
今月初め、トヨタのアクアを初めて借りて乗りました。
かれこれ3週間近く経つので、心身ともに忘れてしまわないうちに、アクアに乗った感想をここで書いておきます。
乗った区間は、
自宅→R16・R129→圏央道→東名・新東名→R473・R1・県道234・79他→菊川市(昼食)→東名→県道61・44・40→R152→天竜スーパー林道→県道389→R152・R473・R151→鳳来峡IC→三遠南信道→新東名・東名・圏央道→R129・R16→自宅
でした。走行距離617㎞。
(走り出してみて)
トヨタのハイブリッド車。まず驚くのが、発進時、電池の残量があってクリープ走行している限り、電池だけで動くんですね。アクセルに右足を当てて初めてエンジンがスタートする。しばらく乗れば慣れるんですが、慣れてこない限り脳裏が「????」で埋まってしまいます。人間が古いのか?きっとEVや燃料電池車に乗っても違和感が付きまとうんでしょうね・・・(^^;)
トルク感は大したものでもっさりとした感じはありませんでした。その分、クリープの速度は速く感じます。
エンジンがかかれば、いつもの聞き慣れたトヨタの1.5L4気筒の音。何の刺激も感動もありません。ハイブリッドシステムの一員として、ひたすら黒子に徹している感じを強く受けます。でも、車を前に押し出す力感は、他のトヨタ1.5L車とは全く違い、強いです。明らかに余裕を感じる強さです。この感覚を体が知ってしまうと、1.5L以下のNA車に戻る気が起きなくなるかもしれませんね。
(乗り心地・足回り)
ヴィッツやパッソ・先代シエンタ辺りと比べると明らかに乗り心地が重厚で、しかも重心が低い感じを受けます。細いエコタイヤを履いていることもあって、乗り心地は柔らかい部類です。同乗者には、好まれる乗り味かもしれません。シートは、これまたいつものトヨタの、いや日本車らしいシートです。はっきり言って、長距離・長時間運転には不向きでしょう。
足回りについて。カーブを曲がる度に激しくロールするし、エコタイヤの影響なのか分かりませんが、「え?ほとんどハンドル切っていないのに?」タイヤが頻繁に鳴き出します。他方、重量配分がそうさせているのかは分からないのですが、FF車らしからぬ挙動が。重いはずの前輪なのに鼻先が意外にも軽く感じるし、また後輪がチョロっと流れる感覚を受けたのが面白かったです。走行時間を計るために、天竜の林道はオフ会本番よりも速いペースで走ってみたんですが(コラッ)、カーブで追い込む度に後輪が流れたりESP灯が点灯したりで、アクア特有の面白さを感じられました。とは言っても、いつもこうした乗り味では疲れてしまいますが。。。
(天竜の林道あれこれ)
(燃費)
アクアだけではなく、ハイブリッド車なら、燃費が良くて当たり前!と思うでしょうが、実際にこのような山道から市街地・高速道を走ってみて20㎞/lオーバーという数値が出るのは、理屈ではなく凄いことなんだろうと思います。
オール高速で一定速度走行なら、2割増しの数値が出そうです。ところで、カタログ数値として掲載されるJC08モードの燃費って、一体何の意味を成すんでしょうね。ユーザーが知りたいのは実際の燃費なのに。
(総括)
乗っていると、車を移動手段と捉えられて、車であることを意識させなくさせてくれること請け合いです。他に遊びグルマを所有している人なら、この車の実用車としての価値が相当高まると思います。
3ペダルのマニュアル車があったらいいのにね(爆)。
(おしまい)
Posted at 2016/11/17 00:17:29 | |
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