昨日から様々なメディアなり個人ブログで話題になっている、
この話である。
他山の石、って片付けるのは簡単なんだけど、ここはひとつ考えたいものだ。
今の車では回数が減ったが、前の車に乗り始めてから随分とオフ会に参加し、隊列走行をしてきた。今でもフランス車OBとしてプジョー、特に307がらみのオフ会に参加することがある。自分が乗っていた車と同じ車、そしてそのオーナー氏とひとときを共にする、何とも言えない感慨に浸れる時間である。隊列走行してても楽しいものだ。たとえゆっくりだろうが速かろうが。
で、車が変わった私は、別の車に乗っている者の運命(!?)として先頭か最後尾に陣取ることが多い。先頭だと隊列を見ることはバックミラー越しにしか見えなくて寂しいけど、人を車に乗せていると一緒でその参加者(参加車)が安全に隊列走行をして目的地に着くことができる、ひとつの責任を否応なしに負う立場になる訳だ。私が最前に来た時は、メンバーにもよるが不慣れとかツーリング初参加の方とかがいると間違いなくゆっくり走行になる。大方制限速度あたりだ。それぞれ力量のある方々が集まると平均速度は上がる。でもせいぜい平均で+10~15km/h位だと思う。先頭だとそうでもないが、最後尾にいるとちょっと平均が上がっただけでも2~30㎞/h差が出てくることがよくあり、その結果非常に危険な走行を強いられることがままある。
私自身、車をイキイキと走らせるためにも、それなりには速く走ることは好きだ。
一方で速く走れば(道にもよるが)おのずと車と道路との限界点に近づいてくるし、それを身体で感じとることもできる。ということは緊張感と言うか緊迫感も上がり、漫然とダラダラ運転することができなくなってくると思うのだ。
今回の事故、あんな多重事故にもかかわらず誰もが軽傷ですんだこと、それ自体奇跡だと思うし、論調によっては「何億円の損害」だのというナンセンスな物もある。が、ここではそういう話をするのではなく、隊列走行を同好会でやれば、1回は必ず危険な路面なり道路環境に出くわす、と思う。
つまり「他人事ではない」のだ。
楽しく安全な隊列走行をするのは、楽しいんだけどリスクもあるし、何よりも周囲の交通環境にも常に手を抜かず配慮することが求められる。
自分が隊列走行の当事者になったら、今回の一件を常に頭の隅っこにとどめておきたい、そう考えさせられる今回の事故だった。
Posted at 2011/12/05 21:46:35 | |
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