ある週末の静岡新聞に、下のような記事がありました。
関東在住でも、神奈川西部在住の方以外はなじみの薄い話題かもしれませんが、
「中部横断道 開通遅れる」
という見出しが。
さる6月のオフ会の時、道の駅富士川には、下のような看板がありました。
左側には、このように記されています。
右側には、「増穂IC~六郷IC間・平成28年度開通予定」と記されています。
右側の話は、予定どおりにいきそうなのですが、問題は左側の方。
どうやら、平成29年度開通が難しくなったようなのです。国土交通省の発表なのでほぼ間違いがないと思われるのですが、これは静岡・山梨及び長野県にとって痛い話。県境を越えるには峠か深山の谷を越えなくてはいけない山梨県(と山梨県中西部地方在住の人々)にとっては痛い話ではないかって思います。
御殿場市を越えていかないと山梨・信州に行けない神奈川西部在住の人々にも影響があるでしょう。何といっても、一旦東京郊外に入っていかなければいけない圏央道を走って山梨・信州に行かなくてはいけないとなると効率が悪いでしょうし、その御殿場市も南北の道路が国道138号線1本しか無いうえに集客力があるアウトレットモールがあるから慢性的に渋滞するわけですから。
新聞記事を見ると、山梨県南部町から静岡市清水区までの山中の地盤が工事開始当初の想定より脆く、工事の最中に大量の湧水が湧出して工事が難航している、というのです。正確な開通時期も、一旦は白紙になったのでしょうか。どこの新聞あるいはネット記事にも出てきません。
工事を進めてからではもはやどうにもならない話ではあるんですが、工事の延期は仕方がないことだと思うのです。近い例では、東海北陸道の長大トンネル「飛騨トンネル」が地盤と湧水が原因で工事が非常に難航したと聞きます。方向が東西と南北で異なりますが、リニア中央新幹線の南アルプス横断トンネルの工事にも、何らかの影響があるのではと考えられます。
この中部横断道の静岡山梨間の開通、まずは早期開通よりも安全な形で開通するのが望まれます。
果たしてこの先、中部横断道の工事がどのように工事が進められるのか、小生も見守っていきたいと思います。
Posted at 2016/09/02 21:24:55 | |
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