目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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昨年6月にエージニアスでHBF24を購入しましたが、今も4980円で販売中です。付属の吸盤はやや大きくて視界の邪魔になります。そこで取り付け方法と電源供給について工夫してみました。
このドラレコの難点は熱に弱いことと、動作検知モードで使うと時々動作不良を起こすことですが、メリットは32GBのSDメモリーで常時録画がしておけること、バッテリーに充電しながら動作するので事故で車体の電源が切れても録画動作が可能なことなどがあります。赤外線LEDはフロントガラス越しではあまり意味が無いので消しました。
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位置をここにすると、液晶を広げたときは運転席から見えて、畳んだときはルームミラーの陰に隠れます。畳んだままでも順調に録画されていることはスイッチが光るのでわかります。黒いボックスが画面に少し入ります。
このドラレコは本来左側にシガーソケットからのケーブルを挿して電源を供給するのですが、それは視界の邪魔ですよね。上から出しました。
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そのためには、内部のコネクタの根元に並列に電線をハンダ付けして引き出します。これは細かい作業な上に、固定の仕方が難しいので上級者向けです。私も一度チップ部品ごと引き抜いてしまい、焦りました。
ドラレコの上部に穴をあけて電線を引き出したら、ノイズフィルターとコネクターを介してから天井裏にいれ、マップランプの裏を通して、ETCへと向かいます。
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ETCコネクターからのACC電源取りだし方法ですが、このように黒線と赤線から分岐させて取り出します。大電流を流さないので、ギボシ化するまでもありません。
ところで、ACCは12V、ドラレコに必要なのは5Vです。その変換は?
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こういう変換には付属シガープラグを分解するか、100円ショップのシガーソケット用USBアダプターを分解して電源基板を流用するのが楽なのですが、今回は屋根裏の目の届かないところにおき高温環境で使うので、電圧変換キット(
http://www.aitendo.com/product/3851の製品の部品キット)のコンデンサを国産品に置き換えて安心な電源を製作しました。ノイズ対策としては大きなフェライトコアに電線を巻き付けてみました。これによるノイズ減少効果は測定出来ませんでしたが、カーナビ、テレビ、セキュリティなどの誤動作が無いところを見ると悪さはしていないと思います。
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これの電圧変換器をエアキャップで巻いて、マップランプの裏にこのように収めました。この位置からフロントガラス上部隙間に線を出すのも簡単でした。
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完成して液晶を畳んだ状態では運転席からこのように見えます。
この春に完成しても今まで発表しなかったわけは、夏の高温試験のためでした。当地の車内温度は最高50度くらいです。昨年一時期金具の工夫前に素のまま取り付けたときには、屋外放置後の熱で毎日フリーズしていました。フリーズの原因は、内部部品の過熱かもしれません。たいていエンジンを切って、ドラレコのバッテリーを入れ直すとリセットされました。今は黒い箱が光を遮ってくれるせいか、ほぼ誤動作しなくなりましたが、一度だけ高温下長時間の停車後に電源が正常に入らなくなることがありました。たぶんバッテリーの過熱だと思います。製品の内部構造は放熱についてほとんど考えられておらず、バッテリー駆動やAV出力などの過熱原因を搭載していますし、リチウムバッテリーが高温になるのは結構怖いことです。
ただ、機械への直射日光に気をつけるだけで不具合が収まりそうだし、Macからでも録画ファイルが自由に見られるところが、案外良い製品なのではないかと思っています。他の製品ではバッテリーを内蔵していなかったり、Windowsの専用ソフト以外では動画が見られないものも多いようです。
(2014.5.7追記 その後32GBより上の容量はどうかと、上海問屋で入手したSDXCメモリカード 64GB EVERGREEN DNF-SDX64C10 (UHS-Iスピードクラス1 Class10というのを使用してみたところ、しばらく動作した後、録画できなくなり、このメモリーカードには非対応と判断しました。従来品の上海問屋セレクト SDHCカード 32GB クラス10 (Class10)は正常動作します。 )
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