
普段なら繁忙期もあと少し、仕事が落ち着いたら何をしよう、と思いをめぐらせる6月も中ば。
ここ数年は疲れて遠出はせず近場のホテルでのんびりと過ごすのが楽しみとなっておりましたが、今年は心の元気がないのか出かけ心も戻らぬまま夏を迎えそうなひっそりです、こんばんは。
と言う訳で、ここ最近は生活スタイルもすっかり変化いたしまして、ニュースを見なかった私が今では朝から一通りチェックするようになりました。
するとどうでしょう、話に幅が広がるようになって仕事場での会話が増えたのです、今日はいい天気ですねって言われたら今までならそうですね、だったのが、夕方から雨みたいですよって言い返せるようになったですψ(`∇´)ψ
そんな訳で本日はニュースの話題を٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
①隕石からリボースを発見
②ルーレット族のリアル
③東京アラートが教えてくれたもの
④大樹町から発射されたロケットの問題点
⑤オリンピック延期で晴海フラッグ入居も延期
⑥変化する大学受験
⑦イージスアショア計画中止
私は隕石とか宇宙系の話は苦手ですが、ニュースになっているような事は世間の関心事でもありますから無理して話をしてみます。
①隕石からリボースを発見
この話はすでに去年発表ですのであらためてニュースになっています。ネットのニュースにはタイムラグがあるものが紛れていますが、見過ごさず、ゆっくりと確認することができたり便利ですね。
地球の生命誕生、起源説は、いくつかありますが、生命が進化をとげていく中で必要なものの一つ、リボースが隕石の中から発見されたという話。宇宙にはそういうものがたくさん浮遊しているのは間違いないようですから、環境や条件さえあえば地球外生命の話はむしろいないほうが不思議というところまできてます。
地球の場合、以前は雷が発生してそこに生命の源が、なんていう説もありましたが、現在の科学ではそれはないと結論づけられていたりします。そこで有力になっているのが今回のニュースにもなった地球外から飛んできた、RNAワールド説に繋がる。
実験で当時の地球環境をシュミレートして、そこにリボースがあれば生命体の進化(リボースはリボ核酸、DNAとRNAに繋がる)については証明されているので、これで完全に可能性が認められた事になります。
個人的には深海熱水孔付近からの説のほうが興味深いのですが、こちらは国立研究開発法人海洋研究開発機構が海底深くで微弱電流を確認したり、地下生物圏(独立栄養細菌群がたくさん発見されている)に無数の知られていない生命体が確認されていて今も調査真っ盛り、って話ですがニュースの趣旨から外れますね。機会があればその話もしたいと思います。
しかし生命の起源が絞られてくると、今度はどう人間に繋がるのかっていう話にはなりますね。
ダーウィンが来た!というNHKの番組もあり、ダーウィンの進化論というのは広く認知されてますが、およそ700万年前に現れた猿から進化したというあれですが、今の科学では、ダーウィンの進化説には矛盾があるという指摘が増えてきているって知ってます?
キリンの首が長いのは、何故か。
ダーウィンの進化論的には、キリンが生きていくうえで適した進化をした上で首が長くなった、なのですが、それなら首が今ほど長くないキリンが進化過程でいるはずです。ところが化石からは首の長いキリンしかいない。以前から見つからないのはおかしいと唱える学者がいたのですが、DNAの解析でどうも突然変異的に登場したのではないかと。人間もオラウータンからの進化というのが長年の伝えでしたが、どうも大きく変異した時があるというのがDNAの解析からの見解で、段々直立走行になっていったあの絵は違うぞと。
何十年ものいい伝えが覆されるのは寂しくもありますが、、。
何年か前、人類の祖先として発見された最古の化石、320万年前の猿人女性ルーシーをご存知でしょうか、ネットでも人の祖先とでてきますが、最新のDNA解析では人ではないとなり、進化しても人にはならないと。
