目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
助手席に重い仕事カバンや犬を乗せて走行するときにシートベルト警告音をキャンセルするために買いました。といっても2013年に初回、2014年に2回目各2個パックで計4個購入をして車2台の助手席で使い、今回最後の1つをちょっとチューニングしてから使い始めたというレポートです。
この製品は車体のシートベルト受けにさし込んで使う物で、これを刺しておくと車はシートベルトをしているものとして認識するのでアラームが出なくなるというわけです。シートベルトをさし込めるようにバックルの形状をしていますが、後述のように強度に問題ありと思われます。運転席には用途が無いので助手席だけで使います。人が乗るときにシートベルトをしないで済むという目的のものではありません。
2
まず最初に買った製品(写真左)は、1年でぐにゃぐにゃになりました。その理由は、まず内部の金属にバリがでていて脱着がスムーズで無く、そのためにこじったりするうちに曲がっていったのです。さらに曲がると今度は車体から外れやすくなり、使用中止します。写真右は2回目に買ったもので、金属の厚みが増しているため、簡単には壊れません。なおバリとはめくれで、金属を打ち抜いて作る場合などに生じます。金属の断面からはみ出しているので、回りに引っ掛かって動きが悪くなるなどの問題を起こします。
3
左の金属の厚みは1.4mm弱、右の製品は1.8mm弱、同じAmazonで同じページから購入しても、薄い製品、厚い製品が混在しているようです。中国製ですし、運次第です。どちらもTYPE-Rと刻印されていますが、自体や形状がちょっとずつ違います。
4
上下カバーと内部の金属です。左の部品の真中当たりに金属の突起があります。これが真中のパーツの穴から飛び出て、シートベルト側の金具を抑える働きをします。左のパーツの裏にあるボタンが赤いプラスチック部品と一体で、そこを押すと金属突起が引っ込み、シートベルトの金具が外れることが出来ます。
従って、衝撃時には金属突起がシートベルト側の金具と、この製品の中央の金具を橋渡しして、外力を伝える役目をします。かなり大きな外力がかかった場合には、この金属突起が外れたり曲がる形で破損するかもしれません。
5
バックル部分も使って、シートベルトと車体の中継に使いたい場合ですが、届いた商品の形状がそのまま使えないければ、まず分解します。金属は裏返した方がバリが問題になりませんでした。さらに中央部の突起と穴を観察して、そこにバリがあったら金ヤスリで削っておきます。最後にグリースをその穴と、金具とプラスチックパーツが触れる部分に塗ります。これでスムーズに脱着できます。
落とし穴は、新型の厚手の方が、そのままでは口が狭くてCX-5のシートベルトが入りませんでした。それは口のプラスチック部分をコンマ何ミリかヤスリで削ることで解決しました。
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このレポートのように、頼りないグッズです。金属の薄いバージョンは、金属が曲がるとともに走行中でも外れるようになりました。ですから、助手席に人が乗るときは、これを使わず、シートベルトを直に車に差しこんだ方が絶対良いです。
ただ、もし強度が計算されていて、愛車で問題なく使える製品だったら、どれだけ便利だろうと思います。Amazonでも楽天でも300円くらいの安い製品ばかりですが、10倍のお値段で、シートベルト部分に常設して使える製品があれば、ぜひ買いたいところです。
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この製品のようにシートベルトをさし込むバックル付きだと、ついそのままシートベルトを差しこみたい誘惑に負けるので、つぎに買うときは、シートベルトを差しこめないタイプの、バックル無しの板だけのものにしようと思います。
それより、車種によってはシートベルト警告音を消す機能があったり、シート下のコネクターを外すだけで警告音が鳴らなく出来るようです。グッズを買うよりそのほうが良いかと思われます。
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