
さる日曜日、他の予定があることもあり早めに帰宅したんですが、中央道の八王子ICから自宅まで戻るのに必ず通過するのが、表題写真のDラーさんです。
目に入ったのは、当然ながら下の看板で
「ビートルターボとゴルフGTIの試乗ができます」という訳。
小生も、せっかく試乗するなら別々ではなく同時試乗をしたいと思っていたところでした。それに、ちょっと遠目にDラーを覗いてみると、あまり人影が見当たりませんでした。休日としては珍しい光景で、やはり3連休、みんな戸外に出てしまったんでしょうかね。
ということで、自宅に帰還してみやげ物を下ろしてきれいにした後、車ではなく
原チャリでDラーに向かいました。
小生の担当さんはお休みだったのですが、他のセールス氏が担当してくれたおかげで、晴れて
(!?)「ざ・びーとるターボ と 7型ゴルフGTI」を試乗することに。

ざ・びーとるターボです。見かけ上、ほとんど分かりません。

後ろを見ても、あぁ、スポイラーが付いているだけかな?先代ニュービーとは違い「Turbo」ロゴがあるわけでもありません。
でも、よく見ると、マフラーが左右2本出しになっていますね。6型ゴルフGTIより控えめな2本出しです。
一方、7型ゴルフGTI。乗った車はガンメタでしたが、面倒くさいので(?)ショールームにあった白い車を写メ。

どう見ても、GTIであることを自己主張しています。小生の乗る5型GTIのワッペングリルのような自己主張とは違うんですけどね(爆)

後姿も、明らかにGTIを主張。マフラーの位置も幾分目立ちやすい位置に配置されていますね。
ざびーとるターボの方が控えめなのは分かってもらえると思います。
一方、ざびーとるにはこんな装備が。

ダッシュボード上部に3連メーターが付いています。左から湯温計・ストップウォッチ・ブースト計です。
これはゴルフGTIには付いていません。
その代わりにゴルフGTIには、こういう目立つ表示が。
オンボードコンピューターに車間表示がグラフィックに出るんです。車間補助システムの兼ね合いかな?
乗ってみて・・・
(ざびーとるターボ)
DSGの制御なのか、Dレンジに入れている限り、街中では控えめな加速しかしません。これがGTIもそうです。でもひとたびSレンジに入れてアクセルを踏むとガツンと来る加速が来ます。結構押し出されるような加速をしていくので、最初のうちはそのキャラクターに戸惑うかもしれません。ブレーキは、個人的にはもう一つ効きが足りない印象でした。次に足回り。スポーツサスペンションを搭載し、またリアサスは標準のトーションビームではなくカブリオレと同様の4リンク(マルチリンク式独立懸架)なんですが、そのスポーツサスであることをあまり感じませんでした。乗り心地が柔らかく、明らかな上下動を感じたんですよね。あと、シートも座面が沈んでお尻を支え切れていない印象がありました。短時間で数㎞の試乗で何が分かる?って言われてしまうとそれまでなんですが、ちょっと気になりましたので。。。(^^;)
古典的なターボ車の乗り味を体感できる車なのかもしれませんね。そして、その穏やかな外観にササる人も数多いでしょう。
(7型ゴルフGTI)
6型GTIや6R型ポロGTIの正常進化形、というのが第一印象。前後左右の見切りがよく取り回しが良いのはゴルフの美点。GTIでも、そのまんまです。シートは、GTIシリーズ最高なのでは、というのが小生の印象。革張りだとシートの座り心地が変わるかもしれませんが、標準の布張りシートは、ちゃんとにコストをかけて作られたシートだと思いました。乗ってみて、ですが、とにかく平和に加速していきます。気が付いたら取締りが気になるような速度に、という類い。ザビートルターボと違い、加速感に姿勢変化をほとんど伴いません。そのまんま、平行移動していく加速。エンジン音も静かで、ブレーキもガツンではないけど必要に応じてちゃんとに効くタイプ。車の性格に合っていると思います。人にやさしいというか門戸が広い感じがするのもGTIの方ですね。車の電子制御が効くこともあって、どんなスキルのドライバーでも、安全に速く走れてしまいます。
でも、手放しには喜べない何かが。そう、乗った感じが「GTIの格好をした高級車」なんですよ。スポーツハッチの格好をした高級車。これで良いのかなぁ、ちょっと違うんじゃないのかなぁ、って感じたのも事実です。時代に流れなんでしょうかね、ちょっと複雑な気持ちになりました。
でも、この7型ゴルフGTI、お好きならばどなたにでも薦められる車であることには間違いありません。
いずれ出てくる「ゴルフR」は、さらに全身を進化させた車として世に出てくるのでしょう。
~おしまい~
Posted at 2013/11/06 23:33:40 | |
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