DNA上、人と猿(オラウータン)は共通もあり近い存在のようで永遠に近づかない、みたいな話になってきています。このあたりの話は動物の種類が一斉に増えた時代があって、所謂それをカンブリア爆発といいまして機会がありましたら、その話もしたいと思います。
長くなりそうなので②~⑥は飛ばして⑦イージスショアの話を
こちらはリボースニュースと違い、引きずってますね、視点をかえた話も目にいたします。
こちらのニュース、そもそも計画した経緯から問題がありそうで、アメリカから何かを購入する前提で出てきた案。トランプ暴露本にも防衛費の話が出てくるようですが、真実かなと。いっそのこと理由をこじつけず協力金みたいに渡すのは駄目なんですかね。
元々イージス艦8隻でフルセット、コンプリートの予定が、やっと8隻目が完成すると思ったら、今度はそれの陸上版を二箇所つくりたいと。青森のxバンドレーダーのように住民とうまくやっている場所もあるので、そこまではどうとか思いませんでした。
が、、、
この話はミサイルのブースターが住民の生活圏内に落ちる可能性がある、と言う問題だけではない、深い裏があるようにビビッと感じたのは私だけではないはずです。
ちなみに公表されてます中止理由のブースター。こちらは確かに内容を知ると、そりゃ無理だと思います笑
ミサイルを発射して数秒後、恐らく5、6秒後に高度1000メートルあたりで最初のブースターを切り離すと思いますが、重さはせいぜい200キロ、もっと軽いかもです、鉄板のようなものをポンと離す。かなり加速してる中で切り離すので、そんなに綺麗に落ちるわけがない、おまけに大きさに対しては軽いですから空気の抵抗も受ける。
それを発射場所から一キロ離れた空き地へ落とすって、横浜ならそごうから発射して赤レンガの前の広場に落とすようなものですから、そりゃ難しいというか無理なんじゃないかと。
ちなみにイージス艦から発射されたミサイルのブースターは海に破棄されますが、ちゃんと沈むよう設計されていて何十年も浮いてこないように考慮されています。また、ミサイルは真上に発射されますが、その時イージス艦の最低速度も決められていて、ブースターが海に着地する時には艦は何百メートルか移動して離れているような運用になっているです。
陸上であるがの問題、それでも改修して制御して安全に目的の場所に落ちるようにする、と言っていたらしいですが、理論的には出来ても誰が作るんだと。ちなみに昔からあるミサイルですので私なんかでも知っているのですが、最初のブースターはレイセオン製で軍事大手、その昔昔から使われているブースターですからそれを改修って、どの口が言ったって感じもあるのですが、頼むのも勝手にするのもありえないですね。世界的なミサイルです。
土台のほうも改修できないかと言う話も、三菱に問い合わせがきたらしいですが、三菱は愛知県は私もたまにいくゆず庵からも遠くないところでライセンスで作っているだけです。ってわりと知られてないはずですが、業界用語で言うランチャー垂直発射装置VLS Mk4、土台は汎用性があって、他のミサイルにも利用できるようになっているので、その土台をいじるというのもあり得ない。
ついでにもう少し話をすると、このミサイルsm3は途中から三菱が参加してバージョンアップ版のSM3ブロック2bとなり航続距離が延びたりしているのですが、それは三菱エンジンになったからです。
これ業界では三菱エンジンなのでSM3エボって呼んでます笑
そんな話いいか笑
まあ、ブースターじゃ中止にはしないと思います。どんなに遠回りしても費用がかさんでも、時期が延びてもやるのが国と思ってます。
じゃあ、何が起きているのか?
あくまでも個人的な推測話ですが、膨大な予算でも使う用途が真っ当であれば(にみえれば)大きな問題に発展しなかったと思います。
予算が高いといくら言っても、アメリカとの関係、日本の防衛、某国が試射を行っている今の状況を考慮すれば、高いか適正かなんてわかりません。2000億なら適正で3000億だと高いとかわからないですよね。時間をかければそれだけ予算もあてれるのですから、今すぐに撤回なんてなるわけない。
大きな何かがないと中止になるわけがない。
で、なんなの!早く!言って!
