久しぶりに・・・・・

今日は久々に近所の史跡めぐりをしてきました。






まず最初は大阪で唯一の村、千早赤坂村にある奉献塔です。
塔には楠一族の菊水紋と非理法権天の文字があります。
非理法権天とは非は理に勝たず，理は法に勝たず，法は権に勝たず，権は天に勝たず、
人事は結局天命のままに動き，人は天に逆らうことはできない，の意味があるそうです。

日本の戦前の教育の骨子にもなっていた。太平洋戦争期の日本では「非理法権天」が皇国主義・軍国主義と密接な関係を持つスローガンの一つとして掲げられ、教科書の中でも使われていたそうです。楠木正成の家紋から名をとった菊水作戦で沖縄に特攻に向かう戦艦大和には、非理法権天と印した幟があったといわれてるそうです。また私のマイページのトップ画像の海軍弟七二一航空隊　 神雷部隊桜花隊が非理法権天と書かれた幟を使用していました。



 
遠くは大阪平野・河内平野・手前にはPL塔を望む小高い岡の上にこの奉献塔があります。
PLとは桑田･清原等の有名野球選手を輩出したPL学園の象徴の塔です。

続いて数百ｍ離れた楠公誕生地です。
楠　正成は天皇を守護するため勝ち目のない戦に死を覚悟して挑み、そして最後に
「七たび人と生まれて逆賊を滅ぼし国に報いん」と語ったと伝えられます。

「忠君愛国」　「滅私奉公」　「七生報国」の精神は太平洋戦争当時はまさにその精神が国民の精神となっていたようです。

歩いてすぐの場所に楠公産湯の井戸もあります。
 



 

 
こちらが菊水の紋です。人間魚雷　回天のハッチ部分にも描かれていました。
楠木正成は後醍醐天皇の命を受け鎌倉倒幕の兵を挙げ、時の執権北条氏の大軍と戦った。多くの武将も天皇を助けて北条氏を倒し武家政治を廃した。
この事により太平洋戦争でも「天を回らし、戦局を逆転させる」という願いを込めた人間魚雷　回天には相応しい紋所でしょう。皇居外苑にあるのもこの楠正成の騎馬像です、私が小学生の頃はまだどこの学校にも同じ騎馬像がありました。

しばらく待っていたのですがオーナーの方の姿が見えなかったので楠公誕生地で勝手に黒アクアとツーショットです。（黒アクアのオーナーさんｺﾞﾒﾝﾅｻｲ勝手に撮っちゃいました） 
 

続いては楠公誕生地から車で１０分足らずのところにある南河内郡　太子町の　叡福寺です。
こちらは推古天皇皇太子　聖徳太子の磯長（しなが）御墓所です。


 
叡福寺駐車場にてMyアクア　（今の若い人は聖徳太子が１万円札の肖像画だった事は知ってるのかな？）

 

続いては叡福寺から１０分程の所にある奈良県　香芝市にある頓鶴峰（漢字で書くとこうだそうです）


 
このどんずるぼうには太平洋戦争末期に地下に造られた複雑な防空壕があります。本土決戦を目前にした陸軍が航空部隊・航空総軍の戦闘司令所として建設されたもので、二つの壕に分かれている。当時、朝鮮から強制労働で連れて来られた人達があまりにも過酷な 労働でたくさんの死者が出たそうです。
そのせいか？今では心霊スポットとしても有名だそうです。

現在、防空壕の一部は京都大学防災研究所附属地震予知研究センター屯鶴峯観測所として使用されていて、立ち入り禁止になっています。
もう一方の壕も崩落の危険性があると言う事で立ち入り禁止になっています。

最後に私の町会のとなりの町会の集会所にある皇紀二六〇〇年記念碑です。
皇紀とは明治政府が1872年の明治５年に神武天皇即位を西暦の紀元前660年とし皇紀の元年と制定したことです
よって1940(昭和15年)は神武天皇の即位から2600年に当たるとされ、日本各地では国を挙げて盛大に祝賀行事が行われたそうです。
各地の公園や神社の境内には2600年記念石碑や国旗掲揚塔がたくさん建てられたそうです。
最近では殆ど見る事が出来なくなっています。

 
今日は本当に久しぶりにゆっくり一人で回ってきました。
たまにはこんな日があっても良いですね～♪