スカッフプレートの修正

ドアトリムを新しく取り付けた数日後、突如としてドアが開かなくなりました。
少し開いたところで引っかかってしまいます。
それも左右同時に。

原因は純正オプションのステンレススカッフプレートが浮き上がり、ドアトリム下端の耳も広がるように変形したことで両者が噛み合うようになったことでした。
片側ならば車内からドアトリムを外せば開けられるのですが、力技で開くしか方法がありませんでした。

曲がってしまったスカッフプレートはサイドシルのトリムにしっかりと固定されているため、トリムごと外します。
水路になっているため汚いですね。

黄色く囲った部分が広がるように変形しています。
ここは車体に取り付けた状態で少しずつカットしました。

ステンレススカッフプレートは両面テープと爪で固定されていました。
両面テープのみであればもう少し簡単に外れてドアが開いたのですが…。
歪みを修正して浮いている箇所を無くし、磨き直します。

スズキデザインのプレートはシルバーに塗ります。
もともと黒かったのでモールドだと思っていたのですが、パーツリストで確認すると、
トリムカバーとは別パーツになっていました。
剥がすと恐らく曲がるか割れてしまうと思いますので、マスキングして塗装しました。

私の個人的意見ですが、スズキはカプチーノ以外にもラパンやジムニー、スイフト、ハスラーといった良いデザインのクルマを作っているんだから、もっとこのロゴを使ってほしいと思います。

仮合わせしたところ。
ステンレスを縁取っていたモールを極力薄くするか、もしくは外さないとドアトリムに引っかかることが判りました。
両面テープもあまり厚くないものを使います。

せっかく開けたので、パネルを固定する鉄クリップの穴からサイドシル内にノックスドール750を噴霧しました。
ノズルが優れものですが、しばらく車内が石油臭くなりますね。
その穴に少し錆が出ていたため、グリスを塗っておきました。
錆びていたクリップは全て交換しました。

ドアトリムボードクリップ
09409−10308　単価119円×6個

何故か片側にしか着いていなかったドアクッションゴムも注文して取付けました。
3つある◯の一番下のものです。

クッション，ドア
77191−80F00　単価969円×左右

当たり前ですが、ドアがきちんと開閉出来るようになりました。
ヒンジやドアストッパーに注油して今回の作業は終了です。
ボロボロだったスカッフプレートがキレイになりました。
ヘアライン仕上げにして少しテカりを抑えています。