
最近、現行型VWポロ(6R型)に、新しい仲間が追加されました。
その名も
「ポロ・ブルーGT」
確かに、青いエンブレムの
「GT」ロゴが目立ちます。
その名前には、別に青いエンブレムを付けているからではなく「ブルーエモーション」のGTモデあちおルという意味合いを持たせているからだそうな。
車重は1,170kg。ボディが小さい割にはさほど軽いというわけではないのですが、この車の凄いところは、そのエンジンスペック、特にトルクが凄いのです。1.4LのターボでゴルフⅦのハイラインと共通するエンジン(型式名も同じ)です。140馬力に対してトルクが25.5kgm(!!)もうトップグレードのGTI並みのトルクの持ち主です。
というところが前置き。
今日は、メーターの不具合(先日の「消えた!」の検査)と「点検まであと1300㎞」表示が出てたので、それをリセットしてもらうために今日の午後イチで八王子東のディーラーへ。
ありました。。。ポロ・ブルーGTが!!
白だと、地味です。GTIはグリルからして違うので自己主張が強く、あっさりとお里が知れるのですが、この車はそんなことはありません。GTエンブレムが付いている以外はフロントグリル(つまり「顔」)が標準グレードの6R型と変わらないので、エンブレムを見逃すとお里が知れない。実は、これからオーナーになられる方の隠れた満足感になるんだろうと勝手に推測しています。
「山椒は小粒でピリリと辛い」とか
「羊の皮を被った狼」とか、使い古されている表現ですが、そういう表現がこれほどピタリとハマる車も珍しいんでは?って思いました。
リアは、こんな感じ。
写真では分かりにくいんですが、メッキの入ったマフラーが2本出しで出ています。
シートは、車のグレードに沿ったブルーのラインの入ったシート。オシャレです。

ファブリックに、外側にアルカンタラを纏わせています。
座り心地は、特に感動するものでもありません。でも、長距離ドライブにはちゃんとに仕事をしてくれそうです。
ステアリングは、GTIと共通だそうな。

下にGTエンブレムが入ることと、非球面ステアリングがGTIのそれです。DSG操作用のパドルシフトも装備されています。

今のクルマですし「ブルーモーション」を名乗るくらいですから、当然アイドリングストップも標準装備。Aを○で囲んだ表示?がアイドリングストップの表示とのこと。踏んでいるブレーキを心持ち弱めるとエンジンが再始動するシステムになっています。
(乗ってみて)
試乗したのが数㎞だと、大して長い文章は書けないのですが(^^;)
DSGをノーマルモードにしていると、街中では何も感じません。例によってちょっとでも速度に乗るとポンポンとシフトアップしていくので、そのトルク感を感じることはありません。しかし、Sモードに入れると状況は一変します。背中を馬が蹴っ飛ばしたような加速をしていきます。かといってホイールスピンをするわけではありません。GTI同様、きっとディファレンシャルロック(XDS)とESPが良い仕事をしているんでしょう。平和裏に、強烈な加速をしていきます。ハンドルがブレる(トルクステアが起こる)ことも無いですし、エンジンの音とともにまっすぐ加速していきます。こういう乗り味だと、キビキビしたポロではもうなくなります。ビシッとした直進安定性、上級車そのものです。かといって、足回りがガチガチに締め上げられていた印象も無く、甲州街道のバイパス路や石川工業団地の産業道路のバタついた路面をしっかりいなしつつ捉えていた、そういう印象でした。
ブルーGT、日本国内では限定グレードのようですが、もしも正式なカタログモデルになると、GTIの立ち位置を完全に脅かす凄い車になる、そういう予感をさせてくれました。
噂によると、第一期輸入分がほぼ完売、とか(^^;)
Posted at 2013/09/16 23:20:23 | |
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