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2012年09月08日

同乗試乗をお願いした話(日曜の宮ヶ瀬)

同乗試乗をお願いした話(日曜の宮ヶ瀬) もう5日も経つので、そろそろ忘れかけている(!?)日曜の宮ヶ瀬のこと。
(※写真は先週土曜の八方ヶ原で撮影した代車君)

自分が試乗しまくりであったのだが、実は代車の同乗試乗を1組お願いして受けていただいた。

それがコチラのご父子

ブログで運転ネタ・試乗ネタを書きまくっている当方の運転を知りたい、とのことで機会を見つけてこちらより(無謀にも)誘い込んだ。

本当は愛車が帰ってきてからの方が良いのだが、愛車だとパワーがあるうえに足回りやボディ剛性が高いので、とくに中低速域では車の限界なんて分かろうはずがない。乗っていただく方には、運転者の運転スタイルよりは車そのものの魅力をお伝えするようになってしまうのは致し方ないこと。でも乗って楽しい車には間違いないので愛車が帰ってきたら是非乗ってもらいたいと思っている。

一方、代車のマーチを始めとする多くの国産のコンパクト大衆車(有名どころのハイブリッド車・EV車も含めて)は、運転そのものに喜びを見出すというよりは、毎日の下駄代わりとして、いかにラク~にA地点からB地点に移動するか(しかも短距離想定)を主目的においている。そんな車なので、居住空間に余裕があって物置スペースがふんだんにあり、乗り心地は限りなく柔らかくて路面からの当たりを極力感じない設定にし、据え切りが切れて最小回転半径を小さくするとか、またカーナビ性能を上げたり音響空間を良くしたりするなど、とにかく我が国の交通状況をいかに車の中でストレスとして感じさせないか、あるいはエコロジー部分を高めて外的環境にいかに優しくしているかに、開発の主目的が置かれている車が大半。
そういう車なので、みんカラ読者諸氏(私を含めて)が言うところのドライビングプレジャーとは対極のところにあるだろうと思われる。
実際にカーブの進入方法を間違うと激しくロールはするしアンダーステアは出るし、ブレーキの踏み方を間違えればカックンと前のめりになりロックミュージシャンよろしく首が振れて気分が悪くなるし、逆に静止状態から出発して加速状態になるとユサユサとピッチング挙動が出たりする。もちろん、エコロジー重視でタイヤの転がり抵抗が抑えられているのでタイヤの限界域が低くてスキール音が激しく鳴ったりもする。これも場合によっては同乗者を不快にしかねない。
そして、大半の車はAT(トルコンAT・CVT)なのでDに入れさえすればサイドを解除しただけでクリープ現象でどんどん前に進んでしまう。

まどろっこしくなったが、ここで私が何を言いたいかというと、簡単に動かせると言われる車たちを、車に一家言ある方々に同乗して運転者ともども評価(!?)いただくというのは、ちょっと変わったことだし無謀なこととも言える。別に運転に自信がなくてもそれなりには走らせることができるし、また車の限界性能が低いこともちょっとしたラフ操作(手抜き操作、とも言えるか)ですぐに同乗者に分かってしまうのだ。
その車たちを、同乗者に違和感無く乗車していただいて、ワインディングのコースの中、ときに速度を上げてみたりときに減速したり、ときに自然にカーブを走り抜けたり、また歩行者がいる環境ではいかに環境と調和してやさしく走らせたり。その運転一つ一つを車に一家言あるような好事家に同乗いただきながらしていくというのは、結構無謀だし襟を正して臨むもの、ということなのだ。
つまり、運転は普段していることだといって侮ってはいけないし、(肩の力を抜いてても)ダラダラと運転してはいけない、ということだ。

そして、体験していただいた。
お子さんからは何の意見も出なかったが(当然だよね)、お父さんからは「P-VW-inakichiさんが言うところの「法定速度遵守運転(!?)」がどういうものか、今日の試乗と会話の中身から分かったような気がしました」との感想をいただいた。
法定速度云々は横にどけておいて(^^;)、とりあえずお二人が気分を害さず笑顔で車を降りられたのにはホッとした。

