
この日記を書いている今からちょうど11年前、2001年10月のことでした。
ユーノス500が完全に動かなくなってしまい、復活させるには高額な修理代が必要になったこと、壊れる前の現在価値より、その修理代の方が高額なことで、乗り換えを決意しました。
ちょうどその頃、何回目かの免許証の更新があり、初めてゴールド免許を手にしたというのもありました。残念ながら、その時以来現在に至るまで、ゴールド免許とは無縁の生活を送っていますが(T_T)/~~~
ゴールド免許を手にした自分へのごほうびとして、新車を買うことを決意。500を買う時よりは貯金があったとはいえ限られた金額ですから、買う車は限られます。4ドアを知ってしまって実用性がある程度はあった方が良い、ということで予算上限まギリギリまでの様々な車を試乗しました。国産車・外車問わず、です。最初の頃は国産の2.5Lクラスまで考えていましたが、果たしてそんな大きい車が必要なのか?と自問自答し始め、外車に手を出すことに。2人の、旧友であり親友に相談したところ
「そう言えば、今(2001年の話)ブームのプジョーから307が出たよな」
「○○(私の本名)、オマエ車好きだったよな。車好きを気取るならAT車を買っても俺は認めないよ。MTを乗りこなしてこそ車好きっていうものだからな!?」
ということで、予算にかなう国産車・外国車、そしてMT車で選ぶことに。
VWゴルフⅣGTI、プジョー206S16、プジョー307XS、アルファロメオ147・2.0ツインスパーク、ホンダシビック・タイプR(EP3型)、アコード・ユーロRが最後まで残りました。
ここでさらに振り分け。国産車勢は試乗車が無くフィールが分からないこと、思ったほど安くならないことでさらに落ち。
残ったのが外車4台。4台とも、乗ってみました。ここで最も値段が高く予算オーバーだったゴルフが落ちました。残る3台でどうするか。迷ったのですが、唯一の5ドアMT・右ハンドル(当時)ということで307を買うことに。307は、ボディこそ大きかったのですが小回りが思ったよりも利いて都会の駐車場でも停めやすかったこともありました。1270kgで2L、自然吸気・137馬力・19.4kgmのトルクで5MTですから、初心者?には充分な動力性能でした。大柄めな私に合う大きめのシートで座り心地が良いうえにレバー式ながらシートポジションを適正な位置に合わせやすかったのもGOODポイントでした。
2001年の、11月の誕生日のちょうど1週間後にプジョー小平で納車。
納車後、初めて新青梅街道を走らせて(当時は東村山の)自宅に帰りました。足回りは固めで、昔母親が乗っていたVW-GOLFⅢに似ていました。親がGOLFに乗っていたおかげで外車にアレルギーが全く生まれること無く、スンナリと外車への道に身をおいてしまいました。さて、307でびっくりしたのがそのレーンチェンジの速さでした。まるでスポーツカーばりのクイックなハンドリングで、最初慣れるまではレーンチェンジが怖かったのですが、慣れてくるに従ってそのハンドリングの虜になりました。このハンドリングだけは、実はいまだにGTI(今の愛車)よりも上回っていると思っています。
この車で、ブリッピングだとかダブルクラッチだとかを覚えました。1速と2速が離れていたものの、2~5速がクロスレシオで、ギアを変えている行為そのものがとっても楽しいものでした。
そして、307というフランス車を買ったということで、情報をどう仕入れるか考えて、初めてインターネットに手を出したのも、この車がきっかけとなりました。ネットでプジョーの話題に首を突っ込むようになり、いつしかオフ会なりツーリングに出てみたいと思うようになりましたネ。
最初は、横浜で開かれたPOC(プジョーオーナーズクラブ)に参加してみました。307は当時私1台で、ほとんどのユーザーさんが206と306のユーザーさんでした。106・406の方も参加されていて、プジョーとは、プジョー乗りとは何なのかを体で知る体験でした。
そして、プジョーどころかフランス車とは何なのか?ラテン車とは何なのか?ドイツ系の車とはどう違うのか?そんなことをオフ会で多くの方々とお話しをすることで自然に学習していき、また愛車との付き合い方を考えるようにもなりました。
翌年の初夏以降、徐々に関東から飛び出して中部地方・東北へ車で出かけるようになりましたね。
そして、500の時なら新幹線で行っていたあの土地にも、いつしか車でしか行かなくなってしまいました(例:名古屋市・仙台市)。
最初の1年は、年間1万5千㎞ほどでしたが、2年目以降は年間2万㎞を超えるようになり、過走行街道をまっしぐらにたどるようになったのもこの車でした。
とまぁこんなわけで、2台目にして人生の1ページを変えるような車に出会ったわけです。
(続くかも~)
Posted at 2012/10/18 23:00:42 | |
トラックバック(0) |
過去のクルマたち | 日記