
こんばんは。
今日は、GOLF-GTIのシートとシートポジションについて、つらつらと思うことを書いてみます。
写真は、私の車ではないのですがGOLF-GTI(Ⅴ型)のものです。
今日の昼間、仕事場のそばで駐車されているGTIを見かけたので思いついたのが今回の話。
ゴルフ君のシートは、最高級グレードのGTXと初期型のGTを除き、シートは手動調節。GTIも例外ではなく、ランバーサポート以外はすべて手動。リクライニングは、仏車を除いてよくありがちな、ダイヤル式リクライニング。ダイヤルでぐるぐる回すのでちょっとの微調整もし易くてポジションが決まり易い、という利点があるものの、レバー式のように背もたれをバタン!と倒せる代物ではありません。
長時間運転していると、この「リクライニングレバー」の存在が無性にありがたく思える瞬間があるわけです。そう、急な眠気が襲ってきてすぐにでも車を停めて眠りたい時です。レバー式だとバタンと一瞬で倒せますし、パワーシートだと多少時間がかかるものの労力を使うことなく背もたれを水平に近い位置に持っていけます。でも、ダイヤル式だとそうはいきません。ネジのような固いダイヤルをえっちらおっちら回して水平にしたり、運転再開時にはまたえっちらおっちらとダイヤルを回して元の位置に戻していきます。慣れれば観念してきますが、最初のうちはこのダイヤル式リクライニングを何度も面倒に思ったものです。でも、慣れればというか頻繁に使うとダイヤルも心なしか柔らかくなって扱いやすくなっているような気がしてきます。かといってシートのフレームがヤワになってガタガタしてくるわけでもありませんので、安心して操作できます。
さて、私のシートの位置ですが、MT車なのでもちろん左足でクラッチを踏み付けたところでポジションを合わせます。当たり前ですね。
でも、ここで私特有のこだわりがあって、背もたれの位置は限りなく直角に近いところまで上げます。猫背気味ということも多少はありますけどね。。。
お尻はもちろん、背もたれの付け根にピタッとくっつけてポジションを決めていきます。
今まで乗ってきた車でも同じことをやっているのですが、どんな車でも直角に近いところまで背もたれを持っていかないと、尻と背中が落ち着きません。シートと身体を密着させることで、車と人間をより一体化させるという狙いもあります。ハンドルからも路面情報を拾いますが、シートを通じても路面情報を拾うことができます。GOLFの場合、電子制御パワステの影響か、ハンドルからよりもシートからの方が路面状況を把握しやすい気がしますね。それに直角に近いポジションにしておくと、まず車に乗り込んだ時に「今日もしっかり運転するぞ!」と気を引き締めてくれたり、またアイポイントが高くなるので遠くも近くも見えやすくなるという利点があります。
さて、冒頭のGTI、DSG車でした。そして、とくに同じ車でだれも乗っていないのを見つけると、そのシートの角度を見てしまうんですね。背もたれを立たせているのか、それともVIPカーばりに寝かせているのか、そういうところに目が行きます。ポジションをどうするかで、そのドライバーさんの運転姿勢が垣間見えるからです。ちなみに、冒頭の車はちょっとVIPカー寄りの、少し背もたれを倒し気味にしていました。自分のポジとはかなり違うので、そう、違和感を持ちました。ま、DSGでイージードライブを許してくれる上にボディーが堅牢なのでちょっとやそっとの事故では車が壊れないと自認されていることなんでしょう。峠とかサーキット走行はせずに街中と高速道路の走行を楽しまれているから、シートのポジションをルーズにしているということなんでしょうね。私のように狭い山道を駆け抜けるような運転には到底向かないドライビングポジションをとっている、そうみえる訳ですね。
私みたいに、あたかもリクライニング機構の無いフルバケ車のような立たせポジションをとっていると、それはそれで賛否があることと思います。でも、安全に走るにはドライバー自身たちの能動的安全も確保していく必要があります。シートポジションの取り方も、またしかり。侮れないのです。
考え方はいろいろあると思いますが、立たせポジションをとっていると、それだけでも運転に対する姿勢が垣間見えて格好よくもみえる、と思いますが、いかがでしょう?
Posted at 2012/11/15 00:30:22 | |
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