
暑い最中で緊急事態宣言下で、どうにも悶々とする日々だと思いますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
このブログを書いている今日は、台風が関東の近くに接近していることもあって、せいぜい近所での買い物で過ごしています。
仕事で広島県のことを調べていたら、自分が広島県と言うか中国地方にレンタカーでドライブ旅行した思い出がふと浮かんできました。
帰宅して、当時書いた
ブログと
フォトギャラリーを開いたら、この旅行の時のことをいろいろと思い出し、あらためて過去ブログとして書きたくなりました。
今回の話の命題は、「命拾い」「ヒヤリハット」「反省」「復習」です。
この日の走行ルートは、概ね下の図のようなルートでした。
旅の最終日に岡山のお友達と会うため、岡山駅前でレンタカーを借り、出発点としました。
車を借り始めたのは10時頃、到着予定、即ち宿泊先へのチェックイン時刻を午後7時としました。
距離はあるものの、9時間もの時間が有れば現地に難なく着けると予測。幸い、借りた車がすこぶる調子の良い車で、ロングドライブをこなせそうだと思いました。
それに、雪が多少積もっていたとしてもスタッドレスタイヤを履いているので、たとえABSしか装着していなくても行ける、と、車を借りる手配をする時に判断。この判断は、認識が甘かったと後で振り返ることになります。
上の図のようなルートにしたのは、当時ハイドラをやり始めて間もない頃で、道の駅のチェックポイントを出かける先々でターゲットとしていました。今回の旅行では、国道191号線を中国自動車道の戸河内インターチェンジから利用すると、目的地の萩市までの間で6ポイント取れることをあらかじめ把握していたので是非とも取っておきたい、と思ったのでしょう。
しかし、その行程そのものが失敗というか無茶だったということを、現地を訪れてまじまじと思い知らされるはめになりました。
以下、写真で振り返ってみます。
快晴の岡山駅に到着。
ホンダ・フィット(2世代目)を借りました。
山陽自動車道の福山SAにて。
ここで遅い昼食をいただきました。
当時の広島県の観光キャンペーン。
自虐的過ぎ(^^;)
失礼ながら爆笑してしまいました。
広島市内で山陽道から広島道を経て中国道を走行。
下車先の戸河内IC周辺にて。
あれ?雪がありますね。
しかもどんよりと曇っています。
中国道に入るまでは快晴だったのに、トンネルを抜けてものの数分走ったらこの状況。
レンタカーはスタッドレスを履いているし、まぁ大丈夫でしょう。
ただ問題なのは、萩まで130kmあってしかもオール下道走行、なのにチェックイン時刻まであと2時間20分だったことですが。。。(笑)
国道191号を西へ快走します。。。
戸河内インターから20分ほど走ります。
むむむ。。。
ちょっと待て!何だこの積雪量は!?
明らかに50cm以上積雪があるぞ。
相棒のフィットはエアバッグとABSしか安全装置が付いていない。しかもFF2輪駆動だし大丈夫か!?
そしてICから45分ほど(写真の時刻から逆算)で広島・島根の県境へ。
日が暮れていて地吹雪。。。
雪の高さは運転席での視線より上だったので1m50cmぐらいの積雪量があった模様・・・
同乗者は誰も居ない。自分1人だけ。
ABSしか効かない車は、スタッドレスを履いていても微妙に空転して思うように走ってくれない。
車が動かなくなったらどうしよう。自分の運転ミスで側壁に衝突したり川に落ちたりしたらどうしよう。。。
この時ほど、「惨めな遭難」を意識したことはありませんでした。
雪が路面から無くなるまでは時速20km/h前後のノロノロ速度で走行。所要時間を測っていたわけではないので分かりませんが、残っている写真から算定すると、30分ぐらいはこんな調子で走っていたようです。
山を幾分下りた道の駅の駐車場を過ぎたあたりから急激に除雪が進み、本来の走行リズムを取り戻して快走できるようになりましたが、とにかくトイレが無く、次の道の駅ポイントまで直行して小休止。ここで既に午後6時。目的地まで80km有るので到底チェックイン時刻までに着けないことが判明したので、旅館に電話し、食事を含めてチェックインを1時間延ばしてもらえるようにお願いしたところ、快く許してもらえました。よかった。。。(^^;)
「命拾い」をここで実感。とりあえず、自分も車も生きている。。。(^^;;)
一方で、コース選定をする際には、あらかじめ、現在の交通状況だけでなく、現地の気候特色を調べたり、写真を検索して冬場の景色を見たり、ユーチューブなどで上がっている走行記録動画を見たりして検証しておくことが必要だった、と深く反省しました。
また、冬場で山道を走行する場合には、スタッドレスタイヤの装着だけでなく4駆車やSUV車を借りられるように手配することの必要性も、体で知りました。
さて、深い雪道を走ってきたので、駐車場で軽く点検をして走行に支障が無いことを確認して再出発。信号がほとんど青でストップアンドゴーが萩市内まで全く無し!
当初のチェックイン時刻より40分近くの遅れで旅館にチェックインしました。
この時の夕飯のお料理がこの上なく美味しく感じられたのは言うまでもありません。
翌日、翌々日は余裕を持った移動で問題なく過ごせました。
このドライブ旅行以後、特に冬場のドライブでは、密に情報収集するだけでなく、走行動画記録を観たりすることで路面やコースのイメージを掴んでから本番に望むようにしています。でも、このドライブ旅行以後、自ら好んで雪道を走ることをほとんどしなくなりましたね…(^_^;)
この時の命拾いの経験が、雪道とは関係ないけれども、たとえば下道走行で検証しておくべきポイントを押さえるとか、自分が企画するツーリングの下支えになっているかもしれません。
今回のブログも最後までお読みくださり、ありがとうございます。
(おわり)
Posted at 2021/08/07 22:12:30 | |
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ヒヤリハット | 日記