普段趣味性が高い車を運転する人間が、時折一般的な大衆車(もちろん同乗者の乗り心地を優先した車です)を、気心が知れてズケズケと言う人とか、運転好きな好事家に同乗してもらって運転すると、自分の(その時の)運転スタイルのどこかを見つめ直す何かのきっかけになるかもしれない。

街乗りでも長距離でも(スポーツ走行は別ね)、自分の運転スタイルで何か行き詰まったような感覚があるのに、いまいち原因が分からないとき、オススメしたい。
乗ってもらった人の意見と乗車直後の表情は、きっと何かを教えてくれる。
ブログ一覧 | オフ会 | 日記
Posted at 2012/09/08 00:52:46

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この記事へのコメント

2012年9月8日 10:32
自分以外の方の運転するクルマに乗るとき、正直怖いと思うことが有ります。

顕著にそれを感じるのはブレーキのタイミングです。
自分ならここで減速を始めたいな・・・と思うときにブレーキングに入らない、ブレーキングタイミングが遅い人のときに顕著に恐怖を感じます。
ブレーキ能力のプアの一般大衆車程、はっきりその差は解るものです^^

一度恐怖を感じてしまうと、基本的にその方の運転は信用できません。
出来れば乗りたくないなぁと思ってしまうんですよね^^;

そう言う意味で、自分の運転スタイルに近い人ほど安心できるのかなぁとも思います。
inakichiさんの運転をはじめ、この2週間の間に乗せていただいたクルマのオーナーさんの運転にそのような恐怖は全く感じませんでした♪

自分も他の方に乗っていただく時は、恐怖を感じないようなソフトな運転を心がけてます。
宮ケ瀬の試乗会はちょっと違うかもしれませんが。。。^^;
コメントへの返答
2012年9月9日 0:28
このたびは私の代車君への同乗、ありがとうございました。

本文にも書いたとおり、我ながら結構無茶というか冒険的なことをしているよな、と今でも思っています。

他人が車を運転するの、運転歴(年月としての)・運転経験(様々な局面に対するもの)を重ねれば重ねるほど怖くなっていくものだ、と私も強く感じています。

自分で工夫なり経験を重ねていって「これがいい!」という運転法を身につけてしまうと、少しでも他人様が「その身につけたもの」と違うことをしようものなら「頭では解っていても身体が反応して怖さを感じてしまう」んだ、と思うんです。

tomosanの場合「乗りたくない」と思われるのでしょうが、私の場合、それを通り越して「運転を俺と代わってくれ!」と言いそうになる自分と葛藤していることがままあります。

宮ヶ瀬のベテランドライバーは、皆さんそれぞれ相当な運転経験を重ねておられるので、tomosannが横に乗られても安心していられるのだと思いますよ。

宮ヶ瀬での試乗会は「ある種のノリ」があるのでちょっとお熱の入ったものになりがちかなぁ、と思われますが、こと街中とかで車に特別な思いを抱くことのない一般の方に同乗いただくときは、努めてソフトに運転することに私もしていますよ。

またお互い乗せあいっこしましょう!
2012年9月9日 23:16
ドキドキ体験ですね。
大衆車の目的に応じた運転を極める、すばらしいことです。
タクシードライバーへの転職もOK?
コメントへの返答
2012年9月9日 23:33
こんばんは。

大衆車の目的に応じる、と言うよりも、その車の特性に応じた運転法というか乗りこなす術があると思います。でも、慣れてくるとMar111さんの想像される運転術になってしまっているかなぁ。。。(自滅)
昨日は別の「大衆車」を借りてとんでもない道を走ったので、またそのレポを書く予定です。

今日も相乗り体験をしていただきました。目上の方を乗せると、さらにドキドキものですね(笑)でも、タガをちょっと外して皆さんにほんの少し?ドキドキしていただきました。

>タクシードライバー
今のところ、転職予定はありません。
2種免許、持っていないし(^^;)

プロフィール

「信越ドライブ2025お盆 http://cvw.jp/b/153619/48605506/
何シテル?   08/17 13:24
2015年11月に購入した愛車、プジョー208GTiに乗って、拠点を東京多摩地域に置きながらも、休日は主に日帰りで長距離ドライブ旅行を楽しんでいます。 車...

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