今回の走行では、キャリパー温度の確認以外に、
リム幅(9J、9.5J)が違うホイールで走行テストも実施しました。
タイヤはさすがに新品のZⅡとはいかないので、
今回用意した9.5Jのホイールに2月まで使っていた3部山のZⅡ(12年製)を組み込んでのテストです。
組み合わせの状況は以下のとおり。
≪9J 5部山≫
RAYS G25 18インチ 9J +45 7.4kg
DL ZⅡ 255-35-18 (13年製) 5部山
重さは20kg
≪9.5J 3部山≫
ENKEI RS05RR 18インチ 9.5J +43 9.0kg
DL ZⅡ 255-35-18 (12年製) 3部山
◆9.5J 3部山は?
リアのトラクションのかかりが良くない。(2月に使っていたときも全く同じ)
タイヤの限界を超えると、唐突にスライドするが
慣れれば失敗に気づきやすいので限界が分かりやすい。
前後のグリップバランスは良いので、コーナー進入の姿勢が作りやすく思ったよりタイムは出る。(47秒7)
10週連続タイムアタックしても47秒後半~48秒フラットで安定していてベストは7周目に出た。(^-^;
※試しに2枠目も同じパターンで走行しましたが、全く同じ状態。仮想ベストは(47秒6)
以前9Jで使用していたときと比べて、ややサイドウォールが固い感じがあり
タイヤをしっかり潰さないとグリップが抜けやすい傾向。
熱ダレはあまり感じることはなかった。

ENKEI RS05RR + DL ZⅡ 255-35-18
◆9J 5部山は?
山があるだけに3部山と比較してリアのトラクションのかかりが良い。
タイヤの限界を超え、スライドしても穏やに収束する。
収束しやすいからある意味、失敗に気付き難いのかも・・・(^-^;
5週連続タイムアタックでタイヤのタレを感じる。
47秒後半で安定していてベストは4周目に出るのは今までと同じ。(47秒6)
挙動は緩やかで運転はしやすいけど、5週目になるとフィーリングが悪化する。
平均LAPは3部山より0.2程度良い。仮想ベストは(47秒4)

RAYS G25 + DL ZⅡ 255-35-18
こういった感じで、タイヤの山の違いによるところが大きいものの、
リム幅は255サイズのZⅡだと9Jのほうが乗りやすい感じですね。
ちなみに9.5Jのホイールには、今後265サイズを入れる予定です。
※リアは調整式アームを入れてキャンバーをつけないと厳しいようです。
3部山のタイヤが後半にタイムがでるのは、タイヤの山が少なくなって
発熱が遅くピークグリップまでに周回が必要といったところでしょうか。
走れば走るほど、どんどん良くなっていったので、恐らくそういうことでしょう。
それぞれのパターンで、空気圧の違いやタイヤ温度など・・・
データも取って内容を整理すると、なかなか面白いことがわかりますね。
内容は・・・・ 秘密です。(^^ゞ
あと、ホイールの重さや剛性の違いとか・・よくわかりませんでした(爆)
最後に、RS05RR+255-35-18のマッチングですが、
フロントはステアリングをフルロックまで回すとボディにわずかに干渉します。
リアは普通に走っていると干渉しませんが、旋廻時にリアサスのトーがINに向くため、
サイドブレーキワイヤーのステーにタイヤが干渉する場合があるようです。
ステーを少し曲げて回避させましたが、ワイドタイヤを入れる場合は注意が必要ですね。
あと車検はNGです。9J+45のG25ならOKだと思います。

≪車両データ≫
フロントのキャンバーは2度30分
リアは約1度30分~2度(ノーマルアーム)
車高30mmダウン
ENKEI RS05RR 18インチ 9.5J +43
DL ZⅡ 255-35-18