
※ヴィッツファンにはお決まりの、ヤリスラジコンとの2ショット。結構、ヤリスボディがリアルです。存在感タップリ。
☆本題☆
以前、実車発売とほぼ同時期に買った、タミヤのM-05シャーシのマツダロードスターをそろそろ手を入れてみたいと思います。(実車はFR。ラジコンはFFでリリースされた理由は何なのだろう?疑問・・・)

弄るのは、近年話題のカーペット敷きサーキットを走らせるのに適したカーペット用ラジアルタイヤ装着と、リアルなメッキマフラー取り付けです。
メッキマフラーは、ABCホビー製のマフラーセットのデュアルタイプを装着。

メーカーの商品説明だと、取り付けはボディ側に両面テープでL字型のパーツを取り付けるようにしてマフラーを固定するようになっているのですが、この手の装飾パーツはドリフト車のような「超低速車向けのカスタムパーツ」なんで、ツーリングコースで走らせた場合に追突されたりするとボディの塗装までダメになると思って、シャシ側にプレートを介して装着してみました。プレートにしたのは、ポリカボディの切り出した余白の部分です。
ボディ側のマフラーが出る辺りに、台形の窪みがあるのでそこを切り取ってマフラーのパイプが干渉しないようにします。

因みに、L字型のステーは先端を少し切断して長さを短めに加工して逆向きにし(シャーシに付けるから向きが逆向き)、マフラーも長すぎるので後端をネジ穴の手前までの5mm位を金属切断用のニッパーで切断してヤスリがけした上で取り付けしています。マフラーは、そのままの長さで付けてしまうとバンパーの外にかなり表に飛び出します。

これなら、ボディ側に衝撃が加わっても、裏側の塗装が剥げにくくて済むと思います。
整備の時は、手軽に剥がして作業出来ます。

あと、追加でボディ裏側のボディポスト穴を円盤のアクリル(タミヤ製)で補強して(ロードスターは、リヤ部分は傾斜して補強板が貼りにくいのでフロントのみ)、更にアルミグラステープをルーフ以外を綺麗に貼ります。まぁ、通常はフロントバンパー付近やリヤバンパー付近のみで大丈夫ですが、このMシャーシに限っては、シャーシ側にTT-02にあるようなスポンジのフロントバンパーの設定がないので補強工事をしておくと大きな破損には至らない筈です。(これが良かった)
タイヤを、Mグリップタイヤ装着するにあたって、今回は実験的にリアルなホイールを2種購入してみました。

Mシャーシ対応のminiサイズから、スパイス製のレイズTE37(オフセット0)と、ミクニ製のBBSみたいなメッシュ(オフセット1)をGET。
Mグリップタイヤ装着にはTE37を使います。BBSの方は、走らせない時の観賞用ホイールにする予定なので、こっちは普通のタイヤを履く予定です。

標準で装着されていたノーマルホイール・タイヤのセットとの比較。
TE37リアルですねやっぱり。

危うく、ホイールが入っていたビニール袋の中を見忘れて、小さなステッカーを紛失しそこないましたが、無事にホイールに貼りつけ出来ました。買った方、ステッカーの存在を忘れないように。ステッカー入っています。
タイヤ・ホイールとマフラー装着完了。ボディ補強完了。

作業が終わったら、サーキットへ。
走らせた印象は。
激速です。
TT-02シャーシのような4WD特有のアンダーステアが無く、軽量なので予想以上の速さでコースを周回出来ました。案外、ストレートエンドの伸び(ノーマルモーターかつシャーシもドノーマルにも関わらず)と、FF車特有のクイックなハンドリング特性のせいで周囲の速いレーシングマシンと並んじゃって驚きでした。
ただ、まだサーキット走行は経験が3回目。
M-05のFF車は初サーキット走行。M-05を走らせ始めた時は、あまりにステアリングが切れ味が良すぎて曲がりすぎてジグザグにコーナーを曲がったりしてました。
慣れると、やっとFF車のタックインをうまく利用した走りに乗れるようになって、周回ペースが上がり・・・
TT-02シャーシをもつヤリスWRCボディとは違って、絶対速度が上がってしまい、サーキット走行時間枠手前で豪快にコースアウトして1回クラッシュしました。
バクテンしました。

