
意外に思われるかもしれませんが、本日まで私、“左ハンドル”のクルマを運転したことがありませんでした。
過去にも、試乗車等で“左ハンドル”のクルマを運転する機会は何度もあったのですが、怖くてずっと断ってきていました。
でも、とうとう
「その日」がやってきました。
その人生初めて運転する左ハンドル車が、なんと
“Z3 ロードスター”!!
もう、乗った瞬間からパニック状態…
「まずは、シート位置を合わせないと… あれ?」
「そっか!シート位置を調整するレバーは左側か…」
「ウィンカースイッチは大丈夫!いつもの位置だ!」
「サイドブレーキも、右側だよな…」
「えっと…うん?えっ?マニュアルなの?…」
「まさか、クラッチ位置が反対ってこと?…な、わけないよな…」
「でも、右手でマニュアルシフト操作した経験ないけど、大丈夫かな…」
「シートベルト…がない? いや左側にあるはず・・・」
もう、エンジンを掛ける前からこんな状態でした。(笑)
なんとかエンジンスタート!
幹線道路に出てからは、自分のクルマが車線内に沿って走っているのかまず不安になりました。
車線変更はなんとか無事にできましたが、予想通り交差点での“右折”はかなり怖かったです。
運悪く先頭車になってしまい、おまけに反対車線からは大型トラックが右折しようとしていて、まったく反対車線のクルマが見えません!信号も大型トラックに視線を阻まれて見えません!
いやー、相当焦りました。日本の道路環境では、やはり“左ハンドル車”の右折は怖いです!
その後は、徐々に落ち着いて運転ができるようになり、ちょっと“Z3”の実力を試してみました。
乗った“Z3”は前期型のロードスターでしたが、2.0Lの直4エンジン。エンジンルームを覗いてみましたが、実にコンパクトなエンジンでした。低速トルクはそこそこあるので、市街地を走ることは意外に楽でした。ただ、吹き上がりのレスポンスは悪くて、マニュアルとはいえなかなか加速してくれませんでした。
エンジンは回転がのってくると、さすがにBMWエンジン!気持ちいいサウンドを響かせてくれました。
借りものなので、幌を被せて走っていましたが、ちょっと外して運転してみたい衝動にかられました。
外部からの音は、それほど気になるほどのレベルではありませんでした。予想以上に静かに感じられました。
6万km以上走行したクルマだったせいか、アイドリング時の振動は結構感じました。最近のBMWは、4気筒エンジンでも振動が少なくて静かなのを再確認しました。
あとは、“Z3”特有だと思うのですが、ドアミラーの位置が運転席に近い位置にあって、初めての左ハンドル車ということもあり、後方視野をなかなか確認し辛かったです。(ルームミラーもいつもは左側にあるのが、右側にあるのですごく違和感がありました。あたりまえですけど…)
それから、着座位置も低いので、我愛車君(130i)よりずっとスピード感がありました。
たった数時間の試乗でしたが、“Z3”を楽しむというより、“左ハンドル車”に慣れるまでに時間が掛かってしまいました。本当は、もっと山岳道路等も走ることができたらよかったのだけれど…残念!
でも、人生初めての“左ハンドル車”の運転は貴重な体験でした。
運転席が右から左に変わるだけで、頭の中はフル回転。自分自身の運動能力を試すことができました。「いかに、自分自身が“右ハンドル車”に慣れきっている」かが分かりました。
文章を書く時も、ボールを投げる時も、箸を持つ時もすべて右手でやっているのですが、マニュアルシフトを右手で操るのは数時間だけでは慣れることができませんでした。プロのドライバーさん達は、違和感なくすぐに自由に操ることができるのに、あらためて感心します。
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試乗記 | クルマ
Posted at
2010/10/26 23:42:53