ってなってきました?笑
まず流れを整理しますと、イージスアショア計画というのは、今から4、5年前でしょうか、当時E60M5に乗ってブイブイ走っていた頃、陸上にごそっとイージス艦のシステムを置く。某国のミサイル試射などが行われるようになり、またそのミサイルが進化を重ねていたのもあり、すんなりと構想が計画に移行したと記憶しています。
アメリカにお金を使う、という目的があったのかも知れません。結構な数の飛行機(F35)を発注して、アメリカのいいなりだの週刊誌が書いたりしたようですが、高額すぎる買い物にも思いませんでした。
日本でオリジナル戦闘機を作ってそれを配備する、って話はそれは夢のある話でもありましたが、そこまでの技術があったか微妙ですし、いつ完成するのかもわからないモードもあります。本来はF22を購入したかった日本でしょうが、そちらはスペシャル、アメリカの優位、秘密という事で購入は叶わず。
イージスの話に戻りますと、こちらはミサイル防衛も兼ねておりまして、使うミサイルはSM3、THADD、PAC3の三種がメイン。
レーダーは契約だとSPY1、定番物のやつです。
で、ことの発端は、去年の某国からのミサイル試射です。
ミサイルというのは発射されて間もなくイージスシステムで反応、識別され自動的にどんなミサイルなのかというのが表示されますが、識別不能となりました。
ほどなくミサイルは所謂イスカンデルのバージョンアップ版(ロシアミサイルの北朝鮮改良版)と分かります(以下KN-23と言います)
これが結構なインパクトだったのは、なんとか法によりそのデータを他の国に提供する決まりなので正確な情報を我々一般人でも知ることができるのですが、水平距離600km最大到達高度が約60km距離450キロの高度40キロこの二発のデータを知った時は驚いたです。
なんとその範囲だと、一般的な配備のSM-3だとKN-23の弾道が低くて撃ち落せません(範囲外)
THADDミサイルでも撃ち落せる範囲になるのは最高到達点(高度)の極短い時間あったにすぎず、KN-23がTHADDを意識して射程内に入る時に少し低めの弾道をとれば、それで範囲外。
残るPAC-3は近くにきて高度下がれば届きますが、PAC3の近くにこなきゃダメです。ただこれは最終手段であり、近くで撃ち落とすと破片が飛び散りますね。ブースターの話どころではありません。
今、ロシアのえらい早い強いミサイルというのがあるのですが、それなんかだと撃ち落とさないほうが被害は小さいという話すらあります。物騒な話をしてしまうと、核爆弾もそうです、地上で爆発したほうが空中より被害は小さいの原理です。
それにしても現在の日本のイージスシステムだと撃ち落せないという、北朝鮮のミサイル技術の進化には驚くばかりです。これには背景もありまして、アメリカが日本に装備を売ってくれているように、北朝鮮もミサイルを作れば買ってくれる国があるですね。試射にはデモの意味もあるはずで、何より外貨を獲得するのにとても都合がよいというのもあるですね。
で、話を戻せば、イージスアショアの為の契約はしたけど、どうもその契約が遂行されても、完成の頃にはなにが残るのかと。
防衛システムですから、作ってる最中にバージョンアップすることもあるとは思います、しかし今回はアメリカもバージョンアップ計画中といのもあり、特にレーダーとミサイルの融合したシステムはどちらも日本にはない最新のもの(SPY6とSM3なんとか)ですから、アメリカが配備したから次は日本になんて順番がすぐにくるとは思えないです。
これは過去にも言いましたが、絶対優位でなければいけないアメリカのこと、同じレベルのものをすぐに売ってくれる可能性はかなり低い、f22だってレーダーだって、昔からいつもそうだったでしょうと、日本からアメリカは見えず、アメリカから日本は見えるというイージスシステムの機能制限、私見たんだから!
もしお金を払ってもどのレベルのものがいつくるのかもわからない、その手詰まり的状況でイージスアショアの計画を進めるのは無理と判断したのだと思います。
防衛庁でも自衛隊でも偉い方はかなり軍事に詳しいですから、当然、某国のミサイルの性能がどうとか、これじゃあダメ違うかとか、本質的なところまで知っているはずで、恐らくお願いもしたのでしょう。
そして断られた際、現在利用しているSPY1を作り上げたロッキード社を勧められた。ロッキード社のプランはレーダーとミサイルの改良版を作るという日本に都合の良いものでしたが、今はどちらもないので、これから作っていく、という事でプランを作成。
予算がさらに数千億、完成までの期間10年以上、その中にはテスト用地としてハワイの購入プランまであったみたいです。それが完成する補償すらないのです。
河野大臣を責めるとかそういうのは違うと本気で思っていて、相談無しに計画を中止した、なんてニュースを読むと、かなりの決心のもとに中止を宣言したのかと。
それにイージスアショアが運用されたら人手が足りなくなる事は目に見えていたですね、イージス艦の2倍以上の人をそれぞれ配置しなければいけないのです。まともに考えたら破綻してます。
これは河野防衛大臣の英断だったかも知れません。
まぁ、ここまでの情報、意見、全て、たまたま見たスマホのニュースから電車の中で想像しただけですけど、、、ドテッ。
長くなりましたがご清聴?ありがとうございました!