残念です。
折角仕上げたTE37ホイールと、左側のアップライトを歪めてしまいましたね。ついつい、走りが良いからと言って、スロットルを開けすぎてました。
逆に言うと、その位にM-05シャーシは走らせるのが楽しかったですね。
サーキットの帰りに、補修用のアップライトパーツを買ってきて、クルマの中で速攻ですぐに直しました。

(↑アップライトパーツの赤いラインが歪んで曲がった箇所。駆動系には曲がり損傷は無いようだ)
アップライトパーツの破損は想定していましたが、まさか割れるのではなく歪むとは思わなかった。昔は、ぶつけるとひび割れるのが普通だったような・・・
ホイールは、予想通りリムが逝きました。
ホイール全体は頑丈で、変形はしていなかったのですが、リムが割れてタイヤのビード部分が露出した上で亀裂が入っていたので、Mグリップタイヤもダメです。
やっぱり、飛ばすクルマにはタミヤ純正のリム無しのタイプが良さげですが、それでもリアリティには凝りたい物です。

(↑バランスチェックの図。ビード部分が一発で溝に馴染まなかったから、何度も手揉みでインナースポンジを馴染ませて真円に近づけてバランスチェックし終えてから接着。取り付けには苦労しました。ハードのインナースポンジは使うのが初めてだったから、一発で馴染まなかった時は焦りましたね。)

ホイールが入荷したら、また同じバージョンに復元します。
因みに、ボディの破損は。
フロントバンパー下部分とアップライト破損した左側のホイールアーチ部分のひび割れで済みました。グラステープの効き目はかなりあったみたいで、他は、フロントサスペンション取り付け上部のビスが左右ともボンネットに当たった跡があり、これもグラステープが見事に受け止めてボディ保護してました。
一応、今後も走らせる予定なので、ロードスターのスペアボディもストックする予定です。
まぁ、何にしてもサーキット初心者なので、内容で行けば破損は最小限に留まったと思います。事前の対策は効を奏しました。
夕刻、イタリアンのお店で、定番のラザニアとピザを食べつつ、サーキット走行時の走りを振り返ります。

後々よく考えてみると、ストレートエンドが「激速」だった要因は、新たに導入したパワーズのバッテリー3000にあるようで、XBに付属のタミヤ1400バッテリーパックの時は大した速さにはなっていなかったのを思い出しました。ただ容量が大きくて長持ちするだけじゃなくて、ハイパワーをも引き出せていました。確か、30分位?は速さを保ちながらコース周回してました。
って事は、標準の540モーターをチューニングモーターに交換してパワーズの3000バッテリーパックを積んだら手に終えない速さになるという事です。バッテリーマジックが効く事が解りました。

帰宅後、ロードスターのポリカボディのグラステープ貼り増しと、走行中に付いたタイヤカスから生まれるゴム系のボディ汚れをクルマのボディ磨き用の「微細コンパウンド」を使って綺麗にします。普通のクリーナーでは、ゴム系の汚れは取れないので、コンパウンドで磨きながら取っちゃいます。
ベタベタした黒い汚れがいとも簡単に取れますので、サーキット走行後の汚れに悩んでいる方にはおすすめです。
その後、ヤリスボディのTT-02のフロントのジョイント部品をタミヤのユニバーサルジョイントに交換しました。

これなら、いきなりジョイントが外れて路上ストップする心配は無いでしょう。

交換完了。
ホイールのセンター部分が、ノーマルのメッキ色からブラックに変わったのがチューニングされた証になります。
いゃぁ。
うまく仕上がったので、スーパーニッカで乾杯してオシマイです。
実車では味わえない、独特な操縦感覚がカーラジコンにはあって病み付きです。1/10スケールながら、スロットルを開ければ30km/h以上出る(ギア比を最高速にすれば)からたまんないですね。
当たり前ではありますが、1/10ラジコンで30km/h出るって事は実車だと単純に300km /hにもなります。
気軽に速さを堪能出来、安全に走りを楽しめる。それがカーラジコンの魅力ですね。