目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ペダルのピボット部分(支点)から発生する異音を解消する為、非分解構造である部分を分解し分解整備できるようにする改造です。
散々対策して収まらない場合、ここが原因と判断して良いと思います。
2
カシメてある方(右側)の頭をギリギリまで削り落とし、ピボットピンを打ち抜いて外します。
補強プレートが付いているのでベルトサンダーで削り落としましたが、無補強であればグラインダー等でやった方が早いかもしれません。
3
音の発生源はこの部分のグリス切れで間違いないです。
新品時のグリス塗布量の差や踏み方等によっても摩耗度合いは違ってくると思いますが分解整備できない以上、必ずグリス切れが起こります。
私はM&Mのペダルを使っていますが、新品から装着後2ヶ月で再発しました(/_;)
ガセット溶接の際に熱がグリースに影響してないのか、少し気になるところ。
4
非分解構造の為、ブッシュなどの部品が単品で供給されていません。
ここは入手性と耐久性を考慮して、純正流用品を使う事に。
色々なメーカーの車種を探しましたが、トヨタ車の物がサイズ的に良い感じでした。
商用車~スポーツ車まで広く使われているようです。
90386-13015@110円~
サイズ的には径が0.5mm程大きいのですが、スリット入りなので縮めて入れても実用上問題なかったです。
※上手く入らない場合はスリット部分を少しヤスリで削るとピッタリ入ります。
他の寸法はドンピシャで、素材や形状も同じように見えます。
ついでに言うと真ん中にグリス溜まりの溝が掘ってあるので、アコードの純正よりはグリス切れが起きにくいと思います。
この部品を探すのにかなり苦労しました。
何とか形になって良かったです♪
グリースはAZのフッ素グリースを使って組み込みました。
低フリクションで樹脂と金属の相性も抜群です。
クラッチマスターのプッシュロッドには、このグリースを使い3年3万キロ以上走っていますが、今のところ異音は出ていません。
整備手帳(駆動系)にマスター側の対策をアップしてあります。
他にも以前ブログで記事を書いたと思いますので、興味があれば探してみてください♪
5
ピボットに関しては、汎用のストリッパボルト(ショルダーボルト)と呼ばれる市販品をちょっと加工して使います。
金型の位置決めになんかに使うのボルトなのかな?
材質はSCM435(クロモリ鋼)で申し分なし。
寸法は抜き取った純正ピンと全く同じに仕上げればいいだけです。
外径と全長を鉄工所で削ってもらいました。
なるべく加工代を抑えたかったので、あまり削らなくて良い物を探したのですが、、
結局そういう訳にもいかなかったです(^_^;)
摺動部分はなるべく抵抗を抑えた方が良いので、表面の面粗度に関しては研削が良いと思います。
※元々ストリッパボルトは上仕上げになっているので、同じ仕上げで加工してもらいました。
6
ここで誤算が、、
加工工程を省くために穴径になるべく近いM10を選んだのですが・・・
穴をドリルで10Φに拡大して入れてみたらガタガタ(・_・;)
※元の穴は8Φですが、M8のストリッパボルトだと外径が純正より細くて使えないので1ランク上のサイズを使っています。
7
原因は不完全ネジ部を考慮していなかったせい。
一般的なネジと違い、機械で切削して作るネジの場合は根元までネジが切れない事があり、邪魔な部分を削り落としてしまう場合があります。
その為、根元が細く仕上がっていたりします。
完全に現物の確認不足(>_<)
8
結局雄ねじ部を切り取り、雌ねじを掘ってもらいました。
既に試作のペダルBOXを10Φに加工していた為、M10で作ってしまいましたが、どうせ雌ねじにするならBOX側の穴は拡大せずにM8で掘って貰えば良かったです(/_;)
※職人さんにもよりますが、肉薄になるのでM10だと断られることもあります。
普通に仕上がってきましたが、最初からM8じゃないと無理って言ってもらった方が良かったなぁ(>_<)
※後日追記:一週間ぶりに動かしたらまた再発しました(-_-;)
今度はマスター側からですが、やはり完治は難しい問題のようです。
定期的なグリスアップしか対策はないのかも。。
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