トヨタスポーツ800・ハイブリッド

トヨタ・スポーツ800、
超軽量構造と空気抵抗の低さで、非力ながら優れた性能を発揮した、ヨタハチ。

当時トヨタが生産していた最小のモデルである大衆車パブリカのエンジンとシャシーを流用することを前提に、1962年からトヨタの系列会社である関東自動車工業で開発、
非力なパブリカ用エンジンで高性能を確保するたに、航空機さながらに徹底した軽量化と空力抵抗の抑制が図られて。
オープンボディながら難易度の高いモノコック構造を採用し、市販型でも重量はたった580kgしかないんですよね。

原型のスタイリングデザインについては、日産自動車出身で当時関東自動車工業に移籍しており、ダットサン110/210やブルーバード310をデザインした佐藤章蔵が手がけた、と一般に伝えられているそうです、回流水槽で研究を重ねるなどして空気抵抗軽減を重視したデザインに、

パブリカ用のU型（空冷水平対向2気筒OHV・700cc）エンジン流用が考えられてそうなんですが、150km/h以上を狙っていたんですが非力で、約100ccの排気量拡大してツイン・キャブレター装備で、790cc,45psに、それでもまだ非力、でも超軽量空力ボディの効果は大きく、155km/hの最高速度を達成したそうです、そして1965年からは、
トヨタ・スポーツ800のハイブリッドカーの試作車両が開始されたそうで、
1977年の東京モーターショーにこのスポーツ800のボディとガスタービンエンジン及び電気モーターによるハイブリッドシステムを組み合わせた
「トヨタスポーツ800・ガスタービンハイブリッド」を出展

G24型ガスタービンエンジンを搭載、ボンネットに大型のエアスクープを備える点でノーマル車と違い、エンジン以外の内部機構ではミッションは前進2速。エンジンの公称出力はガソリン車とほぼ同等だったそうです、今のプリウスのご先祖様みたいなものでしょうかね？
　やはり、軽量と空力は重要なんですよね、最近の車は、重い、デザインが？な車が多い気もしますよね、ハイブリットにしても、

トヨタスポーツ800の考え方に近い車って初代インサイトが近いかなってのも面白いですよね。