
先週末のこと、みん友様である元E60M5乗りなS85_B50A様と、偶然辰巳でお会いいたしまして。
最新フェーズな991を運転させていただきました時の話を。
991の最新フェーズと言いますと、カレラ系がターボになったモデル、NA時代からの変化が大きくセカンドジェネレーションモデル、所謂ジェネ2でございますが、半年くらい前でしょうか、愛知からBlackM3様が東京にお越しになられた際、PC(ポルシェセンターの略)で試乗しましたが、何よりあの時は赤いポルシェに乗ったのが人生初だったので、車の感想どころじゃありませんでした。
なんと言いましても、これで私、幼稚園の頃からポルシェが好きで、当時、山口百恵のあの歌を幼稚園のジャングルジムの頂上で口ずさんでいた記憶があるくらいです(*^_^*)
そんな私が小学生の頃には飯倉のミツワでカタログ貰ってきたりもございました。
中学生になりますとポルシェデザインのグッズにも憧れ、カナダの免税店で購入したサングラスは今でも大切に棚にありますし(かけて外に出たことはないです笑)
高校生にもなりますと渋谷の西武の二階にポルシェデザイン置いてあるお店に(後に奥さんとなる)彼女とのデートで行ったりも。結局、クリスマスか誕生日か忘れましたが、セカンドバックをプレゼントしてもらって、それも持ち歩いたことはないけど、大切に今でも持ってます(*^_^*)笑
もっと言えば、去年まで使っていたキーケースもポルシェデザインの物でしたが、ボロボロになりまして、だからやっぱり使わない、他のポルシェデザインは笑
こうして日記を書いてる今もポルシェのトレーナー着てる!と言いたいところですが、服はイオンで感謝デーで買ったやつです(*^_^*)
ドテッ
という訳で、そういえばその日、991を試乗させて頂く前にひっそり号で走行中、元気のいい997が目の前に現れましたのでロックオン。あとから辰巳でどんな方かと、あっ!みん友さん!笑
あとにCIS様、のか様をお乗せして同乗ドライブをしたりもいたしましたが、和気あいあいな雰囲気の中、お二人のラブリーっぷりと車好きな感じにはキュンといたしました。
これで私も奥さんとはランデブーしたりそんな時代を過ごしたことがございまして、奥さんがポルシェで第3京浜を走行中、背後からメルセデスが威嚇攻撃を受けた際は援護射撃をしたこともございますψ(`∇´)ψ
ちなみに二人同時に警察に捕まったこともあったり(。v_v。)
自分だけ捕まったもあります、、、ドテッ笑
という訳で、CISさん、のかさん、これからも、仲睦まじく歩んでください!
またお二人の幸せそうなお姿を拝見できますことを楽しみにしております、ありがとうございましたm(_ _ )m
で、話戻りますと、思いますのは、E60M5に出会わなかったら、少なくとも一回はポルシェに乗っていたかなと。カイエンのパノラマサンルーフをどこかで購入して、まぁ、三年くらいで乗り換えてるかもですが。ちなみにあちらのサンルーフは二種類あって、パノラマは滅多にないけどなくもない、なかなかのレア車(*^_^*)
しかし、結局E60M5にいつか行き着いたのかなとも思うところもあります、、、E60M5は罪な車です笑
という訳で、何が言いたかったかというと、物心ついた時からポルシェが好きという話です笑
だから、自分がポルシェがどうとか言うのは恐れ多いところがありまして、やっぱりポルシェがこうだ!とラインナップしてる車をとやかく思う前に、まずはそれを受け入れるのが、自分的なポルシェとの接し方だと思うんです。このあたりはM社にも思いますが(*^_^*)
いい悪いとか、今時の車で、ポルシェのようなメーカーですから、当然、その中には将来を見据えたマーケティングなども研究されたうえで開発ベクトルがあると思いますが、それって作ろうとしたものは作っている訳です。なので自分に合うか合わないかとかあれば方向性の違いかなとも思うですね。自分はポルシェを好きだし信頼しているので全て受け入れ笑
そうは言っても、理解できなかったり、そういうこともよくあるから車の奥深さを感じ、また楽しいというところもありますです。
という訳で991のジェネ2
昔まではモデルイヤーで呼んでいたのに違和感がある方もいらっしゃるかと思いますので、それについても少し触れますね。
確かにポルシェ部長との対談で88ターボと89ターボではミッションがまるっきり違うことに触れたり、92モデルはエアロミラー元年とも言い切ったり、93モデルといえばレア個体に巡り会えることも多いとか、いえ、993の話もすれば日記も1日2日では書ききれませんが、ただこれだけは伝えておかなければと思うのは、996GT3の00は初回限定、01は追加生産、03はカタログモデル、それをご存知でない方がいる限り、ビアリッツホワイトとキャララホワイトを間違える方はいなくならないし、グレーシャーホワイトが好きでもカイエンにはサンドホワイトも似合うんじゃないかと思うわけなんです。
