、内燃機関の中でのガソリンの燃焼に伴う排気音とメカニカルノイズ、発する熱がその象徴でした。
電子制御も最小限で、安全装備もやっとABSが高級車に付き始めたばかり、流石にキャブ車は新車ではほとんどありませんでしたが、良くも悪くもドライバーあっての「自動車」でした。
そんなノスタルジーは私と同じかそれ以上の世代だけのものかも知れませんが、「上がりの車」にするならやっぱりそんな前時代的なクルマが良いなと思います。
別に旧車に限ったことではなく、今まだ新車かそれに近い車でもそんな車は存在しますが、きっともう間もなく、そんな私にとってのど真ん中ストライクの車は簡単に買えない様になっていく気がします。
いや、ハイブリッドや電気自動車がダメとか嫌いとかは全然ないのです。
普段乗るには経済性や信頼性、安全性も環境性能も全てに於いて最高です。そして楽しくないかと言えばそんな事は無く、良く出来ていると思います。
でも、やっぱりずっと車を趣味としてきた身としては、普段使いの利便性なんか全く考えていなくて、快適性や経済性を犠牲にしてまで楽しく走る事だけに拘った車を「上がりの車」にしたいな~と思っております(^^;
私の生活環境や歳、その他諸々の条件を考えると、これから時間が経つほど色々と厳しくなるかな・・・
でも意外に長く愛車に乗っている方は、上りの車がどうとかそんな理屈は考えてなくて、気が付いたら付き合いが長くなってもうこれ以外、次の車なんて考えられない!って方が実は多いのかも知れませんね。
と言う訳で、実はエリーゼは既に手放してしまいました。
とても楽しく、オープンエアの醍醐味も教えてくれて、素晴らしい車です。
適度に尖っていて普通じゃない感もありましたし、知らない人に声をかけて頂けるような非日常性と気軽に付き合える日常性を併せ持った良い車です。
暫く楽しく乗ろう、もしかしたらそれがまた長くなるかも知れない可能性と予感もあったのですが、つらつらと書いた「上がりの車」に馳せる想いもあり、もし買ってくれる方がいるのなら売却しても良いかな?程度の軽い気持ちで売りに出しましたら、何と複数名の希望の方が現れまして、あれよあれよという間に売却の運びとなったのであります。
それも、良い人・嫌な人がはっきりしていれば悩まずに済んだのですが、ご希望された方は皆さん良い人で、結局先着順で一番早く声をかけて下さった方にお譲りさせて頂きました。
エリーゼを買う前に、割と新しめのPとか、少し古めのFとか、手に入れられる可能性のあるモデルをいくつか試乗してみましたが、思いの外普通だったり、手に入れてからが大変そうで気軽に乗れなそうだったり、、やっぱりどこかトンガっていて且つ気軽に付き合える車じゃないとダメっぽいです・・・(主に経済的に)
私はドMではありませんが、窮屈とか荷物が載らないとか長時間乗ったら腰に来そうとか、家族が喜んで隣に乗らない様なクルマじゃないと満足できない体の様です。
アメリカンマッスルカーとか、ドイツ製のセダンに凶暴なエンジン積んでいる車とかも興味はあるのですが、やっぱりスポーツカーが好きなので買うならそっち系から選ぶかなあ・・・
重ねて言いますが、「平均的」サラリーマンで家族持ちの身としては、金銭的・環境的制約が非常に大きく、欲しいと思っている車なら何でも買える身ではございません(^^;
そこのところが大前提条件になるので、お友達の皆さんをアッと言わせるような車は買いません(買えません)ので、、それも絶対新車はナイと思います(笑)
とにかく遊びグルマが無いのは耐えられないので、ちょっと考えて次の車を決めます(^^)
思案している間が、一番幸せとか言いますものね!
↑と言いつつ、このブログを書いて下書きに保存している間に、良いタイミングで良い条件の出物に出会ってしまい、ほぼほぼ次の遊び車は確定致しました(汗