
前回のブログの続きです。
新東名清水PAから新静岡ICに向かい、高速を下車して大井川の山奥険道を走破してきました。
向かうは静岡市の奥の奥、井川へ。
この井川へ向かうルートは静岡市内から2つ有るのですが、どちらも土砂崩れが発生していて片側通行の区間があります。
今回は、路線バスが通るメインルート(県道189号三ツ峰落合線)ではなく、より難易度が高い安倍街道・大日古道ルート(県道27号井川湖御幸線)で井川に向かいました。なぜこのルートにしたかというと、特にはありません!単に道にいじめられたいというマゾヒスティックな理由から…
でもなく、いずれこのルートでツーリングしてみようという話がとあるところで出たので、何年かぶりに通ってみることにしました。非常に癖の強い県道、いや険道なので走破するのを躊躇することもしばしばなのですが、勢い余って(!?)通ってみました。
険道27号を走破した感想。
敢えて選んで走破したからには責任を持って走破しきらないと、冗談抜きに地獄が待っています。
特に写真の口坂本地区にある大日登山口から先の急勾配区間の悪路っぷりが際立っていました。
峠の中腹で土砂崩れがあって法面が崩落しており、その区間を通過するのがなかなか厳しいという覚悟はしていたんですが、それ以外の区間の荒れっぷりがこちらの予想を上回っていました。走行を決めた当初は、この区間の道は狭くても土砂崩落区間を除けば道が乾いていて走り易く、対向車とのすれ違いに気をつけていれば良いだけだろうと思っていました。が、実際は土砂崩落区間以外のところでも軽く山崩れが起きており、道の真ん中に尖った石が数え切れないほど落ちていました。その尖った石を避けたり、場合によっては車を降りてどかしたして走り抜けることが精一杯で、道中の写真を撮る心的余裕は全くありませんでした。確かに、自転車・バイクを含む対向車は来なかったものの、その道の荒れっぷりにはただただ閉口するばかり。次第にハンドルを握る手のひらが汗ばんできたり心臓の鼓動が聞こえるほど脈拍が速くなったりしていました。
頂上の大日峠では若いバイクツーリストたちが停まっていましたが、自分も車を停めてタイヤチェックをすることに。石を避けていたはずなのですが、何度かゴリゴリした音をタイヤ越しに聞いたので、停まってタイヤ4輪チェックしないわけにはいきませんでした。とりあえず、おかしなものを何も踏んでいなかったことなり空気圧の急低下を感じることはなかったので、井川ダムに向かって一気に下りました。
南アルプス公園線(県道60号)に入った辺りで先導車を発見!
A県北部ナンバーのNISMO仕様の日産ノートでした。走り慣れている感じがするほどの良いペースで走行していただけたので、しばらく一定車間でついて行くことに。でもダムが眼前に迫った辺りで先々導車に捕まり、亀さんペースで井川ダムの上に進入。
いつものとおり、ここでしばらく停車し、ダムやら湖やら車とのショットを撮りました。
ダムのすぐ近くにある井川駅にて。
市の自主運行バスが停まっていました。井川駅を初めとして井川の村々を停車し、メインのルート(県道189号)を南下し、麓の横沢地区まで走行します。横沢からは静岡鉄道の路線バスに乗り換えて静岡駅まで向かいます。このバス(ハイエースです)の凄いところは、あの急峻かつ整備不良的な険道を毎日毎日、地元も生活の足として走行することです。雪が降ったときでも道が通行止にならない限り運行するので、頭が下がるというか尊敬に値する路線です。
(閑話休題)
本題に戻ります。井川駅の次は、某みん友さんが別SNSで上げていたつり橋・井川大橋の袂に行ってみました。
(表題写真です)
某みん友さんはこの橋を通過したところの写真を撮られていましたが、小生はヘタレにつき車ごと渡らず、つり橋を自分で少し渡って写真だけ撮って引き返してしまいました。
下を流れる水の色と深さ、それに水流の速さが半端ではなかったので、自分からはギブアップ(>_<)
大橋の先のキャンプ場付近にて。
山梨の早川沿いにも、こことそっくりの景色の場所があり、よく目の錯覚を起こしてしまいます(ホントウカ)。
この辺り、遠目でも水がきれいなのが分かり、先ほどの水が濁った大橋の下とは違う景色でした。車で10分もかからないのにね。。。
戻って、井川のビジターセンターへ。
さくらももこさん作成の看板の絵に癒やされます。
井川からは、静岡市内に戻らず、大井川を下って川根温泉方向に向かいます。
市道閑蔵線。

ここも土砂崩れが多い地帯ですが、上流域の一部区間を除いて道が荒れまくっていました。
険道27号同様、ここ数年では最も道が荒れていました。落石を警戒するだけでなく、この道は対向車も多く(5台と離合)、全く気が抜けない道でした。そして、対向車がことごとく関東からの車だったのに唖然としていました。ま、対向車もこちらのナンバーを見て唖然としてたでしょうけどね…(滝汗)。
大井川を下り、R362の歩きつり橋を通過。
井川ビジターセンターから1時間ほどで道の駅川根温泉に到着。
途中、何時間も携帯電波が来ていない状態だったので、復活した様子を見て安心した自分。
休憩やら連絡やらで1時間ほど過ごすことに。
午後5時半に川根温泉を出発。新東名を島田金谷から新清水まで利用し、そこからは富士川遡上ルートで山梨県に向かい、夕食やら仮眠やらをして過ごしました。でも3連休の中日で東京方面への上り線の渋滞は収まらず、結局は国道20号やら20号の脇道やらを通って翌日午前1時前に帰着しました。
楽しかったけど疲れが酷く、翌日は休日というのも相まって、昼近くまでぐっすりと寝ていましたとさ。
(備忘録)
走行距離513km
オンボード上の燃費13.9km/l
Posted at 2018/07/21 01:20:37 | |
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