私は個人的にターボも好きですからもう少し言えば、996ターボならミッションベアリングが強化されたモデルイヤーがあるし997ならgt1クランクが終了したのもモデルイヤーで判断できる。
このあたりはbmwだとモデルイヤーの仕切りが曖昧で、同じモデルイヤーでも、前半後半とか何月あたりから違うとかも多いのでモデルイヤーな言い方はあまりしないと思います。
ではなんで、重要なモデルイヤーを言わなくなったのか。
例の事件から自粛してるというのが正直なところでもあるみたい。
ここで、例の事件についてもついでに少し笑
ことは991GT3の初期ロット、2014モデルの話に遡ります。2014年のGT3はPJ(ポルシェジャパン)への割当数が非常に少なく人気もあった為、非常に発注が困難だったですね。狭き門を突破し発注できた方達は、長い期間、納車を待った訳ですが、ようやく納車が始まった矢先に、エンジンに欠陥があり火災の原因にもなりうるということで、即回収となりました。
それが対処に数か月以上、かなり長い期間を要したですね。
それだけを見ると、仕方のない部分を感じてしまいますが、問題なのは、15モデルがおおかた予定通りに生産されていくです。それで991GT3の2014モデルも2015モデルも乗り出し時期がかわらないパターンも出てきて、2014モデルのオーナーは狭き門をくぐりつつ、ナンバーつけた後に長期間回収になり、自動車税から保険代、駐車場代もかかっている訳ですし、どうしてくれるんだと思う方も。というかかつて日記に書いたことがありますが、そういう人気モデルの争奪戦は本当に凄いんです。それが争奪戦を勝ち抜きながら辛い状況に、、。
代車などの配慮もされましたが、オーナーの層を考えても代車でていろいろ乗れればラッキーとは考えにくく、この回収問題は他の国でも起きていて車のない期間の損失、金銭補償などもされたと聞きます。日本は一律ではない部分もあるようなので公にどなたがどう補償されたなどはまたトラブルの元にもなるので噂でも書けませんが、そういうことがあったですね。
というか、991GT3の件はあまりにも時間がかかり、また状況も複雑になってしまって、よくわからないGT3スタートになってしまったかなと。業界でも静かに見守る感じ?
しかし、争奪戦に参加できるような方はGT3RSも発表され(恐らく回収期間に話出てきてる)視野に入るわけです、それもコックスではなくPJ販売でまた複雑な想いにさせたかなと。
ちなみに、その時のエンジン開発責任者って皆様はご存じだと思いますがトーマスブランドルさん、あの方は、所謂、そっち系の品質管理やらそういうところに長けた人なんですよね。元々そういうことを専門的にやっていたポルシェと非常に密な会社にいた方。解析とか分析とか専門部門があり、それをBMWからも受注してる会社といえばピンときてるでしょうが、AVL FIRERとか出してる会社、それなのに対応がスムーズではないなぁと。日本にもAVLはあり、個人的にはイマジニアリング(似たことやってる会社)より好きな会社です(*^_^*)
話それましたが、なんの話でしたっけ?
ドテッ
という訳で、991ジェネ2を運転させていただいた話を(*^_^*)
いや、最近、爽やかなドライブ日記が多かったので、いろいろ話したいこと出てきますね笑
ちなみにあくまでも個人的な感想です、踏むと言っても踏んだ気になれたなら踏んだになりますし、そこのところ誤解なきよう話半分でお願いします(*^_^*)
走り始めますと、慣らしも終えたか終えてないかというほぼ新車、速い車に抜かされる時はずっと飛び石に怯えていましたけど、あらためてその快適性に驚きます、、気になるようなことはなく、よいところだけがどんどん見えてきます(*^_^*)
電動パワステの入力ゼロからハンドル切り始めのフリクションのないところ、急激にCPが立ち上がらず微角からスムーズに反応するところから、前後左右の視界、シートの座り心地にしても、今年のはじめにC63Sの岩のような剛性感のシートに座った時に思いましたけど、確かにそれはそれで凄いと思うのですが、やっぱりね、ちゃんとクッションが入っていて体重をうまく支えてくれるシートが素晴らしいと思うのです。
991のシートはパッと気付きにくいけど、座り心地が優しい。サポートがどうのこうのとかではなく、個人的にシートが進化してる気がしました。気のせいかな笑
いいシートだなぁとニヤニヤしてまして、こりゃ夢のようなドライブだなと。
と、週末の夜ですし、国産車がブボーッとマフラー音を響かせ抜かされますと、、ハッと我に帰りまして(*^_^*)
ちょっと踏んでもいいですか?
