フランス州議会選挙、極右政党が全ての州で敗北
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パリの同時多発テロから1か月となる中、フランスでは州議会選挙の決選投票が行われました。1回目の投票では、極右政党で移民排斥を訴える「国民戦線」が最も多くの票を集めましたが、決選投票では全ての州で敗北する結果となりました。
13日に行われた決選投票では、移民排斥を訴え、1回目の投票で最も多くの票を集めた極右政党「国民戦線」が、史上初めて知事にあたるポストを獲得できるかが焦点となっていました。しかし、マリーヌ・ルペン党首の地元をはじめ、「国民戦線」は全ての州で第1党に届かず敗北しました。
ルペン党首は今回の選挙を2年後の大統領選勝利の足がかりにしたい考えでしたが、オランド大統領の左派連合が一部の州で決選投票を辞退し、サルコジ前大統領の共和党に投票するよう呼びかけるなどの選挙協力を進め、国民戦線の勢力拡大を阻止した格好です。
また、投票率は1回目よりおよそ9ポイント上昇、国民戦線の躍進に危機感を持った有権者が投票したとみられます。
こうした中、パリ同時多発テロから、1か月が経った13日も、90人が死亡したバタクラン劇場前などには多くの人が追悼に訪れています。被害にあった飲食店の一部は営業を再開しましたが、フランス政府は非常事態宣言を来年2月まで延長し、国是としてきた「自由」を制限してでも治安対策に力を入れています。
130人が死亡した同時多発テロでは、実行犯のサラー・アブデスラム容疑者の足取りが依然つかめておらず、捜索が続けられています。
政府はテロの後、3か所のモスクを閉鎖。治安当局はこれまでに2200か所あまりを家宅捜索し232人を拘束しています。(14日10:54)
極右のフランス人女性は、異端か聖女か?
国内で聖女とみられても、その敵から見ると異端なんですなぁ。
ルペン氏もっといくと思ってたのに。
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Posted at
2015/12/14 13:56:15