ZF2のレビューって、ほとんどないんですよね。
そこで自分で書いてみようと思ったのですが、全く文章がまとまらないので、ここで普段思っていることを思いついたまま書いてみたいと思います。
・アルファ・ドレストレーベルII(CVT_1.5) DAA-ZF2
この車が標準で履いているタイヤが、205-45-17の
MICHELIN Pilot Sport 3。
これがこの車の性格を物語っていると思います。
クイックなハンドリング、45扁平の割には良好な乗り心地。
乗り心地の良さは、このタイヤによるところが大きいような気がします。
ただしブリップ力はそれほど高くないので、峠やサーキットをバリバリ攻めるのではなく、ハイペースで狙ったラインを思い通りにトレースすることに楽しさを感じるクルマです。
「このままいつまでも乗っていたい」と思わせる気持ちよさがあります。
隣に座っている彼女からクレームの出ない乗り心地と、軽快な走りのバランス。
「中途半端」ではなく「高次元でバランス」と言って欲しい(笑)
どうしてもガンガン攻めたい人は、交換パーツも豊富なのでカスタマイズも楽しめると思います。
エンジンはDOHCのような軽快感はないけど、きれいに回ってくれます。ZF2ではi-VTECが高回転型になっていますが、パワーは驚くほど増えてはいません。しかし5000回転以上で頭打ち感を感じるのか、そこからもうひと伸びするのかでは、だいぶフィーリングが違います。
「スポーツカーなんだから、もっとパワーを」とおっしゃる方も多いですが、私は公道で遊ぶにはこれくらいがちょうどいいと感じています。自分の能力で使い切れるパワーだからこそ楽しい。
(実はこのパワーを使い切るのも、かなり大変なのですが)
高回転を維持して走れなければ「F1ごっこ」にならないですからね(笑)
一瞬しか踏み込めない大パワー車よりは、よほど健康的だと思います。
サーキットで本気でタイムを縮めたい人は、こちらもチューニングパーツでカスタマイズしてください。
このエンジン、5000回転を超えると決して官能的とは言えない金切声を発します(笑)
バイクに近いような… でも、エギゾーストの音も含め、私は嫌いではないです。
アシスト用のモーターは、加速や登坂などアクセルを踏み込んだ時にしか働きません。ECONモードの時くらい、もう少し省エネのために使ってくれたらいいのにと思うくらい。通常の走行ではバッテリーはほとんど減りません。常にここぞというときの加速と、S+ボタンに備えてスタンバイしています(笑)
まあ、これがこの車のコンセプトなんですけどね。
省燃費のためにハイブリッドを検討しているのなら、迷わずFITにしましょう。
ちなみに、リチウムイオンバッテリーは驚くほど充電の回復が速いです。
ネットを見ていると「すべてが中途半端」という意見もありますが…
高速で箱根に行って、それなりに走って楽しんできた燃費が、16.53 km/L。
磐梯山ゴールドライン~磐梯吾妻レークライン~磐梯吾妻スカイライン~福島西IC~東北道~磐越自動車道~常磐道(渋滞 1h)~柏IC~R16~千葉の燃費が、19.67 km/L。
通常は制限速度で走って、たまに走りを楽しんで、少し渋滞にもハマってこの結果。
他にこんな車があるでしょうか?
しかも燃料はレギュラー。
「全てが中途半端」ではなく、「全てが高次元でバランス」です。
【CVTを擁護します^^;】
何かと評判の悪い(?)CVTですが、私は結構好きです(競技が前提ではないので)。
私も試乗で乗った瞬間は「なんだこれ?」と思ったのですが、慣れるととても面白いです。
あのHONDAが作ったマニュアルモードです。楽しくないはずないじゃないですか。
ATモードではアクセルを全開にしたからといって、すぐに6000回転も回るわけではありません。それより低い回転からじわじわと上がってきます。法定速度内で高回転側カムを体験することはないのでは?
マニュアルモードでは各ギアのギア比に固定され、文字通りマニュアルで走れます。レスポンスの悪さを不満という方もいますが、私の下手なマニュアル操作よりは速いし正確なので、競技に使用するのでなければ全く問題なし。むしろ7速ある分、6MTより公道で楽しめる範囲が広がります。
加速の変速時、アクセルは全開のままだし、その音は「F1気分」(笑)
シフトダウンの時は、しっかり数を数えること(笑)
フロントガラスにギア位置を表示するようなオプションがあると楽しそう。
難しいのは、ステアリングを切り足すようなコーナーで、パドルの位置を見失ってしまうこと(笑)
たいていコーナーの立ち上がりになりますが、そんな時はクリッピングポイントでスポーツモードボタンを押して、一時的にATモードに切り替えています(笑)
「邪道だ」とおっしゃる方もいるかと思いますし、何とか改善してもらいたい部分ではありますが、自分のクルマのクセを工夫でカバーするのも楽しみのひとつだと思っています^^;
50km/hの程度で走行中、スポーツモードボタンを押す。
メーターの色が赤に変わり、回転数は3000回転程度までアップして、まるで「準備OK!」と車が話かけているよう。
そこからシフトダウンのパドルをパンパンと2回ほど叩いてフル加速。
この瞬間が気持ちいいんですよね…
MT車では味わえない感覚だと思います。
私のクルマの使い方は、通勤と買い物がメイン、数か月に一度妻と旅行、その途中安全に楽しめそうなところで、ややハイペースでF1ごっこ。
走行の9割以上はATモード。
私もMTは好きですが、そのほんの数分間のためにMTは買えませんでした。
というか、今ではCVTにしておいてよかったと思っています。
【CR-Z 購入フロー】
●Q1:この車のデザインが大好き。
YES→次へ
NO →他のクルマを検討してください
●Q2:このデザインに乗れるのなら、少々の不満は我慢できる。
YES→次へ
NO →他のクルマを検討してください
●Q3:家族は3人以上だ。
YES→二人乗りです。他のクルマを検討してください(※1)
NO (自分だけしか乗らない、または彼女、妻しか乗せない)→次へ
●Q4:ハイブリッドなんだから、燃費は良くて当然。
YES→他のクルマを検討してください
NO →次へ
●Q5:スポーツカーなので、ゼロヨン等の動力性能が気になる。
YES→他のクルマを検討、またはクルマのチューンを検討
NO →次へ
●Q6:峠やワインディングを攻めたい。
YES→やってはいけません^^;
どうしてもやりたい方はチューンを検討。
NO (常識の範囲内で軽快感を味わいたい)→次へ
●Q7:駐車場の横幅が狭い
YES→他のクルマを検討、または広い駐車場を借りましょう(※2)
NO →次へ
☆おめでとうございます。ディーラーへGO!(笑)
この車の購入の決め手は、やはりスタイリングですよね。
乗った感覚はカタログや数値ではわからないので、気になる方はぜひ試乗することをお勧めします。
※1 小さなお子様のいる奥様用のセカンドカーとしてなら有りかも知れません。
リアシートにチャイルドシートを固定すれば、運転席から子供の顔に手が届きます。
※2 ドアが大きくて、狭い場所では降りられない可能性があります(笑)
不安な方は試乗の際に自宅駐車場で乗降性を確認しましょう。