S85_B50A様、スポーツプラスにダイヤルをどうぞと言ってくれた笑
ポルシェです、制御ありきでセッティングしてないですから多分ベストかなとψ(`∇´)ψ
ダイヤルをくるりといたしますと
ブオッブォォォォォォォォォン!!!!!
ジェネ2が吠えた!
速くてよく分からなかったけど、何段かとんで一気に二速になりました笑
で、思ったんです。
その状況って、ポルシェがアクセルを床までどうぞと言ってくれてるなと笑
私も男です、エイヤッ!と床までアクセルを!
ブォォォォォォォォォン!!!!!
快音とともに車は即座に加速をはじめあっという間にシフトアップを繰り返します。3速になっても加速は途切れず4速へ
アウディのようにシフトでパンとかは言わず、継ぎ目のない加速!アクセルちょい抜いてそのままS字へ突入!(どこだ笑)
ピシーッと車体が押し付けられ、路面のアンジュエーションを感じさせないコーナリング、切り返しでもロールを引きずる感じはなく、ショックが動いてそして効いてる感じがヒシヒシ伝わってくる
凄い、、、素晴らしさが踏めば見えてくる、、
※スピード感、少し大袈裟に書いてます笑
何が素晴らしいって、加速でリアに荷重がかかれば、リアタイヤの位置がすぐ後ろにあるように伝わってきて、どんな状況なのかこの後どうなるのか、普段のあたりは丸いのにその時はソリッドに感じられるです。しかも、フロント荷重が減ってるはずですが、昔までならハンドル軽くなっていく所謂ポルシェらしい感覚(年々減ってる)がなく接地感が失われない。
結局、フロントのその感覚とリアのダイレクトな感覚があるので安心して、気持ちよく味わえるです。
リアのソリッドなリアルな感触は乗り心地はまるっきり違いますが、昔ならそれがRSだったり、GT3だったりが得意としていた所だと思いますか、それに似ているものを感じたです。というか、昔からそれがポルシェは踏むとあるのですが、その感触がうまく伝わってきたら信頼になるし、信頼できたら乗りやすいになるし、というか日常シチュエーションでの快適性を全く失っていない中でそういうフィーリングをバランスさせてるのはお見事としか言えないです。
で、そんな中、エンジンも素晴らしいことに気付きます(*^_^*)
ターボの先入観を抜きに感じた時に、ハイチューンエンジンならいざ知らず、アクセルをポンと踏んで前に出る、実際に車が加速することを考えたら、トルクが出てこないとエンジンがレスポンスしても音だけが盛り上がって、みたいなことになりかねないと思いますが、踏み込めば踏み込んだだけの反応がしっかりと車にアウトプットされるですね。
それが近年の踏んだ瞬間オーバーブーストしてバンと出るのとは違い、あれは加速しすぎる車ありますが、車が一回り軽く感じるフィーリングでトルクが踏み込み量に対してNA的についてくる。回転の上昇とともにアクセルからの反応が鋭くなって中回転から踏めば常用回転で最大効率になるふん詰まりターボの感覚は一切なく上でキレすら感じます。
これはむしろ可変ジオメトリーではない頃のターボの感覚で、993ターボに似てると思いました。あの下から効くけど上でもしっかり伸びるフィーリングが好きなんです(*^_^*)
あれの踏み直しレスポンスにアンチラグつけてるような感じがしましたが、ブーストコントロールに秘密あるんでしょうか?
車を自由な意思で加減速しながら駆け抜けたら、ターボがどうとかすぐに忘れるか、ありがたく感じるかかなと。街中試乗の時は全く見えなかったですが、レスポンス、フィーリング、音、それに足まわりがうまくバランスされていて、本当にお見事と思いました。
ちなみに、速度の乗る感じからニュルみたいな場所だと実質的にかなり速いタイムが出るのと違いますかね(*^_^*)
という訳で、一つは快適性とリアルなスポーツ性との融合をポルシェが目指し仕上げてることに驚き、もう一つはエンジンフィーリングや雰囲気を大事にしているようで、かなり意図的にタービン選択含めてやってますね、上でも効率落ちない、でもレスポンスははっきり出してきてる。そこにロマンを感じました(*^_^*)
貴重な体験を本当にありがとうございましたm(_ _ )m