
(その1)より続きます・・・
さて、試乗できたのは、“116i Style”でした。
まず、座席位置を合わせると、車両(ボディの大きさ)感覚としては、E87より大きくなってはいますが、それほどの違和感もなくすぐに慣れました。ただ、ちょっと右ドアの肘掛部分までの距離が狭くなっていて、意外でした。
試乗できた時間は約40分間でしたが、夕方の渋滞中で距離的には20kmほどだったと思います。
走り初めてすぐに感じたのは、皆さんと同じく乗り心地のよさでした。
我愛車君の前期型E87のM-Spoモデルは、とにかくゴツゴツとした乗り心地で、かつちょっと大きい段差があると跳ねる感じの、決して乗り心地がいいとは言えませんでした。「そこが、スポーティでいいんだ!」という方もいますが、私自身は耐えきれず、BBSのホイールと脱ランフラットタイヤにして、ACSのサスに交換してしまいました。
そんな私が感じた新しい“116i”の乗り心地は、とても秀逸だと感じました。
道路や橋のつなぎ目は、ほとんどフラットな感じで振動を感じません。もう少し、大きな段差は、“こっこっ”と拾いますが、フラットな感覚は変わりません。我愛車君だと“コツコツ”って感じになります。前期型のE87のM-Spoだと、“ゴツゴツ”といった感じでちょっと弾みます。
微妙な表現の差ですが、ご理解していただけるでしょうか?
ちいさな段差を乗り越えるときの“いなし方”が、実に絶妙です。サスペンションのセッティングもあるかもしれませんが、第三世代?になったランフラットタイヤの進化の賜物ではないかと考えました。
初期のランフラットタイヤは、重くゴツゴツした乗り心地でした。それを補うため空気圧を高めると、やたらボンボン跳ねるやっかいな乗り心地になりました。技術の進化を感じさせます。あとは「コストさえ安くなれば、今後はランフラットタイヤにしたい」と思いました。
次に感じたのは、“8速AT”の滑らかな加速です。“SPORT”モードして素早くアクセルを踏むととさすがに少しギクシャクする感じはありますが、“COMFORT”モードや“ECOPRO”モードでは、意図的にアクセルを踏まない限りウルトラスムーズな変速です。さすが“8AT”です。
また、DSモードにして意図的に、8速までシフトアップしてみましたが、60km/h程度の速度だとすぐに6速までシフトダウンしてしまいました。普通に市街地を走行する場合だと、とても8速のギアを使いこなすことは無理だと感じました。
それから、昔のターボ車に乗った(所有した)ことがある私ですが、ターボラグは見事に抑えられているみたいです。ここでも技術の進化を感じました。変速ラグはAT特有で、MTのようなダイレクト感はありません。ワンテンポ、アクセルを踏むタイミングとズレます。
エンジン音や排気音も、意図的に抑えられているようで、吹かしても官能的ではありません。
今後の“M-Spo”モデルに期待です。
また、6気筒エンジンと比較すれば、4気筒エンジンの振動は抑えられているとはいえ少し感じます。
エンジンルームを覗くと分かりますが、大きな(拳くらいの円筒形した)ゴムのウエイトバランサーらしきものがエンジン横ターボシステム近くに付いています。
そういえば、“オイルレベルゲージ”が復活しているのを確認しました。何故?
試乗車は、普通の電動パワーステアリングでしたが、初期型E87とくらべれば随分軽くなりました。
(我愛車君は、アクティブステアリング付きなので、それほど重くなく適度で気に入ってます。)
我愛車君と比較すると、若干ダルな感じがしましたが、ロードインフォメーションは十分です。
“バリアブル・スポーツ・ステアリング(サーボトロニック付き)”が、どのようなものなのか興味があります。いずれ試乗したいものです。
“ブレーキ・エネルギー回生システム”は、“プリウス”や“レクサスCT200h”に試乗したときの違和感がBMWではどうなんだろうと興味がありましたが、体感できるような変化はありませんでした。
ただ、“コントロールディスプレイ”で確認すると、ブレーキから足を外すと頻繁にバッテリーに充電しようとしている様子が分かりました。
ブレーキの効き具合ですが、みんカラメンバーの一部の方の「少し甘い感じがする」という感想を読んでいましたが、市街地を走る分には十分だと思いました。既に試乗車として400km以上走行しているクルマでしたので、ローターとパッドのあたりはついていたと思います。久々にBMWのノーマルブレーキの感覚を思い出しました。(我愛車君はBMWパフォーマンスブレーキです。)ABSを意図的に効かせてみましたが、違和感なく素晴らしいと感じました。ただ、“ブレーキ鳴き”がやはり発生します。「キーキー」と鳴きます。(笑)
“エンジン・オート・スタート/ストップ機能”は、エンジンが温まった試乗開始10分後位から作動し始めました。
初めてエンジンが停止した時は、「エンストか?」と思いましたが、ブレーキから足を外すとすぐにエンジンがスタートしました。「おっ~すげえ~」とちょっと感動。
渋滞中だったので、頻繁にエンジンストップ/スタートの繰り返しでした。交差点の中央で対向車を待つ間もエンジン停止したので、ちょっと緊張しました。(笑)
でも、あれだけ頻繁にエンジンを停止するのだから、かなりの省エネになっていると思います。
さて、絶対的動力性能ですが、1600ccエンジンとはいえ“ツイン・スクロール・ターボチャージャー”の威力は、侮れませんでした。“SPORT”モードにすると、100km/hまでくらいの加速なら、我愛車君(130i)と同等くらいに感じました。100km/h以上を試すことは、残念ですができませんでしたが、“120i”だったら・・・私的には十分過ぎる感じがしました。
総論
我愛車君(130i)との比較になりますが、次期愛車君候補として最有力になるかもしれません。
密かに、次期愛車君は「また3シリーズにしようかな?」なんて思っていましたが、コストパフォーマンスを考えるのなら、新型1シリーズはとても魅力的に感じました。デザインは、正直なところあまり好きになれそうもありませんが、トータルのクルマとしてのデキ具合は予想以上でした。
次期3シリーズには、ディーゼルエンジンも日本に導入されるみたいですし、非常に高価になると思われますが、“Hybrid3”もとても興味あります。そして“i3”にも興味津々です。
今後しばらく、BMW車から目を離すことができそうにありません。
Posted at 2011/10/22 20:35:27 | |
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