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ハイレゾ対応機器続々 パナはテクニクス拡充 ソニーは13万円ウォークマン投入
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150120-00000500-biz_san-nb
映像は4K、いずれは8Kへ。
サウンドはハイレゾへと更なる高解像度の時代へ移行中。
性能が良くなることは大歓迎だが、現在のフォーマットが果たしてどれだけ生かされているのか?
映像で言えば、フルハイビジョンの良さが本当に発揮されているのは、BSプレミアムで放送されている番組の一部のみだと思う。逆にオーディオでは、現在のCDフォーマットでも空気感を感じさせる素晴らしい録音もある。しかしコンサート会場の雰囲気が感じられるような録音はない。
(仮にダイナミックレンジ100dBをフルに生かした録音があっても、防音室のない家では再生できませんね 笑)
要は再生する側の環境が良くなると、制作する側のクオリティーの差がはっきり出るということだ。
テレビがハイビジョンになった時、肌の質感までが見えるようになり女優は大変だと話題になった。
大河ドラマでも、鮮明な画像では「昔」のイメージを出しづらくなった。「平清盛」の時、わざとソフトな映像で埃っぽい雰囲気にしたら、どこぞのバカ市長が「画像が汚い」と騒いでたっけ。
Perfumeが4Kのイメージビデオを撮影した際、照明はメンバーが目を開けていられないくらい明るかったらしい。本気で4Kのクオリティーを表現するためには、それが必要だったということだろう。
現在のハイビジョンと同様に、製作者が「本気」にならなければ、そのクオリティーは生かし切れないのではないか?
私が所有しているSACDの1枚です。

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/祝典序曲
アシュケナージ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
スーパーオーディオCDです。
この演奏がどうやって録音されたのかはわからないけど、かなり細かい音まで聞こえてきます。
時には指揮者唸り声とか、指揮台を踏み込む音だったり・・・
このディスク、オーディオ的には楽しめるけど、演奏を聞くといった意味では嫌いなディスクです。
(アシュケナージの表現が嫌いということもありますが・・・)
クラシックの演奏というものは、ホールの客席で聞くものです。
楽器の音というのは、側で聞くと結構雑音が多いもので、指揮者の位置で聞いていても決して美しいものではない。バランスも不自然だ。
ハイレゾ時代がやってくるのであれば、クラシックの録音は客席でのワンポイント録音にするといったシンプルなものにしてほしいものだ。逆にこれこそがオーディオ的に楽しめるものになるはずだ。管楽器がピンポイントで浮かび上がってくるような音が自然なわけがない。
4Kにしてもハイレゾにしても、ユーザーいとってはやはり普及すべき技術だと思う。
今後普及するかどうかのカギは、ソフトの充実とクオリティー次第だ。
Posted at 2015/01/22 14:59:36 | |
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